豚の血清中PのEIAを行った。測定i操作はP標準液(メタノール)より,0,25,50,100,200,500および1,000pgを小試にとり乾涸後, bufferを0.1m
l加える。別に可検血清0.05-0.1m
lを小試験管にとり20倍量の石油工一テルで抽出し,エーテル層を別の小試験管に移して乾澗後,buffer 0.1 m
lを加える。次にAPS(×7,500)0.1m
lを加え,室温で3時間放置後,P-β-Gal (×100)を0.1 m
l加え,室温でさらに3時間放置後,ARGS(×40)を0.1m
l加え,4°Cで一夜放置する。3,500rpmで20分間遠心し,上清を捨て沈殿物をbufferで1回洗浄後2m
lのbufferに浮遊させ,酵素活性を測定する。
測定結果は回収率89.47±9.82%(mean±S.D.),測定内および測定間変動係数は共に10%以下,またRIAとの相関も良好(γ=0.96)であった。さらに本法はRIAに比べ設備面の制約も少ないので豚においても実際的日常的測定法として十分応用できるものと考えられる。
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