人工臓器
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20 巻, 4 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 安田 慶秀
    1991 年 20 巻 4 号 p. 1317
    発行日: 1991/08/15
    公開日: 2011/10/07
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  • 菱田 明, 中島 敏晶
    1991 年 20 巻 4 号 p. 1319-1326
    発行日: 1991/08/15
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
  • 小出 桂三, 伊勢 道仁
    1991 年 20 巻 4 号 p. 1327-1335
    発行日: 1991/08/15
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
  • 中谷 武嗣, 後藤 昌弘, 妙中 義之, 巽 英介, 赤城 治彦, 佐々木 栄作, 増澤 徹, 松尾 義昭, 関井 浩義, 矢倉 明彦, 高 ...
    1991 年 20 巻 4 号 p. 1336-1340
    発行日: 1991/08/15
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
    永久使用補助人工心臓(VAS)開発の第一段階として, 腹壁内埋込み型血液ポンプシステムについて検討した. 血液ポンプは国循型空気圧駆動diaphragm型を基に開発した. 心尖脱血用カニューラは, 左室心筋による圧迫閉塞防止のため従来の脱血カニューラ先端部に金属チップを埋没した. 成山羊を用い, ポンプ本体は左腹壁内に留置し, 脱血は左室心尖より, また送血は下行大動脈に行い, 駆動チューブは皮下トンネルを通して体外の駆動装置と接続した. 動物実験において, 本システムの装着および駆動は容易で, 3週間以上にわたり安定した血行動態を得ることが可能であった. またポンプの腹壁内収納にとくに問題はなく, 合併症も認めなかった. 本システムは, 長期左心補助に有用なシステムと考えた.
  • 秋葉 隆, 芝本 隆, 立花 健, 坂本 尚登, 富田 公夫, 大島 博幸, 丸茂 文昭
    1991 年 20 巻 4 号 p. 1341-1345
    発行日: 1991/08/15
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
    新しく開発された合成蛋白分解酵素阻害薬4-sulfamoyl phenyl-4-guanidinobenzoate methansulfonate(SPGM)はセリン蛋白分解酵素を強力に阻害する薬剤である. 本剤が, 血液透析における抗凝固薬として使用可能であるか検討した. 慢性腎不全患者26名に対しSPGMを用いて血液透析を行った. 透析開始時SPGM0.1mg/mlで透析器・回路をみたし, その後40, 60, 100mg/hの3種の速度で透析器入口に持続注入し透析を行った. 手術例5例をふくむ30例で透析器凝固などのトラブルなく透析が行われた. aPTTは全身血で不変で, 透析器入口出口で投与量依存的に増加する傾向を認めた. 開始240分でもこの傾向は変わらなかった. PTは各濃度・採血部位においても差は認めなかった. SPGMのダイアライザークリアランスは29.5ml/mimだった. 以上から本剤は手術後および出血巣を有する透析患者の血液透析における抗凝固薬として有用である可能性が示された.
  • 野澤 宏彰, 満渕 邦彦, 井街 宏, 鎮西 恒雄, 阿部 裕輔, 米澤 卓実, 鈴川 正之, 今西 薫, 藤正 巌
    1991 年 20 巻 4 号 p. 1347-1356
    発行日: 1991/08/15
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
    人工心臓による循環が腎機能に及ぼす影響を検討することを目的として, 完全人工心臓装着ヤギを用いて, 装着前後における腎機能の経時的な変化の検討を試みた. 腎血流量, 腎血漿流量, 糸球体濾過量, および時間尿量はいずれも術後第1週から減少し, 以後も低値を示した. 一方, 上半身のみを自然心臓で灌流し, 腎動脈を含む下半身の循環系は完全に人工心臓で代行させた分離循環例においては腎機能の低下は認められなかった. 循環動態, 血液検査等に関しては, 完全人工心臓例においてのみ右心房圧が著明に上昇していたが, その他の測定データは基本的に完全人工心臓例と分離循環例との間に差異が認められなかった. 以上の結果から, 人工心臓駆動下における腎機能の低下の成因として, 人工心臓の駆動圧波形, ホルモン等よりも, 主として右心房圧の上昇の関与が考えられた.
  • 阿岸 鉄三, 高橋 公太, 八木 沢隆, 太田 和夫, 高橋 和雄
    1991 年 20 巻 4 号 p. 1357-1360
    発行日: 1991/08/15
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
    ABO血液型不適合者間における腎移植を成功させるため, 手術前に受腎予定者の血液中から免疫吸着によって抗A抗体・抗B抗体を除去した. 実際の手技としては, 膜型血漿分離器によって分離した血漿をシリカビーズに三糖類の合成抗原性表現物質を固定化した吸着材に灌流させた. 27名の患者のうち, 4名に悪心・嘔吐・低血圧などの症状が現れた. 強い反応を示さなかったほかの6名の患者の血液・分離後血漿・吸着後血漿中の補体価・白血球数の時間的変動の検討から, これらの患者においては透析患者にみられるfirst use syndrome(reaction)とよばれるようなanaphylactoid reactionがおこったものと判断された. これらの患者では, 吸着材に対する過敏性反応が起こったものと考えられ, 二重濾過血漿分離交換法(DFPP)によって抗体除去が行われた結果,移植を行うことができた.
  • 野尻 知里, 岡野 光夫, 小柳 仁
    1991 年 20 巻 4 号 p. 1361-1366
    発行日: 1991/08/15
    公開日: 2011/10/07
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    表面特性の異なるさまざまの高分子材料へのin vivo蛋白吸着挙動を解析し, その抗血栓性との関連を検討した. 使用したポリマーはBiomer(B), 長鎖ポリエチレンオキサイドを表面にグラフトしたBiomer(B-PEO4K)およびHEMAとstyreneの共重合体(HEMA-St)の3種である. 内径6mmのBiomer製の人患血管の内面を上記のポリマーで表面修飾し, 9頭(各ポリマー3頭ずつ)の雑種成犬の腹部大動脈に移植し, 1~3カ月後の吸着蛋白層の解析を行った. BおよびB-PEO4Kはいずれも1カ月以内に閉塞したが, HEMA-Stは全例3カ月時開存していた. B, B-PEO4Kの蛋白層は6~30日の観察で経時的に厚くなる多層の吸着蛋白層がみられた(1,000~2,000Å). 一方,HEMA-Stの蛋白層は3カ月後にても200Å以下で, 安定した単層様の吸着蛋白層を保っていた. 抗血栓性という観点では単層様の薄い吸着蛋白層が厚い多層蛋白質層に比し優れていると思われた.
  • 衣笠 えり子
    1991 年 20 巻 4 号 p. 1367-1369
    発行日: 1991/08/15
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
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