アクションスポーツはエクストリームスポーツとも呼ばれ,速度や高さ,派手さ,危険さなどの過激な要素を持った,離れ業を特徴とするスポーツの総称である.スノーボードハーフパイプやビッグエアはオリンピック種目として採用され,スケートボードも選考中である.本研究ではハーフパイプ,ビッグエアランプでのスケートボードなどの滑走を,複数のGPS付き慣性センサで動作計測および,時系列データ分析にもとづく,種目・技能レベルの判定や,段階的トレーニング指針の提案例を報告する.
作業者に負担にならないように行動センシングを行い,そのデータを基に作業者の作業状態を顕在化することを本研究の目的とする.Android端末を用いたアプローチとして,関連研究において課題であった,行動認識の詳細化,位置データの詳細化,作業内容の推定を行い,現場において,「誰が」「いつ」「どこで」「なにを」「どのように」行ったかを明らかにできる手法を提案する.
介護現場では,被介護者の嗜好や身体の状況,従業員のスキル,施設環境に応じて実施される介護業務プロセスは様々である.そのような状況下でも,良い介護業務プロセスを共有することは,教育や介護の質を高めるために重要である.本稿では,良い介護業務プロセスを把握し,従業員同士の共有を目的として,現場を超えて共通の知識をベースとして,介護施設内でのワークショップを伴う知識獲得方法の検討について報告する.