一般に圃場は硬い耕盤の上に軟弱な作土が存在する2層構造を呈し, 均質半無限地盤とは異なる支持力特性を示すと考えられる。本研究では, 履帯の合理的な設計指針を得るため, 耕盤を有する圃場の履帯に対する支持力を, 無限個の近接する荷重が剛盤 (耕盤) 上の摩擦性剛塑性体 (作土) に作用する平面ひずみ問題として理想化し, すべり線法により理論解析を行なった。荷重間隔が小さい場合, すべり線場の干渉を生じ, また, 作土厚が小さい場合すべり線域が制限されるが, 荷重幅, 荷重間隔および作土厚に応じて4種のすべり線場に分類できることを明らかにし, 可容な速度場が成立する正解すべり線場を提案した。また, それぞれのすべり線場に基づいて支持力を算定し, 荷重幅, 荷重間隔および内部摩擦角に応じた支持力の推移状況を明らかにした。
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