ロボット及び作業装置による自動苗生産システムを確立するため, すでに本体と横移動装置, 播種作業,良均質苗育成技術について報告した。本報では, 水・液肥・薬液等の溶液散布, 施設内温度調節, CO
2施用など肥培管理作業装置の自動化について考察する。溶液散布はタイマまたは土壌水分センサの信号により動噴を作動し, ロボットを走行移動させながらその前面に装着したブームノズルより溶液を噴出させて行う。施設内温度調節は3個の温度設定器の信号でモータを駆動し, ビニールハウスの開閉・換気扇の回転により行う方式である。CO
2施用装置はタイマの信号によりガスボンベの電磁弁を開放し, ロボットを走行させながら装着したノズルからCO
2を放出する方式である。
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