世の中には課題を解決するために大小様々なプロジェクト進められており、効率的な管理手法が望まれている。プロジェクト管理手法の代表的なものとしてEVM法(Earned Value project Management)がある。EVM法では消化した費用と出来高を用いてプロジェクトの進捗を管理する。しかし、プロジェクト管理とは単に進捗を管理するだけではなく、高い生産性を維持できるように管理を行うべきであり、生産性を管理するためにはプロジェクトの生産性を記録する必要が生じる。そこで、本件ではプロジェクトの進捗管理に加えて作業効率の維持を実現するための手法を検討したので報告する。
農家の高齢化が進み、 彼らの持っているノウハウがこのままでは次世代に継承されないことが危惧されている。われわれはこの問題を解決するためにノウハウの可視化(デジタル化)が必要と考えて農作業の視覚情報行動を分析する試みを始めたところである。本発表ではその概要について述べる。
医療サービスの質は,医療現場での実践的な知識の共有に支えられている.そこで交わされる知識(医療実践知)の意味は,想定する患者や治療状況などサービス文脈や,サービス提供者がどのような価値を優先するのかなど,曖昧な前提知識に依存している.本発表では医療実践知の獲得と共有支援に向けて,オントロジー工学を基礎に,これらの前提知識を見える化する方法を示す.
近年日本国内の企業は、M&Aをはじめ様々な環境変化の渦中にあって企業の固有技術とりわけ技術開発に関する知識の継続的管理(ナレッジマネージメント)が困難になっている。しかし企業は、その経営環境の変化にあっても、事業拡大のために継続的なナレッジマネージメントを必要としている。 本研究では、前記変化があっても、特に技術関連の文書について継続的なナレッジマネージメントを容易にするため、文書オントロジーを構築し、その技術関連文書の検索を容易にする技術の確立を目指している。