車体部は, 第1報で報告した履帯摘採機と同じで, これと過去に得られた試験結果を基にして茶園施肥中粗耕機を試作した。
茶園施肥中耕機は, 2うね形とし幼木園は2行程, 中成園は1行程とすることでエンジン出力を8.83kW (12PS) と小形化した。
また, 供試肥料は有機質入複合肥料を用いたが, これのほ場施肥精度は人力に比べ均一であった。しかし, 計画設定した施肥量より約10% の増減があった。
ほ場作業量は, 施肥中耕作業が25.3a/h~30a/hであり, 中耕作業が43.5a/h (1速) 48.6a/h (2速) であった。
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