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高橋 絢也, 山門 誠, 齋藤 真二郎
原稿種別: 研究論文
2012 年 43 巻 1 号 p.
7-14
発行日: 2012年
公開日: 2012/04/16
ジャーナル
フリー
カーブ前自動減速制御に対するフィーリング向上のため,G-Vectoringを応用したカーブ前減速モデルを検討し,ドライバの減速操作と比較した.結果,自車両前方のカーブ曲率の時間変化を用いた新たなカーブ前減速モデルを開発し,本モデルにより,ドライバ操作に近い減速開始位置,減速度変化を実現できる見通しを得た.
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田中 信壽, 森田 和元, 青木 義郎, 安本 まこと, 廣瀬 敏也
原稿種別: 研究論文
2012 年 43 巻 1 号 p.
15-20
発行日: 2012年
公開日: 2012/04/16
ジャーナル
フリー
実交差点を計算機内に再現し,自律走行車両を実交通流と同等に出現させることで予防安全支援システムの効果評価を行うシミュレータASSESSを用いてBAS(Brake Assist System)の効果評価を行い,交差点における通常走行時のBASの効果及び追従走行時の緊急状態におけるBASの効果を明らかにした.
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本澤 養樹, 漆山 雄太, 山木 状元
原稿種別: 研究論文
2012 年 43 巻 1 号 p.
21-26
発行日: 2012年
公開日: 2012/04/16
ジャーナル
フリー
高エネルギ側面衝突に求められる車体特性の理論検討およびFEM解析から局所車体構造への質量付加による傷害値への寄与(広義のライドダウン効果)を明らかにした.鋼板とCFRPの複合車体構造を構築した.解析をもとに実験車を製作し大型車両との衝突実験をおこない,本研究における検討の妥当性を示した.
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天野 真輝, 浅井 彰司, 服部 義和, 小野 英一
原稿種別: 研究論文
2012 年 43 巻 1 号 p.
27-32
発行日: 2012年
公開日: 2012/04/16
ジャーナル
フリー
ドライバ操舵モデルをもとに,新たな車線追従制御則を提案した.提案制御側は,前方の目標コース曲率を使ったフィードフォワードと目標軌跡との誤差フィードバックによって構成される制御則と等価な制御効果がある.このため,提案制御側によって時間変化する目標コースに対して安定した車線の追従が可能となる.
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浅井 彰司, 天野 天野 真輝, 服部 義和, 小野 英一
原稿種別: 研究論文
2012 年 43 巻 1 号 p.
33-38
発行日: 2012年
公開日: 2012/04/16
ジャーナル
フリー
コウモリの飛行モデルに基づく車線追従制御則は,コースの曲率変化に対する追従性に優れることが報告されている.本稿では,この制御則が十分な減衰性を確保できないことを示し,改良制御則を提案する.極配置解析とシミュレーションにより,改良制御則は追従性と減衰性を両立できることを示し,実車実験により検証した.
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三觜 康弘, 古川 修
原稿種別: 研究論文
2012 年 43 巻 1 号 p.
39-44
発行日: 2012年
公開日: 2012/04/16
ジャーナル
フリー
二輪車用タイヤは,四輪車用タイヤとは挙動が大きく異なる.二輪車用タイヤの場合,路面に垂直な軸まわりに,キャンバ角に起因するモーメントが大きく発生する.これまでこのモーメントの発生メカニズムが明らかでなかった.本報ではこのモーメントの発生メカニズムや計算方法,車両の挙動に与える影響について述べる.
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三觜 康弘, 古川 修
原稿種別: 研究論文
2012 年 43 巻 1 号 p.
45-50
発行日: 2012年
公開日: 2012/04/16
ジャーナル
フリー
日本国内において,二輪車は嗜好性の強い乗り物という位置付けである.しかし二輪車はエネルギ利用効率が比較的高く,コンパクトであるため,移動手段として魅力的である.二輪車を誰にとっても安全で便利な乗り物とするよう,二輪車用姿勢制御装置を考案し調査を行った.本報では装置の概説と得られる効果の予測を示す.
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三觜 康弘, 古川 修
原稿種別: 研究論文
2012 年 43 巻 1 号 p.
51-56
発行日: 2012年
公開日: 2012/04/16
ジャーナル
フリー
これまでの報告で,二輪車の姿勢を制御する装置について述べ,幾つかの運動状態に限定して装置の効果を評価してきた.その際,装置により操縦性が悪化する可能性が現れていた.本報ではこの問題を解決する装置の制御方法について述べ,さらに詳細な装置の効果評価を行う.
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吉田 準史, 鎔 巧
原稿種別: 研究論文
2012 年 43 巻 1 号 p.
57-62
発行日: 2012年
公開日: 2012/04/16
ジャーナル
フリー
現在まで,自動車の音質向上を目的に様々な定量化の試みが行なわれてきた.一方で,視覚情報の提示による聴覚的な印象変化についても近年研究が進められている.本研究では,自動車加速音の主観的な大きさを対象に,車両デザインの違いにより,音の大きさがどのように変化するのか,ということについて調査を行なった.
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徳留 大樹, 是松 孝治
原稿種別: 研究論文
2012 年 43 巻 1 号 p.
69-74
発行日: 2012年
公開日: 2012/04/16
ジャーナル
フリー
燃焼室内部での未燃焼HCの主な発生源はピストン,トップリングとシリンダ壁に囲まれた領域すなわちピストンリングクレビスにある.本論文では,ピストンリングクレビス内の未燃焼ガス圧入および流出を計算するモデルを構築した.計算を実行し,クレビスの形状が未燃成分の排出に寄与する量を具体的に示すとともに,これに関係するクレビス内の場所による温度や圧力の時間変化をあきらかにした.
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山川 正尚, 養祖 隆, 藤川 竜也, 西本 敏朗, 和田 好隆, 佐藤 圭峰 佐藤 圭峰, 横畑 英明
原稿種別: 研究論文
2012 年 43 巻 1 号 p.
81-87
発行日: 2012年
公開日: 2012/04/16
ジャーナル
フリー
低炭素社会に向けて内燃機関が果たす役割はまだまだ大きい.ガソリンエンジンにおいては,高圧縮比と比熱比向上によって更なる熱効率向上が可能である.そこで,高圧縮比化に着目し.課題となる全負荷のノッキングによる出力低下を抑制し,圧縮比を飛躍的に高めて部分負荷の熱効率を向上させる実用的な技術の開発を行った.
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大倉 康裕, 染矢 聡, 佐藤 義久, 浦田 泰弘
原稿種別: 研究論文
2012 年 43 巻 1 号 p.
89-95
発行日: 2012年
公開日: 2012/04/16
ジャーナル
フリー
蛍光体の寿命が持つ温度依存性に着目し,高温の固体表面または流体の温度分布測定法を開発した.また,粒子径が数μmの蛍光体をトレーサーとして併用し,共通の画像から筒内速度分布を同時計測する技術を開発した.筒内ガス温度分布計測ではクランク角の変化による温度変化など定性的な変化の傾向を検出することができた.
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川原田 光典, 駒田 佳介, 坂口 大作, 植木 弘信, 石田 正弘
原稿種別: 研究論文
2012 年 43 巻 1 号 p.
103-108
発行日: 2012年
公開日: 2012/04/16
ジャーナル
フリー
レール圧が40MPaのインジェクタにより大気中に間欠噴射された噴霧液滴の速度,サイズおよび飛行方向を2次元位相ドップラー流速計を用いて計測した.噴孔から40mm下流において,噴霧中心に比べて外縁では内向き液滴の割合が高いこと,また内向き液滴の速度およびサイズが外向き液滴に比べて小さいことを明らかにした.
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-多段噴射での燃焼予測精度の向上-
稲垣 和久, 上田 松栄, 谷 俊宏, 高松 昌史, 高巣 祐介
原稿種別: 研究論文
2012 年 43 巻 1 号 p.
109-114
発行日: 2012年
公開日: 2012/04/16
ジャーナル
フリー
パイロット噴射に加えて,新たにアフター,ポスト噴射機能を追加するとともに,ノズルシート絞りモデルの導入により,少噴射量時のサック圧力を正確に予測できるよう改良した.その結果,多段噴射の噴射量比,噴射時期,噴射圧等を変化させたときの熱発生率,燃焼騒音などの燃焼特性を高精度に再現することが可能になった.
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-全燃焼室壁面における実測結果に基づく従来の経験式の検証-
青木 勇太, 江見 雅彦, 島野 健仁郎, 木村 修二, 榎本 良輝
原稿種別: 研究論文
2012 年 43 巻 1 号 p.
115-121
発行日: 2012年
公開日: 2012/04/16
ジャーナル
フリー
DIディーゼル機関の全燃焼室壁面で詳細な瞬間温度を測定し,部位毎の特徴ある熱伝達率を得た.この実験結果とWoschniの式で求めた熱伝達率を比較した結果,傾向が大きく異なる部位が存在することがわかった.普遍性・実用性ある熱伝達率の式を構築するため,Woschniの式と実際の熱伝達率との差異を検証した.
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小橋 好充, 藤森 健太, 前川 浩輝, 加藤 聰, 川野 大輔, 千田 二郎
原稿種別: 研究論文
2012 年 43 巻 1 号 p.
123-128
発行日: 2012年
公開日: 2012/04/16
ジャーナル
フリー
本報ではKIVA-3Vをベースに筆者らが構築した多成分燃料噴霧モデルにShellモデルを導入し,定容容器における実験値との比較からその妥当性を検証するとともに,種々の二成分混合燃料噴霧の着火機構を調べた.さらに,このモデルを用いて,沸点ならびに着火性の異なる二成分からなる混合燃料による燃焼制御法の実現可能性を調べた.
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城殿 清澄, 内藤 貴志, 三浦 純
原稿種別: 研究論文
2012 年 43 巻 1 号 p.
129-134
発行日: 2012年
公開日: 2012/04/16
ジャーナル
フリー
高い認識性能を実現するため,レーザレーダと画像を統合した歩行者検出手法を提案する.提案手法は各センサから並行して歩行者候補を抽出する.このとき,レーダの立体物情報を用いて画像の誤検出を効率的に削減する.その後,候補に対する尤度に基づいて結果を統合する.走行環境での定量評価により提案手法の有効性を示す.
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高畠 智, 原田 正範
原稿種別: 研究論文
2012 年 43 巻 1 号 p.
135-140
発行日: 2012年
公開日: 2012/04/16
ジャーナル
フリー
本研究では車両の予測経路および限界旋回経路をモニタ上へ重畳表示する遠隔操作支援システムを提案し,その効果についてドライビング・シミュレータを使用して検証した.その結果,提案するシステムにより,遠隔操縦手は安全に走行するための認知・判断に必要な情報が得られ,また通信遅れを考慮した場合においても,走行安定性が向上することが確認できた.
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-情報の有益性を向上するための情報提供ルールの構築-
黒田 浩一, 丸山 泰永, 大森 啓史, 北崎 智之, 簑輪 要佑, 稲垣 和芳, 梶川 忠彦, 北島 宗雄, 赤松 幹之
原稿種別: 研究論文
2012 年 43 巻 1 号 p.
141-146
発行日: 2012年
公開日: 2012/04/16
ジャーナル
フリー
近年,車載機器から多くの情報提供ができる一方で情報選択の負荷も増加している.本研究の第1報では負荷を増加させない情報提供手法を開発する目的で,走行中のドライバーと助手の対話から有益な情報を抽出した.本報では有益な情報を提供するためのルールを道路環境,運転スキル,タイミング等の要素により記述した.
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