間接熱分解炉と圧縮バイオマスを間欠・連続的に製造する圧縮バイオマスフィーダを連結した構造からなるバイオガス・くん炭連続製造装置のうち, 後者の圧縮バイオマスフィーダの基本設計に必要な各種の設計標準値を決定するための研究を行い下記の結果を得た。
(1) 圧縮シリンダ管内に入れた「もみがら」及び「おがくず」の圧縮荷重
psの設計標準値は5~7MPa{約50~70kgf/cm
2}が妥当である。
(2) 圧縮シリンダ管内壁面の摩擦係数μ
rは
psの大小による影響を受けないが, 管内壁の仕上面あらさ
Rzの大小によって大きい影響を受ける。したがって, 設計に際しては内壁面あらさを▽▽▽仕上げに指定する方がよい。
(3) シリンダの出口端から押し出された層厚さ
h2の圧縮バイオマスを, 熱分解炉に向けて一定時間ごとに供給する圧縮バイオマスフィーダの開発は技術的に可能である。
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