農業機械学会誌
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48 巻, 3-4 号
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  • 鏑木 豪夫
    1986 年 48 巻 3-4 号 p. 293-294
    発行日: 1986年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 帯電液滴の付着特性とドリフト特性
    松尾 昌樹, 飯本 光雄, 内野 敏剛
    1986 年 48 巻 3-4 号 p. 295-301
    発行日: 1986年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    前報に引続き, エレクトロダインで散布した帯電液滴の付着特性として, アルミニウムサンプル片の水平及び垂直重なりとその間隔が付着に及ぼす影響を測定し, さらに2種類の模擬植物への静電付着密度を, 動噴によるダイレクトスカーレット水溶液 (5g/l) の付着密度と比較した。
    次に, 数種の鉢植え植物に静電散布した時の付着特性を測定し, それらの結果を前報のデータから考察した。さらに静電散布の帯電液滴のドリフトを慣行動噴散布のドリフトと比較するために, 長短2つの風洞を使用し試験した。エレクトロダインの散布液として, 電解液使用時の静電霧化性を実験し考察した。
  • 茶葉の水分拡散係数
    吉冨 均
    1986 年 48 巻 3-4 号 p. 303-308
    発行日: 1986年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    茶葉の葉と茎の乾燥速度はかなり異なるが, これを比較するため葉と茎の拡散係数を求める実験を行った。その結果, 拡散係数は葉より茎の方が大きいが, 水分移動距離も茎の方が大きいため静置乾燥では茎より葉の乾燥速度が大きくなった。しかし, 粗揉工程のように機械的作用が加わると, この影響で逆に茎の方が葉より乾燥速度が大きくなることがわかった。また, この機械的作用により茶葉の拡散係数が大きくなることが認められ, これが粗揉工程中の茶葉の乾燥において恒率期間が比較的長く続く理由の一つであると考えられた。
  • 圧縮バイオマスフィーダの設計標準値の決定
    長広 仁蔵
    1986 年 48 巻 3-4 号 p. 309-315
    発行日: 1986年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    間接熱分解炉と圧縮バイオマスを間欠・連続的に製造する圧縮バイオマスフィーダを連結した構造からなるバイオガス・くん炭連続製造装置のうち, 後者の圧縮バイオマスフィーダの基本設計に必要な各種の設計標準値を決定するための研究を行い下記の結果を得た。
    (1) 圧縮シリンダ管内に入れた「もみがら」及び「おがくず」の圧縮荷重psの設計標準値は5~7MPa{約50~70kgf/cm2}が妥当である。
    (2) 圧縮シリンダ管内壁面の摩擦係数μrpsの大小による影響を受けないが, 管内壁の仕上面あらさRzの大小によって大きい影響を受ける。したがって, 設計に際しては内壁面あらさを▽▽▽仕上げに指定する方がよい。
    (3) シリンダの出口端から押し出された層厚さh2の圧縮バイオマスを, 熱分解炉に向けて一定時間ごとに供給する圧縮バイオマスフィーダの開発は技術的に可能である。
  • パイプ内風速と粒剤の吐出状態について
    寺田 優, 中村 喜彰, 川村 登
    1986 年 48 巻 3-4 号 p. 317-322
    発行日: 1986年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    2次空気を利用してパイプ風速を制御する散粒パイプを試作し, 散粒実験を行った。その結果, CV≦19.8%のかなり均一な散布ができた。
    粒剤を均一に散布するためには16個の散粒孔ごとに適切なパイプ内風速が存在する。このパイプ内風速を目標にして2次空気を注入すると, かなり均一な粒剤の散布ができた。この場合, 各散粒孔の吐出粒数とその分布は正現分布で近似でき, 吐出粒数の変動は97粒/分であった。
    この変動は平均吐出粒数1,520粒/分の6.4%という小さな値になり, 16個の散粒孔における吐出粒数はかなり安定していた。
  • 市販刃3角度要素の解析
    陳 鈞, 南部 悟, 寺尾 日出男
    1986 年 48 巻 3-4 号 p. 323-334
    発行日: 1986年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    本報は耕うん刃の反転性能と刃の形状及びトロコイド運動を考察した。耕うん刃の反転性能は三次元刃縁線の草・わらに対する排絡・すき込み及び後方への投てき作用と直接関係し, すくい面のはつ土作用に影響される。これらの能力に及ぼす耕うん刃の形状及びそのトロコイド運動を考察するために, 実排絡角・実偏向角・実切削角を定義し, 解析式を樹立した。また, 前報の耕・うん刃N1・N2・N3を供試し, 簡単な解析式で刃縁線及びすくい面を表示できるN1刃については解析的な方法で, N2・N3については数値計算方法でこれら3種の角度を求め考察した。本結果は前報で報告したこれら耕うん刃N1・N2・N3の反転耕うん実験結果との間に良好な一致が見られた。
  • ペレットの成形メカニズム
    江崎 春雄, 佐竹 隆顕, 郭 康権
    1986 年 48 巻 3-4 号 p. 335-342
    発行日: 1986年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    プランジャ・シリンダ式の圧縮試験装置を用いて, ローラ式ペレット成形機によるペレット成形の過程を模擬して, バイオマスのペレヅト成形メカニズムならびに圧縮成形特性を分析するためのモデル試験を行った。
    バイオマス素材としてはヒノキ樹皮, スギ木質材および籾殻を供試し, 材料の種類, 含水率, 粒度, 充てん量, 加圧力, シリンダ径, シリンダ温度等が圧縮成形特性におよぼす影響について, その一端を明らかにすると共に, ペレット成形圧力およびダイの成形孔の直線部長について検討を行った。
  • 太陽熱ポンプのシミュレーション
    芋生 憲司, 木谷 収, 岡本 嗣男
    1986 年 48 巻 3-4 号 p. 343-348
    発行日: 1986年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    太陽熱ポンプにおいて, 広範囲な運転条件におけるシステムの特性を把握するために, システムの数式モデルを作成し, コンピュータ・シミュレーションによる検討を行った。これにより適切な操作方法を見い出し, いろいろな地域や環境条件等に適合したより性能のよいシステム設計のための資料を得ることが可能になった。
  • 高木 史人, 南 清司
    1986 年 48 巻 3-4 号 p. 349-360
    発行日: 1986年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    大量の穀物を長期間安全に貯蔵するためには, 穀物がサイロへ投入されてから排出されるまでの段階で発生する様々なトラブル (偏析・固結・破砕・発熱・閉塞・変質等) の中で, 他のトラブルの原因となる穀物をサイロへ投入する際の偏析や貯蔵中の固結に対して, 適切な防止策を講ずることが重要である。
    そこで, 輸入大豆サイロによる偏析と固結の実態調査と貯蔵物である丸大豆・割豆・ダスト・夾雑物・豆皮に関する各種の物性実験をおこなった。実験の結果, (i) ダストは吸湿性・固結性・発熱性等が高く第1に除去すべき物質である。(ii) 割豆は流動性が悪くダストと共に固結物を形成しやすい物質である。等が明らかになった。以上の結果を基にして, 偏析・固結の防止策を検討し, サイロ投入時に偏析を起こさない粉粒体供給装置を提案した。
  • 大塚 寛治, 倉田 久治, 小堀 乃
    1986 年 48 巻 3-4 号 p. 361-367
    発行日: 1986年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    ベルト式は種機を供試してセル操出し方式を利用した精密は種の可能性について検討した。
    繰出し精度は, は種速度の増加に伴って急激に増す欠粒率によって支配されていた。そこで, 欠粒率増加の原因を解明するため, 種子がセルに落下する様子を待ち行列モデルを用いて解析した。解析の結果, 高速では種した場合にも, ホッパの形状を改善したり, セルの移動速度を低くするようにして, セルがホッパ底の種子層を通過する時間Tを長くすれば, 欠粒率qをq=Aexp(-KT) に従って無視できる程度にまで小さくできることが分かった。従って, セル繰出し方式でも, 精密は種を十分に期待できる高精度の繰出しが可能と考えられた。
  • スタティック・パーラの場合
    権藤 昭博, 長谷川 三喜, 我妻 幸雄
    1986 年 48 巻 3-4 号 p. 369-375
    発行日: 1986年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    スタティック・ミルキング・パーラの作業性能を明らかにするためにシミュレーション・モデルを開発し, 各種条件における搾乳能率を比較検討した。また, 搾乳能率を簡易に求める予測式を作成した。その結果, 次のことを明らかにした, (1) 搾乳能率に最も影響をおよぼす要因は牛群の平均搾乳時間とパーラのストール数である。(2) ヘリンボン・パーラにおいて1人作業が可能なストール数の限界は3頭複列と思われる。(3) 前処理作業時間を短縮することによって搾乳能率を向上させることができ, その効果はミルカ・ユニットがストールと同数の場合にあらわれる。(4) 配餌作業の有無は搾乳能率にあまり影響しない。
  • 三宅 康彦
    1986 年 48 巻 3-4 号 p. 377-382
    発行日: 1986年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • フルイシールドによる整地耕うんの実例
    小松 實
    1986 年 48 巻 3-4 号 p. 383-387
    発行日: 1986年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 乾燥過程における変色について
    林 節男
    1986 年 48 巻 3-4 号 p. 389-392
    発行日: 1986年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 小池 正之
    1986 年 48 巻 3-4 号 p. 393-396
    発行日: 1986年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
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