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38 巻 , 9 号
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研究論文
  • 守岡 修一, 藤原 健史, 田中 勝
    38 巻 (2009) 9 号 p. 624-632
    公開日: 2011/07/13
    ジャーナル フリー
     わが国の廃棄物発電はエネルギー政策,施設整備計画によって推進されてきたが,ダイオキシン類削減施策により排ガス処理プロセスの高度化,灰溶融の導入により廃棄物発電システムは大きく変わり,灰溶融炉付設システムやガス化溶融システムなど高度な中間処理施設となった.一方,ダイオキシン類対策により施設の全連続化・広域化は進んだが,発電規模として望ましいとされる300t/日以上の施設は増えず,300t/日未満の施設での発電が多くなっている.2007年度までに稼動している廃棄物発電の発電量,購入電力量,消費電力量,化石燃料使用量の維持管理データを調査した結果によると,焼却能力が小さくなるほど消費電力量が増加し,溶融に化石燃料を消費しており,発電はしているもののエネルギー消費型の施設となっている.今後,さらに大きな広域化によって300t/日以上の施設を増やすか,複数の地域で灰溶融を含めた灰処理のみ集合化することが必要になると考えられる.
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  • 池 道彦, 井上 大介, 遠山 忠, 松永 祐紀, 桃谷 尚憲, Hoang Hai, 清 和成, 惣田 訓
    38 巻 (2009) 9 号 p. 633-641
    公開日: 2011/07/13
    ジャーナル フリー
     ウキクサ根圏を利用してノニルフェノール(NP)分解菌を集積し,ウキクサ-根圏微生物共生系による池水中のNPの分解・除去を試みた.池水のみではNP分解は生じなかったが,ウキクサ存在下では池水中のNPが顕著に減少した.ウキクサ存在下でのNP除去機構についてさらに検討した結果,ウキクサを植え付けることでその根圏にNP分解菌が集積され,NPの生分解が生じ,池水中のNPが効率的に除去されることが示唆された.このウキクサ根圏からNP分解菌の分離を試みた結果,2菌株のNP分解菌(ISNP-A,B株)を分離できた.これらのNP分解菌は既報で自然環境中から分離されているNP分解菌よりも高いNP分解能を有していることが明らかになった.しかし,これらの菌株の分解能は長期間の培養・保存によって失われることが明らかとなり,根圏環境が能力維持に必要であると考えられた.
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  • 小林 拓朗, 李 玉友, 久保田 健吾, 原田 秀樹
    38 巻 (2009) 9 号 p. 642-651
    公開日: 2011/07/13
    ジャーナル フリー
     バイオガス中の硫化水素は,発酵槽へ微量の空気吹き込みを行うことで硫黄酸化細菌の働きによって除去することが可能であり,この生物脱硫法は簡易かつ経済的な手法として注目されている.生物脱硫の実証実験を行っているバイオガスプラントにおいて,発酵槽内部ではフィラメント状の硫黄を蓄積した生物マットが形成された.生物脱硫においてこうした発酵槽内部での反応環境および微生物生態に関してはほとんど知られていない.本研究では,微小電極測定と分子生物学的手法を用いてマットの内部および環境微生物生態の解明を試みた.微小電極測定の結果から,硫黄蓄積の反応制御因子であるマット内への供給O2/S2-tot比(S2-tot=H2S+ HS+S2-)は0.45であり硫黄蓄積に適した環境であった.また,CARD-FISHの結果から,マット内で硫化水素からの硫黄生成を行っていると考えられるアクティブな硫黄酸化細菌はSulfurimonas属に近縁な細菌であり,それらの細菌がフィラメント硫黄形成に関与している可能性が示唆された.
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研究ノート
  • 青木 豊明
    38 巻 (2009) 9 号 p. 652-655
    公開日: 2011/07/13
    ジャーナル フリー
     酸性雨のモデル溶液として酸性水溶液を溶出液として使用したロングパイル人工芝の充填材である黒ゴムチップなどからの亜鉛の溶出濃度は,充填材中の亜鉛含有量におよそ比例していた.そこで黒ゴムチップ中の亜鉛の削減を化学的処理および物理的処理の併用から検討した.種々の化学的処理を行ったが,その中で硫酸溶液を用いることにより最も改善することができた.さらに物理的処理の併用法として超音波処理と加熱処理を行ったところ,さらに効果の改善がみられた.化学的処理および物理的処理の併用の処理を黒ゴムチップに行うことにより,亜鉛の溶出濃度を排水の排出基準値(2mg/L)以下に抑制することができた.
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調査報告
  • 吉川 循江, 田中 礼子, 日高 利夫
    38 巻 (2009) 9 号 p. 656-663
    公開日: 2011/07/13
    ジャーナル フリー
    近年,横浜市等の都市部において地下水を水源とする専用水道が設置される動きが目立ってきた.横浜市域における自己水源型専用水道の浄水処理方式としては,除鉄・除マンガン方式,急速ろ過方式及びこれらの組み合わせ,さらに膜ろ過方式も導入されている.一方,専用水道の原水として使用される被圧地下水中に含まれるアンモニア態窒素については,浄化工程で硝化や脱硝されて硝酸態窒素や窒素ガスにまで処理される.この処理性が,浄水処理方式の相違によって異なるか否かは明らかになっていない.今後,専用水道の設置許可を行う場合に,横浜市域の地下水の水質特性に合わせた処理方式の選択が必要と考えられる.そこで,浄水処理工程の前後におけるアンモニア態窒素,亜硝酸態窒素,硝酸態窒素濃度を比較し,浄水処理効果を確認した.
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