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44 巻 , 5 号
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研究論文
  • 井上 智実, 中村 靜夫, 山本 貴志, 坪内 武夫
    44 巻 (2015) 5 号 p. 268-276
    公開日: 2015/10/23
    ジャーナル フリー
    燃料油汚染地のバイオオーグメンテーションへの利用を目的として燃料油を分解できる微生物の分離を行った.その結果,土壌からA重油中のn- アルカンに分解活性を示す菌体(KO14-1株)の獲得に成功した.KO14-1株はA重油1,000 ppm(v/v)においてpH 7.0,25℃で24時間後にA重油中のn- アルカンを84.3%分解できることが判明した.16S rDNA 配列に基づく分子系統解析の結果からKO14-1株はAcinetobacter属の細菌種であることが明らかになった.更に同属種で分離株に比べアルカン分解能が低い菌株の共存下における分解活性の影響を調べるために著者の研究機関で保有するアルカン分解性菌株Acinetobacter sp. A-1株および(もしくは)Acinetobacter sp. A-71株と混合して競合性試験を行った.その結果,A重油中のn- アルカンは24時間後に63.2%,48時間後に77.2%の分解率となり,アルカン分解能が低い同属種の菌株共存下でも優先的に増殖することが示唆された.そこで,T-RFLP法を用いて占有率を調査し,n- アルカン分解への寄与菌株を解析した.その結果,KO14-1株の占有率は試験開始時に37.1%であったが,24時間後に80.3%に増大し,その後48時間まで維持された.これらの結果から競合系におけるKO14-1株のn- アルカン分解への寄与が明らかになり,同属種のアルカン分解菌の共存下においてもKO14-1株による高い分解活性の保持が確認できた.
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調査報告
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