日本細菌学雑誌
Online ISSN : 1882-4110
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30 巻, 6 号
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  • 三橋 進, 橋 本一, 原田 賢治
    1975 年 30 巻 6 号 p. 661-674
    発行日: 1975/11/25
    公開日: 2009/02/19
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  • 大西 克成
    1975 年 30 巻 6 号 p. 675-682
    発行日: 1975/11/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 品川 邦汎, 国田 信治, 阪口 玄二
    1975 年 30 巻 6 号 p. 683-692
    発行日: 1975/11/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    ブドウ球菌食中毒はエンテロトキシンをヒトが摂取することによつて起こる急性胃腸炎である。それゆえ,ブドウ球菌食中毒の診断にはエンテロトキシンの証明が必要である。しかし,エンテロトキシンの検査には抗毒素血清が必要で,この抗毒素血清は各型のエンテロトキシンを精製し,ウサギなどの動物に注射して作成しなければならない。
    現在,ブドウ球菌エンテロトキシンは,免疫学的に異なるA, B, C, D, Eの5型が報告されている。エンテロトキシンの精製方法は繁雑で,各型ごとに異なつた精製方法が報告されている。また抗毒素血清の作製にはウサギ1羽に数mg∼数10mgの抗原を注射する方法が用いられてきた。
    われわれは,エンテロトキシンAおよびCをCM-Sephadex C-25, DEAE-Sephadex A-25クロマトグラフィー,およびSephadex G-75ゲル〓過の同一で簡単な方法によつて精製した。
    抗毒素血清は,エンテロトキシン10μgをFreund's complete adjuvantとともにウサギの背部皮下に接種し,7∼9週目に同量のエンテロトキシンで,adjuvantを加えないでブースターを行い,11∼13週で作製した。この特異抗毒素血清の力価はミクロスライドゲル内沈降反応で16∼128倍で,エンテロトキシンの検査に十分に使用できるものであつた。
  • 特に表皮株ならびに黄色株のserum-soft agar中における発育型との関連について
    久野 宗和, 高橋 昌己, 吉田 耕作
    1975 年 30 巻 6 号 p. 693-697
    発行日: 1975/11/25
    公開日: 2009/02/19
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    臨床材料よりえた表皮ブドウ球菌compact型株および対応するdiffuse型株,108 colony forming unit (C.F.U.)をマウス尾静脈より接種したところ,5株中2株のcompact型株に腎定着能が認められた。これら腎は肉眼的には膿瘍形成は認められなかつたが,接種後14日経過するもなお多数の生菌が検出されたのに反し,血液,肝臓,脾臓からは接種3日後には生菌を分離しえなかつた。つぎにこれら2株の接種菌量を変えてマウス尾静脈より接種したところ,1株においては106 C.F.U.により7日以上の腎定着能を認めたが,他の1株は同期間の定着には108 C.F.U.の接種を必要とした。
    つぎに黄色ブドウ球菌Smith株のdiffuse型株,compact型株を用いたところ,compact型株では接種14日後には腎を除く各臓器から菌が消失したが腎からは108/100mgの菌が検出され,膿瘍形成が認められた。しかしながら,diffuse型株では特異臓器定着は認められず敗血症型の感染の経過をとることが認められ,黄株色においても腎定着はcompact型株の特異性と考えられた。
  • 1975 年 30 巻 6 号 p. 699-732
    発行日: 1975/11/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
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