家畜繁殖研究會誌

NaCl-Ac溷濁度試験.II.飢餓による肝グリコーゲンの変化とNaCl-Ac溷濁度との関係

本間運隆, 中谷洋一

1959 年 5 巻 1 号 p. 17-18
発行日: 1959/07/10
公開日: 2008/05/15

DOIhttps://doi.org/10.1262/jrd1955.5.17

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Liver glycogen and several blood constituents were determined in fasted and non-fasted roosters injected with the same dosage of estrogen (Euvestin sol TAKEDA).
The 72-hour-fasting was significantly effective in lowering the plasma glucose and liver glycogen, but was not effective in the NaCl-Ac turbidity and plasma calcium values.

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Bipolar electrodeによる牛の射精装置について

向居彰夫, 岡本昌三

1959 年 5 巻 1 号 p. 19-21
発行日: 1959/07/10
公開日: 2008/05/15

DOIhttps://doi.org/10.1262/jrd1955.5.19

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MARDEN(1954)の報告に基き電極(直径4.7cm,長さ33cmの木製円柱の周囲に幅0.85cm,長さ27.5cmの4枚の銅板を90°の間隔ではめ込み,相対する銅板を同極となるよう接続する)及びパルス発生装置(パルスの周波数及び電圧を0~70c/s,0~10Vの連続可変とした最大出力約7W,インピーダンス6~10Ω)を作り25~30c/sの電流を用いて2秒通電,1秒切断を反復しながら電圧を0.7V程度から牛体の反応に応じて徐々に上昇させると,0.7~3.2Vでペニスが勃起し,3.9~6.4Vで射精が開始され,更に数回の反復刺戟によつて良好な精液を得ることに成功した。

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高温時における陰嚢冷却が牛の精液性状に及ぼす効果について

岡本昌三, 石井尚一, 向居彰夫

1959 年 5 巻 1 号 p. 22-24
発行日: 1959/07/10
公開日: 2008/05/15

DOIhttps://doi.org/10.1262/jrd1955.5.22

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1)ジャージー種牡牛2頭を人工気候室(室温昼間32°C,夜間30°C,湿度55~60%)内に5週間収容して,うち1頭の陰嚢を流水をもつて冷却し,他の1頭は対照として無処置とし,その間の精液性状の変化を調べた。
2)精液量は漸増し,精子濃度及び1射精当り総精子数は漸減して,特に第4~5週において著明な減少が認められ,この傾向には両区間に差が認められなかつた。
3)活力,異常精子率及び精子生存日数については,対照区では著しく悪化し,精子の運動力を示すものなく,異常精子率は約90%にまで及んだが,冷却区ではほとんど変化が認められなかつた。
4)以上の結果から造精機能の保持に対する陰嚢冷却の効果は期待されないが,精子の成熟過程における高温の有害作用はおおむね防除し得ると考えられる。

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鳥類における属間雑種作出を目的とするElectro-ejaculationの研究

渡辺守之

1959 年 5 巻 1 号 p. 25-26
発行日: 1959/07/10
公開日: 2008/05/15

DOIhttps://doi.org/10.1262/jrd1955.5.25

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1)バリケン及びきじに電気刺戟を与えて従来困難視されていた精液採取が極めて容易に行われることが確証された。
2)•ミリケンは20volts,0.04~0.05amperesの交流で又きじは10volts,3~5milliamperesの交流で夫々3秒宛,5秒間隔で4~5回通電すれば容易に射精する。
3)両種属とも電気刺戟により採取した精液の性状に異常はない。
4)電気射精法を連続しても鳥体においてaftereffectは認められない。
5)以上により電気射精法は鳥類における種間又は属間雑種の作出において重要な役割を演ずるものと考えられる。

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受胎困難牛に対する黄体ホルモンの応用成績(第1報)

斎藤千寿男

1959 年 5 巻 1 号 p. 27-28
発行日: 1959/07/10
公開日: 2008/05/15

DOIhttps://doi.org/10.1262/jrd1955.5.27

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NaCl-Ac溷濁度試験.III.ヘパリンによる溷濁度の増加と血清リポ蛋白との関係

本間運隆

1959 年 5 巻 1 号 p. 29-31
発行日: 1959/07/10
公開日: 2008/05/15

DOIhttps://doi.org/10.1262/jrd1955.5.29

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Additions of Heparin-Na to the serum of estrogenized roosters caused a striking increase of the NaCl-Ac turbidity value. This phenomenon suggests that the serum lipoprotein forms a heprin-lipoprotein complex, not soluble in the NaCl-Ac solution. The faint NaCl-Ac turbidity observed in the heparinized plasma of untreated roosters, also may be interpreted as the result of the same phenomenon.

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