身体に複数のワイヤレス加速度センサを装着し,動作取得することで,過去の自己との競走を試みるシステムを開発した.イヤホンや帽子に取り付けたモニタ出力を通じて,仮想の競走相手を意識させながら,訓練を支援する.
キーボードは情報入力機器としての重要性にもかかわらず,その修得に関する研究は少ない.我々は1979年に,タイプ練習の過程の分析からその簡単な認知モデルを作り,それに基づいて練習ソフトウェアを作り,商品化も成された.この研究を発展させて開発した,変換をしない日本語入力システムも商品化され,習在に至るまで使い続けられている.変換の認知モデルから,その不合理性を示すことで,日本人のキーボード利用について批判し,スキル獲得の効率と関連して改善の方向性を示す
人間は,無意識の中で,固有の動特性を反映した癖を発現させている.固有の動特性を活かすことができれば,より円滑なインタラクションが可能となる.リズム動作の解析を通して,癖が発現するメカニズムを検討する.
大道芸パフォーマンスグループ「to R mansion」のパフォーマンスが観客を楽しませるメカニズムの一端を明らかにすることを目的として,彼らの身体表現をレトリックの観点から分析した.本発表では,to R mansionのパフォーマンスが観客の想像力による参加を促すメカニズムについて考察する.