農業機械学会誌
Online ISSN : 1884-6025
Print ISSN : 0285-2543
ISSN-L : 0285-2543
74 巻 , 2 号
選択された号の論文の12件中1~12を表示しています
論説
特集
テクノトピックス
研究紹介
論文
技術論文
  • 深見 公一郎, 杉本 光穂, 新里 良章, 赤地 徹
    2012 年 74 巻 2 号 p. 115-122
    発行日: 2012/03/01
    公開日: 2013/09/19
    ジャーナル フリー
    沖縄のジャーガル(重粘土壌)圃場における排土型心土破砕機(プラソイラ:スガノ農機(株),以下,排土型)の適正な作業条件を解明するため,2種類の土壌(黒ボク土,ジャーガル)と2種類の作業機(排土型,サブソイラ)を供試したけん引抵抗試験を実施した。その結果,排土型のけん引抵抗は,いずれの土壌においても,作業深の増加に伴って指数関数的に増加することがわかった。排土型の平均けん引抵抗は,平均作業深 45∼50 cmの範囲において,黒ボク土では 2割,ジャーガルでは 4∼5割程度,サブソイラより低い値を示した。ジャーガルにおける心土破砕作業では,作業速度の増加に伴って車両ピッチングが直線的に増加する傾向が確認された。
  • 後藤 隆志, 手島 司, 藤井 幸人, 長澤 教夫, 大西 正洋, 遠藤 準, 越智 健市, 鋤柄 忠良
    2012 年 74 巻 2 号 p. 123-130
    発行日: 2012/03/01
    公開日: 2013/09/19
    ジャーナル フリー
    わが国において中耕培土作業に広く利用されているロータリ式中耕機の問題点として,湿潤土壌時に土を練ること,作業速度が遅いことがある。これらの問題を改善するため,前後に設けた2対のディスクが作物条間を通過する際に土壌の抵抗で回転し,土を横に反転移動させることにより中耕培土を行うディスク式中耕培土機(開発機)を開発した。作業能率,所要動力および燃料消費量に関するロータリ式中耕機(対照機)との比較試験を行い,(1)作業速度を開発機で1.2 m/s,対照機で0.65 m/sに設定して試験した結果,開発機のほ場作業量は72∼95a/hであり,対照機の1.7∼1.9倍であること,(2)常用作業速度(開発機が1.0∼1.6 m/s,対照機が0.5∼0.8 m/s)同士で比較すると,対照機に比べ開発機は機関所要動力が概ね同程度,機関所要エネルギと燃料消費量が概ね1/2程度であることなどが明らかになった。
  • 後藤 隆志, 手島 司, 藤井 幸人, 長澤 教夫, 大西 正洋, 遠藤 準, 越智 健市, 鋤柄 忠良
    2012 年 74 巻 2 号 p. 131-139
    発行日: 2012/03/01
    公開日: 2013/09/19
    ジャーナル フリー
    開発したディスク式中耕培土機(開発機)の走行性能に及ぼす影響,砕土性能および培土性能に関するロータリ式中耕機(対照機)との比較試験を5箇所の大豆栽培ほ場において30回行い,以下の結果が得られた。(1)湿潤な土壌条件下では,開発機区と逆転ロータリ仕様の対照区でトラクタの進行低下率が30%を越える場合があった。(2)湿潤土壌における開発機の砕土性能はロータリを正転させ培土板を取付けた対照区より良好であり,ロータリを逆転させた対照区と同程度であった。(3)培土成功率や大豆の埋没率·倒伏率に有意差はなかったものの,畝断面形状を見ると開発機は対照機より作物株元への培土性能が良好であった。
  • 後藤 隆志, 手島 司, 藤井 幸人, 長澤 教夫, 大西 正洋, 遠藤 準, 越智 健市, 鋤柄 忠良
    2012 年 74 巻 2 号 p. 140-146
    発行日: 2012/03/01
    公開日: 2013/09/19
    ジャーナル フリー
    開発したディスク式中耕培土機(開発機)の雑草埋没性能に関するロータリ式中耕機(対照機)との比較試験を裸地ほ場で,雑草防除性能に関する対照機との比較試験を適期に 2回作業して 5箇所の大豆栽培ほ場で 14回行い,以下の結果が得られた。(1)模擬雑草の埋没率は開発機区(D)とロータリを正転させ培土板を取付けた対照区(Rm)で 91%,ロータリを逆転させた対照区(R)で82%であった。(2)開発機2回作業区(D-D)の条間の雑草は,R-Rm 区に比べ乾物重で約 50%,本数で約 35%,R-R 区に比べ本数で約 45%少なかった。(3)D-D 区の株間の雑草は R-Rm 区に比べ乾物重で約 40%,本数で約 45%,R-R 区に比べ乾物重で約 45%,本数で約 55%少なかった。
  • 後藤 隆志, 手島 司, 藤井 幸人, 長澤 教夫, 大西 正洋, 遠藤 準, 越智 健市, 鋤柄 忠良
    2012 年 74 巻 2 号 p. 147-155
    発行日: 2012/03/01
    公開日: 2013/09/19
    ジャーナル フリー
    開発したディスク式中耕培土機(開発機)とロータリ式中耕機(対照機)で適期に各 2回作業した 5箇所の大豆栽培ほ場において,土壌物理性の調査を 11回,大豆の生育·収量等の調査を 13回行い,以下の結果が得られた。(1)湿潤な土壌条件における開発機 2回作業区(D-D)の畝上部表層における大豆収穫前の土壌固相率は,1回目を逆転ロータリで,2回目を正転ロータリに培土板を取付けた対照機で作業した区(R-Rm)の0.95倍,逆転ロータリの対照機 2回作業区(R-R)の0.98倍であり,D-D 区の土壌含水比は R-Rm 区の1.10倍であった。(2)湿潤な土壌条件で中耕培土を行った場合,R-Rm 区に比べD-D区の大豆収量は約15%高かった。
速報
feedback
Top