日本細菌学雑誌
Online ISSN : 1882-4110
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30 巻, 4 号
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  • 善養寺 浩
    1975 年 30 巻 4 号 p. 571-581
    発行日: 1975/07/25
    公開日: 2009/02/19
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  • 鈴木 益子, 林 芳郎
    1975 年 30 巻 4 号 p. 583-588
    発行日: 1975/07/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    Aspergillus fumigatusならびにCandida albicansから分離した糖-蛋白体,精製多糖体を抗原として,各菌体感作モルモモット(各菌体を,それぞれFreund's complete adjuvantとともに足蹠に注射したもの)において,次の免疫反応を検討した。
    1) A. fumigatus, C. albicans各菌体感作モルモットの皮内反応は,糖-蛋白画分により強く惹起されるが,精製多糖体では惹起されなかつた。
    2) 各菌体感作動物の脾細胞を用いて,マクロファージ遊走阻止反応を行つた結果,i)遊走阻止活性は,対応する糖-蛋白体,ならびに精製多糖体のいずれの抗原を用いても認められた。ii) A. fumigatus多糖体(galactomannan)を希酸水解し,側鎖のgalactofuranosideを除去した画分での遊走阻止活性は認められなかつた。また,A. fumigatus galactomannanならびにC. albicans mannanを過沃素酸々化してえられた画分においても,遊走阻止活性は認められなかつた。iii) C. albicans多糖体を,加酢分解してえたオリゴ糖(mannotriose, mannohexaose)で前処理した感作脾細胞において,mannanの遊走阻止活性は,mannohexaoseにより強く阻害された。
  • 山井 志朗, 西本 真理子, 新川 隆康, 小原 寧, 宮本 泰
    1975 年 30 巻 4 号 p. 589-593
    発行日: 1975/07/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    りん菌は外界における生存性が著しく弱いために保存が困難である。わたくしたちは,りん菌の保存にStampによつて開発されたゼラチン・ディスク法を応用した。すなわち,GC培地上で1夜培養した菌を1容の5%ブドウ糖加3%脱脂乳液に浮遊させ,同量の温めた20%ゼラチン液と1/5量の2.5% L-アスコルビン酸を加えてよく混合し,混合菌液をパラフィン〓紙上に1滴(約0.03ml)ずつ滴下し,五酸化リンおよびシリカゲルの存在のもとで,約20mmHgの真空度で減圧乾燥した。乾燥のできたゼラチン・ディスクはシリカゲル入り保存用試験管にいれて密栓保存した。12株のりん菌をゼラチン・ディスクとし,-20Cに保存して1ヵ月ごとに検査しながら1年間にわたつて菌の保存性をしらべた。
    その結果,すべての供試菌株はよく保存され,1年間の保存による生菌数の減少は1オーダーにすぎなかつた。また供試菌の集落型,ウサギおよびモルモット赤血球凝集性およびストルプトマイシン感受性は1年後にも変化が認められなかつた。
  • 1975 年 30 巻 4 号 p. 595-604
    発行日: 1975/07/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
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