農業機械学会誌
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50 巻 , 6 号
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  • 三宅 康彦
    1988 年 50 巻 6 号 p. 1-2
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 中嶋 洋, 田中 孝
    1988 年 50 巻 6 号 p. 3-10
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    土-ラグ系の相互作用に関する研究の一環としてラグ角度の反力特性への影響を調べるために行った実験から, 以下のことが明らかとなった。ラグ角度が大となるとラグの発生する平均支持力は大となり, 平均推進力は, 滑り率が13.8%以外は小さくなった。滑り率13.8%の時, 平均推進力に関してはラグ角度の影響は明らかではなかった。車輪推進効率は, ラグ角度が小さいほど大となる傾向があり, 特に滑り率28.8%の場合にその傾向は顕著となった。また効率は, ラグ角度が小のものは滑り率28.8%の時最大値をとるが, ラグ角度が大のものは, 滑り率の変化の影響は弱いと見なせることが判明した。
  • 坂井 純, 岸本 正, ポンスパサミット スリン
    1988 年 50 巻 6 号 p. 11-18
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    農用車輪の設計式を導くためには, 車輪と走行面との作用状態を明確にすることが必要と考えられている。
    本研究の目的は, 車輪ラグの形状を決定するための設計式を導くことである。そこで本報では, 設計式を導く第一段階として, 模式的に4つの面より構成されているラグの考え方について検討した。さらに, 新しく“上昇低下率”を提案し, 従来の“進行低下率”と共用して車輪中心の運動を考察することにより, 各種ラグ面の運動を表現する軌跡方程式を導くことができた。これらの式は, 今後のラグ面の作用解析や合理的な設計理論展開の基本式考えることができる。なお, これらの式を用いた作用解析より求めたラグ設計式を続報で報告する。
  • 米川 智司, 木谷 収, 岡本 嗣男, 塚井 直樹
    1988 年 50 巻 6 号 p. 19-26
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    耕うん時の土壌-機械系の力学的挙動の解析に用いるデータを実験的に得るための計測システムの主要部である小型土壌内応力/土壌変位センサおよび土壌成形装置の開発と性能評価を行った。本センサは土壌内応力を小型圧力センサで検出するとともに, 光ファイバの点光源を土壌槽のガラス壁越しに撮影したものをコンピュータ画像処理して土壌変位を求める方式のものである。本センサを複数個用いることで土壌圧縮時の応力やひずみ分布を測定することができ, 土壌成形装置を用いてある一定条件付近の土壌の再生が土壌槽内に行えるようになった。
  • 松尾 隆明, 橋口 公一, 坂井 純
    1988 年 50 巻 6 号 p. 27-34
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    一般に圃場は硬い耕盤と軟弱な作土からなる二層構造を呈し 均質半無限地盤とは異なった力学的特性を有すると考えられる。このような圃場における農業機械の走行性, 特に沈下現象の合理的解明の第一歩として, 本研究は剛性地盤上の土への剛性板の沈下問題として理想化し, すべり線解法を拡張し, 適用してその支持力-沈下関係の理論解析を行ったものである。なお, モデル実験を行ない, その実測結果と比較したところ, 本解析結果は, 実測値の傾向を表わしており, 一応の妥当性を有すると判断された。
  • 田尻 功郎, 佐藤 邦夫, 木谷 収
    1988 年 50 巻 6 号 p. 35-44
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    既存のトラクタ走行装置を改造して傾斜地用トラクタを試作した。前輪部には平行リンク, 後輪部には駆動装置を兼ねたトレーリングアーム式懸架を用いた。トラクタ後部に平行リンクを設置してこれに3点リンクヒッチを施した。姿勢制御用センサとしてダンパを伴う振り子, 複合振り子及び全油圧加速度入力サーボ弁センサ等の各方式をとり挙げ, 姿勢制御試験を行いトラクタの応答を調べた。ダンパ付振り子では振り子の固有振動数が低いため鋸歯状の応答を示した。複合振り子では急発進, 障害物乗越えなどの非定常な走行に特に効果があった。サーボ弁センサでは固有握動数が高いために流量不足が生じやすく位相が遅れるが滑らかな制御をし, 非定常な走行に対して極めて高い安定性を示した。
  • 桶 敏, 村瀬 治比古, 中村 喜彰
    1988 年 50 巻 6 号 p. 45-52
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    車体屈折式車両の自動操向システムを実現するため, 状態空間法に基づく線形多変数制御理論の操向制御の適応性を数値実験により検討し, その有効性を確認した。
    本報においては, 定値目標入力に追従させる制御システムのステップ応答実験結果を報告する。実際の制御対象にはパラメータの変動や外乱が存在するので, 応答実験において定値外乱や白色雑音をも導入して本制御系の応答特性と安定性を検討した。次報では, 本制御方法を採用した実験用車両を用いて, 機械系パラメータ (車両の慣性モーメント, コーナリングパワーなど) および制御系パラメータ (ゲインベクトルなど) を決定するための基礎実験について報告する。
  • 伊藤 信孝, 宇津野 敦士
    1988 年 50 巻 6 号 p. 53-60
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    農業機械の作業能率を決定する要素の一つに旋回性能の向上がある。また旋回性能の向上には三つの方法がある。ここでは上部旋回方式を車輪式トラクタまたはそれに類する管理機に見立てた車両に適用した場合の利点を, 主として能率について検討・評価した。また最近市販のトラクタが装備する旋回方式 (商品名: 倍速ターン) とも比較し検討を加えた。
  • 坂口 栄一郎, 早川 千吉郎
    1988 年 50 巻 6 号 p. 61-68
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    穀粒を取り扱う施設や工場で発生するトラブルを防止し, 新しいプロセス技術を開発するためには, 穀粒の流動特性を知る必要がある。しかし穀粒のような粉粒体の流れは機構が複雑で計測が困難であるために, 流れの状態を定量的に表現する方法が見出されていない。そこで本研究では基本的な重力流動である傾斜とい中を流れる穀粒層の速度分布から流動特性を明らかにすることを目的とする。本報では, 投受光に光ファイバーを用いた相関法で, ほぼ流れを乱さずに, 精度よく, 1回の流動で短時間に最大31点について, といの底面と側面における流動穀粒層の速度分布を測定できるオンライン計測システムを開発した。
  • 村瀬 治比古, 桶 敏, 渋沢 栄, 中村 喜彰
    1988 年 50 巻 6 号 p. 69-76
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    第1報では, 農産物の力学的特性値を推定するシステムの中心的役割を果たす解析システムの核として用いる有限要素逆解析法について数値実験を基に検討し, その有効性を確認した。
    今回は, さらにその解析システムに供給するデータを得るための顕微鏡, CCDカメラおよび画像解析装置を中心とする植物材料の変形挙動を計測するシステムを開発した。実際の青果物 (トマト, ピーマンなど) を用いて, このパラメータ推定システム全体の動作を評価するために弾性係数を推定する実験を行った。その結果, このシステムによりピーマンのヤング率・ポアソン比など従来の方法では容易に測定できなかった値の推定も可能であることが明らかとなった。
  • 法貴 誠
    1988 年 50 巻 6 号 p. 77-82
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    200kHzの縦波超音波を用い大豆試料の中を通過する時間から伝播速度を求めることにより大豆の動的ヤング率および動的ポアソン比を求めこれらの値の妥当性並びに含水率との関係について検討した。
    実験には大豆から切出した細長い棒状試料と大豆の両端を切取った太い円柱状試料を用い含水率を4段階に変化させた。細長い棒状試料を通過する速度から大豆のヤング率を算出し, また太い円柱状試料を伝播するときの速度を求め, 両速度から大豆の動的ポアソン比を算出することを試みた。その結果, 求まったヤング率とポアソン比ともに含水率と一定の関係で変化し, それらの値についても妥当な範囲にあることを明らかにした。
  • 近藤 直, 遠藤 俊三
    1988 年 50 巻 6 号 p. 83-89
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    前報で各果実と葉の識別のための最適波長帯域の選定を行い, 3色分解用フィルタでは識別困難な未熟な果実も葉との識別が可能であることを室内において明らかにした。しかし圃場には果実と葉以外の対象物が種々の条件のもとに存在するため, それらと果実とも識別し易い波長帯域であることが望ましい。
    そこで本報では前報で選定された各組の波長帯域が野外においても適当かどうかを調べるために立毛中の果菜類に対して画像入力実験を行った。さらに光源の色温度, 土壌の含水比等の条件が変化したときの識別の容易さを求めるため, 計算機によるシミュレーションを行った。その結果, 場合に応じて他のフィルタと使い分けるのが適当であることがわかった。
  • 梅田 重夫, 毛利 建太郎
    1988 年 50 巻 6 号 p. 91-97
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    農家の民生用と農業生産のために, 自然エネルギーを複合的に利用することについて検討した。この利用システムは太陽エネルギーによる乾燥施設と, 風車と太陽電池による揚水施設とからなっている。
    太陽熱集熱器で得られた温水を蓄熱槽に貯留し, 農産物の乾燥時期には熱交換器によって温水を温風に変換して乾燥に利用する。もみ乾燥の場合, 35~45℃の温風が得られ, 約600kgのもみを2日間で乾燥できた。
    また, サボニゥス形風車と太陽電池で, それぞれポンプを駆動して揚水を行った。実験場所では風速が小さかったので, 風車による揚水量は太陽電池による揚水量より少なかったが, 両者による1日当りの平均揚水量は冬期は約6m3, 夏期は約8m3であった。この揚水システムは保守管理が容易であり, 野菜栽培の散水に利用できるであろう。
  • 加藤 宏郎
    1988 年 50 巻 6 号 p. 99-107
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    本研究は農産物, 特に鮮度が重要な意味を持つ青果物の電気特性による非破壊内部品質判定を目的としている。青果物の電気特性を実時間で測定解析できる計測システムを製作し, 青果物のインピーダンスと等価容量・等価抵抗および果肉の複素誘電率を10Hz~13MHzの周波数において破壊及び非破壊で測定した。新鮮な青果物と腐敗や損傷のある青果物では, 電気特性に明らかな相違が認められた。損傷や腐敗により, 青果物の並列等価抵抗, インピーダンス, 直列等価抵抗は大幅に減少し, 直列等価容量と誘電損失率は増大する傾向が見られた。非破壊測定においては直列等価抵抗と鮮度・熟度との相関が最も明確であり, 直列等価抵抗を非破壊接触で測定することにより鮮度判定は可能である。次に, 容量結合による非接触抵抗測定を試み, 球状青果物で大きさに大差がなければ, 鮮度・内部損傷等が非破壊・非接触でも短時間に測定判別しうる事が明らかとなった。
  • 大下 誠一
    1988 年 50 巻 6 号 p. 109-116
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    温度伝達率を短時間に連続的に測定する方法を提案した。この方法は, 1表面を断熱した平板状試料に適用されるものである。数値実験により, 断熱境界条件の不備に基づく測定誤差を明らかにした上で, アクリル試料の温度伝達率を測定した。その結果, 予め周期法で測定した値に対して, 提案した方法による測定値は2.5 (%) のズレを呈し, 一般的には5 (%) 程度の測定誤差を有すると結論された。また, 20-40 (℃) の温度範囲で5点の温度伝導率を求めるのに要した時間は約40分であった。
  • 山下 律也, ソミヨット , バラッタ
    1988 年 50 巻 6 号 p. 117-120
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 古谷 正, 小西 達也, 宮原 佳彦
    1988 年 50 巻 6 号 p. 121-125
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
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