農業機械学会誌
Online ISSN : 1884-6025
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73 巻 , 6 号
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論説
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研究紹介
論文
研究論文
  • 柴田 洋一, 片岡 崇, 岡本 博史
    2011 年 73 巻 6 号 p. 371-379
    発行日: 2011/11/01
    公開日: 2013/05/08
    ジャーナル フリー
    経済産業省北海道経済産業局が公表している北海道地域産業連関表と農林水産省が公表している産業連関表をそれぞれ部門統合し,部門分類が等しい新たな二つの産業連関表を作成した。さらに,新たな産業連関表から得られた逆行列係数と他の資料から推定した CO2 直接排出量から,部門別の CO2 排出原単位を算定し,北海道と全国を比較した。その結果,北海道の農業分野においては,全国よりも CO2 排出原単位が大きいこと,また,耕種農業については,その生産構造は道外に依存する割合が高く,道内の需要増により道外での CO2 排出を誘発させる傾向が他産業より大きいことなどが示された。
技術論文
  • 荒木 宏通, 柴田 洋一, 嶋津 光辰, 片岡 崇, 岡本 博史
    2011 年 73 巻 6 号 p. 380-386
    発行日: 2011/11/01
    公開日: 2013/05/08
    ジャーナル フリー
    バレイショ生産の効率化に資するため,塊茎の肥大生長量をリアルタイムに連続的かつ非破壊的に計測する手法を検討した。計測方式として,直径計測方式,周囲長計測方式を比較した結果,両方式とも,その値から塊茎質量を高精度で推定することは可能であるが,塊茎基部頂部を通る方向を測定することが条件であり,バレイショ塊茎の構造上,この条件を満たすのは周囲長計測方式であることを提唱した。周囲長計測方式による装置を試作し,肥大生長の初期から生長が停止する時期まで安定して計測できることを実証した。
  • 栗原 英治, 梅田 直円, 日高 靖之, 杉山 隆夫, 野波 和好
    2011 年 73 巻 6 号 p. 387-396
    発行日: 2011/11/01
    公開日: 2013/05/08
    ジャーナル フリー
    本研究は,自脱コンバインの湿材適応性拡大を図ることを目的とした。本報では,脱穀部の送塵弁開度制御技術および揺動選別機構のはっ水加工技術の両技術を備えた自脱コンバインの実用機について述べた。実用機を用いて実証試験を行った結果,湿材収穫作業時における脱穀部所要動力や脱穀選別損失の急増抑制が図られたことから,自脱コンバインの推奨の収穫作業時間帯を前後 1 時間程度拡大できると考えられた。また,本技術を用いた場合の経済性について試算した結果,本技術を用いるとコンバインの利用可能面積の拡大が図られ,今回の試算例では,単位面積あたりの機械償却費が約 2 割低減することが示された。
  • 栗原 英治, 梅田 直円, 日高 靖之, 杉山 隆夫, 野波 和好
    2011 年 73 巻 6 号 p. 397-406
    発行日: 2011/11/01
    公開日: 2013/05/08
    ジャーナル フリー
    本報では,自脱コンバインに有用であった湿材適応技術を汎用コンバインへ適用し,その有用性について述べた。フッ化樹脂コートを施した揺動選別機構等を備えた汎用コンバインを開発し,水稲の収穫試験において自脱コンバインと同様の効果を確認するとともに,大豆の収穫試験を行った結果,水分の高い大豆を収穫した場合の汚粒発生割合や汚染度が,従来機と比較して低減したことから,汎用コンバインの収穫作業時間帯の拡大や大豆の高品質生産に寄与できると考えられた。また,開発機を用いて,揺動選別機構に施したフッ化樹脂コートの耐久性試験を行った結果,大豆ほ場において約60ha収穫しても,フッ化樹脂コートの一部分が摩耗した程度であった。以上より,湿材適応技術は汎用コンバインの水稲収穫作業や大豆収穫作業に有用であった。
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