日本細菌学雑誌
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32 巻 , 6 号
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  • 本田 武司
    1977 年 32 巻 6 号 p. 777-784
    発行日: 1977/11/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 中谷 林太郎, 岡村 登, 小河 秀正, 長田 恭明
    1977 年 32 巻 6 号 p. 785-804
    発行日: 1977/11/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 中根 明夫
    1977 年 32 巻 6 号 p. 805-811
    発行日: 1977/11/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    Clostridium botulinum C型・D型菌の有毒株および無毒株を用い,トリプシンにより活性化される毒素の産生について検討を行つた。使用したC型無毒株5株,D型無毒株4株のうち,C型4株,D型2株がトリプシン処理により毒性を示すようになつた。この毒素はSegner's fortified egg meat (SFEM), cooked meat, egg meat, TYGの各培地で20∼935 LD50/mlの産生がみられたが,LYG培地においては産生が認められなかつた。また有毒株3株のうち,D-South African株で,トリプシンによりその毒性が5∼10倍に活性化された。しかし,無毒株の産生するトリプシン活性化毒素とD-South African株の産生するそれとは,必ずしも同一抗原性を示すものとは思われなかつた。
    トリプシン活性化毒素産生株であるD-139株について,TYG培地を用い,炭素源および窒素源がこの毒素産生能に及ぼす影響について検討を行つた。トリプシン活性化毒素の産生はグルコース濃度0.2%の時が最高となり,グルコース濃度を高めるにつれ毒素の産生量は減少した。同様の傾向がグリセロールを炭素源とした場合にも認められた。トリプシン活性化毒素に対する(NH4)2SO4の添加効果はグリセロール培地で顕著であつたが,グルコース培地ではほとんど認められなかつた。またグリセロール培地に0.5% NH4Clを添加することにより,毒素産生量は無添加の場合にくらべ約15倍に上昇した。しかし,0.5% NaNO3の添加は,毒素産生にむしろ抑制的な作用を及ぼした。トリプシン活性化毒素の産生能は,培地中の炭素源および窒素源により大きな影響を受けるものと思われる。
  • 加藤 英夫, 滝沢 芳子, 花沢 重正, 加藤 新, 小出 和子, 山浦 煌一, 山口 康夫
    1977 年 32 巻 6 号 p. 813-820
    発行日: 1977/11/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    嫌気性コリネバクテリウム属のうち,特に強力な免疫生物学的活性をもつCorynebacterium anaerobium (CAと略記)の抗腫瘍性メカニズムをBALB/cヌードマウス(nu/nu)及びヘテロマウス(nu/+)とEhrlich腹水腫瘍の実験系を用いて解析し,次の諸成績をえた。
    1) nu/+マウス,nu/nuマウスにそれぞれ所要量のCAと腫瘍細胞とを腹腔内に混合接種し,CAの抗腫瘍性を検索した結果,いずれのマウスにおいてもdose dependentであり,250μg/マウスにおいて抗腫瘍性がもつとも強く,それ以上の過量投与では逆に著しく減弱した。
    2) マクロファージの機能を選択的に抑制するcarrageenan処理により,CAの抗腫瘍効果はnu/+マウス,nu/nuマウスいずれにおいても明らかに弱化した。
    3) nu/nuマウスにnu/+マウスの胸腺細胞を移入することによつて,CAの抗腫瘍効果は著明に増強した。CAに対して遅延型過敏症が誘導されたnu/+マウスの感作脾細胞をnu/nuマウスへ移入した場合にはCAの抗腫瘍効果には有意の増強は認められなかつた。
    4) CA投与によつて腫瘍細胞の生着・増殖が完全に抑制されたnu/+マウス及び同様な胸腺細胞移入nu/nuマウスに腫瘍細胞を再接種したところ,その生着・増殖は抑止された。
    5) CA投与によつて腫瘍細胞の生着・増殖が完全に抑制されたnu/+マウスの脾及びリンパ節の非付着性細胞,CA投与nu/nuマウスの腹腔マクロファージのin vitroにおける細胞傷害性を3H-thymidineの取り込み実験により検索し,両者とも強い腫瘍細胞に対する傷害性が認められた。
    以上の諸知見から,CAのEhrlich腹水腫瘍に対する抗腫瘍効果はCAにより直接的に活性化されたマクロファージによるいわゆる“macrophage-mediated cytotoxicity”によるほかに,腫瘍細胞に対する細胞性免疫の誘導促進によるものと推論される。しかしCAに対する遅延型過敏症による巻き込み効果が抗腫瘍性に働くとの確かな証拠はえられなかつた。
  • 坂口 平, 横田 勝司, 鎌口 有秀
    1977 年 32 巻 6 号 p. 821-828
    発行日: 1977/11/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    Aspergillus fumigatusの菌体ならびに培養〓液から精製したAsp-hemolysinの生物学的性状について検討した。
    溶血毒素に対する各種動物赤血球の感受性の相違が観察された。ニワトリ赤血球はもつとも感受性が強く最小溶血量(MHD) 3μgであつたが,カエル赤血球ではMHD 2.5mgと弱かつた。
    静脈内注射による動物に対する毒素の最小致死量はマウスで750μg/kg,ニワトリで250μg/kgであつた。しかし,毒素の多量(1g/kg)を経口投与してもマウス致死活性はみられなかつた。さらに,本毒素はphospholipase Cの活性陰性であり,粗抽出画分中でみられた皮膚壊死と出血様の活性は,いずれも検出されなかつた。
    Asp-hemolysinの溶血活性はZn2+やコレステロール,G-ストロファンチンによつてわずかに活性化されたが,レシチンと銅クロロフィルでは阻害され,特にHg2+,ヨウ素ならびに抗毒素血清によつて特異的に阻害された。
    Hg2+で阻害された溶血活性はβ-メルカプトエタノール,システィンあるいは亜硫酸塩の様な還元剤の添加で回復した。この溶血反応は予め加えた抗毒素血清によつて阻止できたが,いつたん開始された溶血反応は抗毒素血清の添加によつては阻止できなかつた。Asp-hemolysinの生物学的活性はトリプシン,ペプシン,パパインあるいはズブチリンなどのたん白分解酵素で処理しても失われなかつた。
  • 品川 邦汎, 国田 信治, 阪口 玄二
    1977 年 32 巻 6 号 p. 829-836
    発行日: 1977/11/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    ブドウ球菌食中毒は,本菌が産生するエンテロトキシンをヒトが摂取することによつて起り,その診断は食品,患者材料(吐物,便)から直接エンテロトキシンを証明することが確実な方法である。しかし,エンテロトキシンの検査には精製エンテロトキシンで,ウサギ等の動物を免疫して作製した抗毒素血清が必要である。
    現在,エンテロトキシンは免疫学的にA, B, C, DおよびE型の5種類が報告されている。
    われわれは,Staphylococcus aureus FRI-326(エンテロトキシンE産生標準菌株)の産生するエンテロトキシンE型をCM-Sephadex, DEAE-Sephadexクロマトグラフィー,Sephadex G-100 (Superfine)のゲル〓過,および再ゲル〓過の4 stepにより精製した。抗毒素血清は,エンテロトキシン20μgでウサギを免疫して作製した。エンテロトキシンE20-120μg/mlは,抗エンテロトキシンA血清に対し,エンテロトキシンAと一部共通の明瞭な沈降線を形成し,20μg/mlでは抗エンテロトキシンA血清の4倍希釈まで沈降線を形成し,かつ抗エンテロトキシンE血清と1本の沈降線で融合を示した。他方,エンテロトキシンA 120μg/mlは抗エンテロトキシンE血清に対し,エンテロトキシンEと一部共通の沈降線を形成したが,20μg/mlでは沈降線の形成は見られなかつた。
  • 間瀬 南
    1977 年 32 巻 6 号 p. 837-842
    発行日: 1977/11/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    Bacillus cereusおよびBacillus subtilisの芽胞をマウス腹腔内に接種して,発芽,outgrowth,栄養細胞の分裂・増殖の状態を時間を追つて調べた。
    B. cereusの芽胞を約109個マウス腹腔に接種したところ,1時間後にはoutgrowthを完了した栄養細胞も少しみられたが,非発芽のままの芽胞を食菌した食細胞が多くみられた。また細胞外にも非発芽の芽胞が多数みられた。2時間後には,栄養細胞が多数みられ,また分裂中のものもみられた。また栄養細胞を細胞質内にもつた食細胞もみられた。3時間後には,腹腔液中には多数の栄養細胞がみられ,非発芽の芽胞はほとんどみられなくなつた。4時間後には栄養細胞で腹腔は充満し,5時間を経過してまもなく斃死した。
    B. subtilisの芽胞も約109個マウス腹腔に接種したところ,1時間後には,多数の非発
    芽芽胞を食菌した食細胞が多くみられ,また細胞外にも多数の非発芽芽胞がみられた。発
    芽した芽胞は極めて少数であつた。2時間後には,発芽した芽胞が,やや増加したが,
    B. cereusの場合に比べ,少数であり,かつoutgrowthを完了したものはみられなかつた。4時間後,ようやくoutgrowthを完了したものが,ごく少数みられた。5時間を経ても栄養細胞が分裂増殖する状態はみられなかつた。
    B. cereus芽胞をマウス腹腔内に接種した場合100%マウスを斃す致死量は4.37×108個であつた。B. subtilisの芽胞をB. cereus芽胞の致死量の約18倍量接種したがマウスは斃死しなかつた。
  • 1977 年 32 巻 6 号 p. 843-937
    発行日: 1977/11/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
  • 1977 年 32 巻 6 号 p. 939-954
    発行日: 1977/11/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
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