小型ビニルハウス内に走行式垂直電極を設置し, 常温煙霧機にて噴霧後, 電極に高電圧を印加し走行させた。
電圧を印加すると無印加に比較し付着密度は増加するが, 電極近傍のサンプルへの付着の偏らが大きく不均一な付着となるため, 電極に併設した軸流送風機または煙霧機コンプレッサの圧縮空気による補助送風により, ハウス内煙霧の攪拌を行なった。また, 電圧印加時期を遅らせ, 煙霧の拡散を待った後, 電圧を印加することにより付着不均一の改善を図った。その結果, 軸流送風機による送風は効果が少ないが, 14分間の煙霧機補助送風, あるいは10分間の印加時期遅延により植物モデル内部の付着密度を増加させ, 均一性を向上させ得た。
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