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尾崎 伸吾, 津田 兼, 田島 典拓, 冨永 潤
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1205-1210
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
皿ばねの荷重-たわみ関係は上下端の摩擦境界の影響によりヒステリシスを呈するが,既存の設計式ではこれを適切に評価できない.本研究では,有限要素解析に基づく系統的な検討を実施し,皿ばねの変形挙動に及ぼす摩擦境界の影響について検討した.また,ヒステリシスを考慮した荷重-たわみ関係の評価法を提案した.
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Hakan Sahin, Naoto Fukushima, Takahiro Mochizuki, Ichiro Hagiwara
原稿種別: Research Paper
2010 年 41 巻 6 号 p.
1211-1218
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
In this paper, a new linear suspension actuator with a suspension control law based on a novel energy-based optimal control method is proposed for self-powered active suspension systems. Since the effective inertia of such actuators along suspension motion axis directly affects the suspension performance, proposed actuator is specifically designed to reduce this effective inertia. Anti-parallel relief valves are utilized in design aiming more effective shock input force suppression. Hybrid actuator is controlled by a novel optimal control method. Overall system is evaluated by a hardware-in-the-loop simulation. Results reveal the superior performance characteristics of the proposed hybrid actuator and suspension control law both for random roughness road and smooth road with a road bump.
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-新開発タイヤ試験装置の概要とタイヤ損失測定への適用-
井上 勇, 及川 英樹, 八木 博行, 野田 明, 鈴木 央一
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1219-1224
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
燃費低減に有効とされるエコタイヤの性能評価手法が望まれている。本研究では、試験車が台上でモード走行した時と等価な回転・負荷・荷重条件でタイヤの動的試験を行い、タイヤ軸駆動力やローラ吸収力等を計測し解析できる新しいタイヤ単体試験装置を開発した。これを用いてタイヤの静的・動的損失特性を解析した例を示す。
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-キャンバスラスト特性の観点から見たライダ乗車姿勢の影響-
景山 一郎, 栗谷川 幸代
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1225-1230
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
二輪車の運動特性を検討するために、定常特性に与えるタイヤ特性の影響ならびにライダの姿勢角特性の影響について検討を行った。特にタイヤ特性に対しては、前後キャンバスティフネスについての指標を定義した。またライダの特性については、リーン角に関係する指標を定義し、定常特性ならびにスラロームに与える影響について検討を行った。その結果ライダの姿勢の影響は横すべり特性に大きな影響を与えることを示した。
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―エネルギーITS推進事業の開発―
金子 哲也, 栗谷川 幸代, 大川 義弘, 籾山 冨士男, 景山 一郎
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1231-1236
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
This paper describes the development of a vehicle model for a steering control system on the platooning system of a heavy truck of the energy ITS project, which is targeted at CO2 reduction and energy saving. For a vehicle model used for some control systems, not only reproducing the state quantity of a real vehicle accurately but also the parameter identification method and the real time calculation are the important factor. The proposed model is a physical model with minimum dimensions and it describes the planar motion of the vehicle. In the vehicle model, the sideslip characteristic and steering characteristic were obtained from the measurement data by a steady-state turning test performed using an experimental vehicles for obtaining the equivalent cornering stiffness. The vehicle model corresponded to the measurement data of the experimental vehicle. Therefore, it was confirmed that the vehicle model had a high performance in the identification accuracy.
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富永 茂, 西本 哲也, 阪本 雄一郎, 益子 邦洋
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1237-1242
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
日本外傷データバンクに登録されている約2万件のデータを解析し,新たに日本人の交通外傷における予測生存率(Ps)モデルを構築した.さらに四輪車,二輪車,自転車,歩行者の車種別に特化したモデルを構築し,車種別のISSとRTSの分布および年齢層と予測生存率との関係を考察した
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座間 淑夫, アントナ ハコボ, 三上 耕司, 江島 晋, 上地 幸一, 安木 剛
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1243-1248
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
本研究では,前面衝突時の傷害評価を目的として人体有限要素モデルを開発した.具体的な開発手順として,供試体を用いた肋骨単体曲げ試験および,胸部圧縮試験結果よりモデルの胸部剛性ついて検討した.さらに,ベルトを装着した状態での前面衝突解析を実施し,実験との比較検証からモデルの生体忠実度について考察した.
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岩本 正実, 金原 秀行, 杉山 喬彦
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1249-1254
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
全身の骨格と筋を表わす人体筋FEバーモデルと車両スレッドモデルを用いた前面衝突解析を実施した.ボランティア実験から得られた筋電データに基づき推定した筋活性度を筋モデルに入力し,衝突前のブレーキ踏込みを考慮した身構え状態を模擬した.本研究では身構えの有無が人体の挙動や衝撃力に与える影響を調査した.
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佐藤 房子, アントナ ハコボ, 小野 古志郎, 上地 幸一, 安木 剛
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1255-1261
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
被追突事故では,頚椎椎体間の過度な動きにより椎体間軟組織が損傷することで,頚部の痛みを惹起するという仮説から,追突時の全身の外観挙動だけではなく,頚椎の各椎体の挙動が再現できる人体有限要素モデルを開発した.検証には供試体による追突模擬実験結果を用い,有限要素解析の結果が良好に一致することを確認した.
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清水 俊行, 南部 起可
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1263-1268
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
機能的近赤外分光装置を車載し、運転中のドライバーの脳活動を計測した。狭路走行等の課題を設定し、前頭葉の血流状態を連続計測した結果、運転状態に応じて脳血流濃度の変化が観測された。この変化は、NASA-TLXによる負荷感と対応しており、実車においても脳血流測定が運転負担の評価に有効であることを示す。
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齋藤 聡, 山田 憲一, 伊東 敏夫
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1269-1272
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
自動駐車の実現のためには、周囲環境の認識、自車位置の推定、駐車目標位置の選択、経路計画、車両制御など多くの課題がある。本論文では、自車位置推定の一手法として、レーザレーダを用いた障害物マップを作成し、観測される反射点情報からマップ中の自車位置を照合する手法を提案し実験結果を報告する。
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小木津 武樹, 大前 学, 清水 浩
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1273-1278
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
自動車の自動運転における交差点進入時において,自動管制システムを介して交差する車両が衝突せずに効率的に車両を走行させる手法を提案する.自動管制システムが交差点に進入する車両を管制するアルゴリズムと,自動管制システムの指示に従った走行制御をするアルゴリズムを構築し,実験により有効性を確認した.
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吉村 佳, 中間 健二郎, 草鹿 仁, 大聖 泰弘
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1279-1284
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
前報では、ガソリン予混合圧縮自着火機関においてエタノール混合ガソリンを使用した場合、自着火を促進する条件があることを明らかにし、その要因を実験及び定圧断熱条件の化学反応計算により考察した。本報では、更に要因を明確にするため、エンジンモデルでの化学反応計算を行い、温度履歴や残留ガスの影響を調査した。
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佐藤 史教, 佐藤 岳, 開発 政隆
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1291-1296
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
ガソリンエンジンにおいて,吸気ポートやシリンダ壁面への燃料付着は排出されるHCに影響を与える.燃料噴射弁の搭載位置や噴霧性能を設計する際には,この壁面への衝突挙動を把握することが重要である.本報では,角度を変えた平板に燃料噴霧を衝突させた時の粒径を測定すると共にその衝突挙動を明らかにした.
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木村 幸四郎, 森 幸生, 河内 正人, 清水 里欧
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1303-1308
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
本研究では、複数本の光ファイバ光学系を内蔵した点火プラグを活用して燃焼室内の火炎自発光分布を取得し、火炎スペクトルの時間変化から混合気濃度の空間分布と火炎伝播形状を簡易計測する手法を開発した。計測結果は可視化結果と定性的に一致し妥当性を確認した。また、燃焼のサイクル変動解析へ適用し有用性を確認した。
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吉村 佳, 草鹿 仁, 平岡 賢二, 山口 哲也
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1309-1315
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
高圧・早期燃料噴射とEGRを組み合わせた予混合圧縮着火燃焼が直接噴射ディーゼル機関の低公害化には有効である.本研究では汎用数値流体コードKIVA-3Vをベースに燃料噴射ノズル内キャビテーションの崩壊エネルギを考慮した噴霧モデルを用いて上記燃焼について数値解析を実施したのでこれを報告する.
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吉川 典孝, 吉田 幸司, 鈴木 達明
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1317-1322
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
DMEは、燃焼過程で黒煙を排出しないディーゼル代替燃料である。しかし、軽油に比べ発熱量が低く潤滑性に劣る。そこで、燃料を潤滑に使用しないガソリン用電子制御燃料噴射装置を用い、貫通力低下による混合気形成悪化を副室式燃焼室により改善する。また出力低下を2サイクルによって補うDME圧縮着火機関を提案する。
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田上 公俊, 原 悠輔, 嶋田 不美生
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1323-1328
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
現在の内燃機関の設計は,地球環境問題とエネルギー資源枯渇問題から,低公害なエネルギー燃料の利用と高効率な燃焼技術が求められている.本研究では,代替燃料として注目されているDMEの実機に近い高圧雰囲気下での燃焼速度などの基礎燃焼特性を調べた.
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-熱効率因子の解析による考察-
野内 忠則, 金野 満, 佐藤 由雄, 及川 洋, 野崎 真哉
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1329-1334
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
噴射圧力20~100MPaでDMEエンジンの熱効率を調査した.低速域では,噴射圧を増加すると正味熱効率は低下した.これは,噴射系内で燃料漏洩が増大し,高圧ポンプ仕事の増加が主因である.一方,高速域では,同漏洩が減る等により高圧ポンプ仕事の熱効率への影響は小さく,高圧噴射により正味熱効率が高くなった.
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五十嵐 智紀, 田浦 寛斉, 小橋 好充, 加藤 聰
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1335-1340
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
本研究ではDIディーゼル機関においてDMC添加燃料によるPM低減機構の解明を目的とする.燃焼室内の燃焼中間生成物質を直接サンプリングにより採取し,噴霧軸上を含む燃焼室内各所における燃焼生成物の時間的反応過程を調べた.その結果,DMC添加燃料を用いると噴霧中の空気導入が促進され, THC・SOFの最大濃度が減少した.
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安東 弘光, 酒井 康行, 桑原 一成, 深野 健太, ファイズ アドリ
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1341-1346
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
反応機構自動リダクションツールとして提案した遡り型反応追跡を混合燃料のクロスリアクションの抽出に適用した.nヘプタンとiオクタンの混合燃料で初期温度が低い場合はRO
2+R'=RO+R'O,RO
2+R'O
2=RO+R'O+O
2の反応が重要なクロスリアクションとして抽出された.初期温度が高い場合はクロスリアクションは抽出されなかった.
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池本 雅里, 大前 和広, 西田 健太郎, 有川 文明, 大山 雅弘, 友田 晃利
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1347-1352
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
排気規制強化に対してより緻密な燃焼制御が必要となる.噴射と燃焼の詳細解析のために,リフトセンサ付きのピエゾインジェクタを新規開発した.アフター噴射の効果について排気試験・可視化解析を行った結果,近接アフター噴射では噴射直後に燃焼が開始し,燃焼領域が切分けられるためにスモークが低減することがわかった.
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北川 浩史, 飯島 寿和, 西澤 透, 登坂 茂
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1359-1364
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
性状の異なる燃料に含酸素物質を混合した際のPM抑制特性,抑制効果の解明を目的とした.また,DPFを用いる際のPM再燃焼温度に及ぼす影響の検討も行った.その結果,芳香族成分が多い燃料ほどPM低減効果が小さく,50%留出温度が高い燃料ほど低減効果が大きいこと,含酸素物質を混合するとPM再燃焼温度は上昇することが明らかとなった.
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常吉 孝治, 高木 修, 山本 和弘
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1365-1370
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
SiC-DPFにW/C処理を行った場合の初期PM捕集性能への影響を確認するため,W/C量を段階的に増加させ,EEPSにより粒子個数濃度の計測を行った.その結果,W/C量を増加したDPFほど粒子個数濃度が速やかに減少した.また,PM捕集メカニズムの違いによりPM粒径を3つのグループに分けて検討をした.
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山本 敏朗, 佐藤 進, 常山 順子, 岩田 恒夫, 小川 恭弘
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1391-1396
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
搭載触媒の温度低下等により、微量でも大きな温室効果を示すN
2O及びCH
4の排出量増加が予測される。路上走行時に両成分の連続分析が可能な車載式フーリエ変換赤外分析装置を開発した。同装置をガソリン車に搭載して走行試験を実施し、N
2O及びCH
4の排出量増大現象を探り、両成分の排出量増大要因について解析した。
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-ディーゼル貨物車運転時の早めのシフトアップ操作とCO2,NOx 排出特性との関係-
佐藤 進, 鈴木 央一, 宮 雅芳, 飯田 訓正
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1397-1403
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
運輸部門からの地球温暖化ガス削減のためにエコドライブ活動が推進されている。しかしエコドライブによりCO
2削減が見込まれるものの,NOx等有害排出成分への影響は明らかでない。本研究では車載型排出ガス計測システムを搭載したディーゼル貨物車を用い,エコドライブがリアルワールドエミッションに及ぼす影響を解析した。
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笠置 剛, 岡林 繁, 伊藤 康児
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1405-1410
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
遠赤外線画像を用いて人間像の判別実験を行った.判別できる画像の分解能は,約6ppf(Pixels Per Face height)であった.また,人間像の頭部を中心とした上半身に人間像判別に必要な情報があることが分かった.実験では,画像の季節依存性を避けるため,常に人間像が白色となる画像を用いた.
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藤本 雅大, 藤井 淳司, 松宮 信行
原稿種別: 研究論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1411-1416
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
車の足廻り部品は耐摩耗性と耐疲労破壊強度が要求され、き裂進展を抑制する圧縮残留応力付与を目的に高周波焼入れが多用される。よって圧縮残留応力下での欠陥有害度評価が重要となる。本報では圧縮残留応力をもつ軸部品でねじり疲労試験を行い、き裂深さの影響を定量評価した。結果CAE推測値と実験結果が良く一致した。
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坂口 重幸, 塩見 昌生, 大森 将裕
原稿種別: 技術論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1285-1290
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
弊社では自動車自体の燃費ポテンシャルの向上に加えて、ドライバーによる実用燃費の向上に取り組んでいる。今回、エコドライブの判断材料として、アクセルペダル反力によるタンジブルユーザーインターフェイスを特徴とする、ECOペダルシステムを開発し、新型フーガに搭載した。
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高木 直也, 渡辺 剛, 伏木 俊介, 山崎 誠, 麻生 秀一, 西村 勇作
原稿種別: 技術論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1297-1302
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
プラグインハイブリッド自動車の特徴に合わせた排気エミッションおよびエバポエミッションシステムを開発した。排気エミッションの低減は、これまでの触媒暖機制御に改良を加え、エバポシステムは、樹脂製の断熱密閉タンクを開発し、加州SULEV規制およびゼロエバポ規制を満足する世界初のPHVを量産化した。
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小熊 光晴, 後藤 新一, 野内 忠則, 三木田 裕彦
原稿種別: 技術論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1353-1358
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
液化ガス対応の特殊なHFRR試験機を使用し,DME燃料の潤滑性を評価した.その結果,脂肪酸系潤滑性向上剤を100ppm程度添加することで軽油相当の潤滑性が得られること,添加量が不十分であると摩耗痕径測定値の偏差が大きくなること,不純物として水が混入すると摩耗痕径を増大することなどが明らかとなった.
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池添 圭吾, 田渕 雄一郎, 各務 文雄, 西村 英高
原稿種別: 技術論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1371-1377
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
FCVの重要課題の一つとして、零下起動がある。零下起動時の発電阻害要因であるカソード側生成水に着目し、輸送現象メカニズムの解明を進め、電解質膜中の水の拡散を向上させる改善の有効性を見出した。この改善を織り込んだ新型燃料電池スタックを搭載した車両で、実用十分な零下起動性を確認した。
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真鍋 晃太, 今西 啓之, 小川 朋也, 野々部 康宏
原稿種別: 技術論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1379-1385
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
ジャーナル
フリー
Cold start was a major issue for fuel cell vehicles. It is known that if the oxygen or hydrogen supply is limited, the concentration overvoltage increases and the conversion efficiency decreases, thereby increasing the amount of waste heat generation. The rapid start-up operation method takes advantage of this characteristic to increase waste heat generation, directly warming the fuel cell stack more quickly. With this procedure, the system can increase its waste heat generation more than 16.5 times above normal.
This operation method was applied to Fuel Cell Hybrid Vehicle (FCHV) with modification of circuit topology and air supply control logic. The FCHV achieved the performance to start in 30 s from a fuel cell temperature of -15 °C and also demonstrated cold start capability in temperatures down to -30 °C.
In this paper, the concept of rapid start-up operation is introduced and examples of vehicle application are explained.
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-アンモニアガス測定の応答時間改善-
原 健児, モンタジール ラーマン, 中谷 茂, 中村 博司, 田中 義政, 右近 寿一郎
原稿種別: 技術論文
2010 年 41 巻 6 号 p.
1387-1390
発行日: 2010年
公開日: 2011/02/10
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フリー
搭載触媒の温度低下等により、微量でも大きな温室効果を示すN2O及びCH4の排出量増加が予測される。路上走行時に両成分の連続分析が可能な車載式フーリエ変換赤外分析装置を開発した。同装置をガソリン車に搭載して走行試験を実施し、N2O及びCH4の排出量増大現象を探り、両成分の排出量増大要因について解析した。
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