日本生物学的精神医学会誌
Online ISSN : 2186-6465
Print ISSN : 2186-6619
28 巻 , 3 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • 篠崎 和弘
    2017 年 28 巻 3 号 p. 107
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/04/10
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  • 鬼塚 俊明
    2017 年 28 巻 3 号 p. 109
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/04/10
    ジャーナル オープンアクセス
  • 田中 謙二
    2017 年 28 巻 3 号 p. 110-112
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/04/10
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    研究者自らが研究を楽しむ。この姿を学生や研修医が見る。彼らは研究者が人生をエンジョイしていると思う。自分もそうなりたいと彼らが思う。この繰り返しで若手を育てたらどうだろうか。
  • 柳下 祥
    2017 年 28 巻 3 号 p. 113-116
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/04/10
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    精神疾患の多くは前頭葉や辺縁系といった脳部位および神経伝達物質であるモノアミンの異常の関与が考えられている。これら脳部位やモノアミンは環境からの感覚入力を元に価値づけや意欲・行動選択を生み出す神経基盤と考えられ,ヒトを含む動物の環境適応に重要な脳機能といえる。このため,前頭葉や辺縁系のシナプスとモノアミンの神経機構の機能理解は精神疾患における社会適応の障害を理解するのに役立つ可能性が高い。モノアミンは前頭葉や辺縁系における価値記憶の形成に関与し,その後,各脳部位の価値記憶は協調したり,拮抗したりしながら行動選択や意欲の制御をしているといった仮説モデルが考えられる。最近の光を使った実験技術の進歩によりこのモデルをシナプスレベルから行動まで対応づけて理解することが可能になってきた。このような神経シナプス機構を理解したうえで,シナプスに発現する精神疾患関連遺伝子の操作などにより,適応機能障害の一般的な理解が可能ではないかと考える。
  • 菅谷 佑樹
    2017 年 28 巻 3 号 p. 117-120
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/04/10
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    神経系は非常に複雑であるが,精神神経疾患の症状や病態を神経細胞の活動やシナプス入力の観点から説明することは,精神神経疾患研究の最終目標の一つである。最近の神経研究における操作・計測技術の進歩により,生きている個体の神経細胞の細胞種特異的に活動を操作・計測することが可能になってきている。また,従来の電気生理学的計測によって簡便に非常に高い時間解像度で神経細胞の活動を記録することができる。これらの方法を組み合わせることによって,一部の神経疾患ではシナプスレベルや回路レベルでの変化から病態を説明することが可能になってきている。本稿では,てんかんの病態の解明という具体例を紹介しながら,細胞外電位記録,多点電極による電流源密度解析,パッチクランプ法,optogeneticsといったin vivoにおける研究手法の利点や欠点を簡単に解説する。
  • 林─高木 朗子
    2017 年 28 巻 3 号 p. 121-125
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/04/10
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    細胞は様々なストレスにさらされながらも恒常性を維持している。細胞の3大ストレスとして,酸化,小胞体,そして糖化ストレスが知られており,これらのストレス応答の破綻が種々の精神・神経疾患の責任病態パスウェイを形成することが示唆され始めた。一方で,脳機能を考える際,神経回路の動作原理は,シナプスを介した電気信号が基本であり,大脳皮質の興奮性シナプスの約8割は,スパインという小突起構造上に形成される。多くの精神・神経疾患でスパイン異常が繰り返し報告され,人類遺伝学的所見や薬理学的所見などは,精神疾患の病態生理として何らかのシナプス異常(シナプトパチー)を強く示唆している。ほとんどの精神神経疾患が均一な病因により惹起される疾患ではなく,遺伝子座異質性が明らかであることを考えると,病因や発症トリガーは何であれ,様々なストレス応答の破綻が神経系において生じた結果,シナプトパチーがその最終共通病態パスウェイを形成すると注目されはじめたのは妥当と思われる。そこで,ストレス脆弱性によるシナプス恒常性破綻として精神・神経疾患を捉え,そして疾患関連ストレス応答代謝産物を軽減する効果とシナプス保護作用を併せ持つ化合物は精神・神経疾患治療候補薬になりうるし,同化合物群のパスウェイ解析を行うことにより新たな標的シグナルを見いだせるのではないかと考えており,このような我々の泥臭い試みを紹介する。
  • 黒田 啓介
    2017 年 28 巻 3 号 p. 127-131
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/04/10
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    ドーパミンは運動機能や意欲,快情動,報酬行動などを担う神経伝達物質であり,パーキンソン病や統合失調症,うつ病などの精神・神経疾患の病因や病態と関連していると考えられている。しかしながらドーパミンが脳内の神経細胞においてどのような分子メカニズムでその作用を発揮しているかは驚くほどわかっていない。筆者らは最近,ドーパミンの細胞内シグナル伝達機構について解析を行い,側坐核の中型有棘神経細胞においてドーパミンがRap1シグナルを活性化して神経細胞の興奮性を高めていることを見いだした。本稿では,この研究内容を紹介するとともに,疾患研究における分子メカニズム研究の役割について考察したい。
  • 疋田 貴俊
    2017 年 28 巻 3 号 p. 132-134
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/04/10
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    精神疾患は遺伝要因と環境要因の両方が発症に関与する複雑疾患である。私たちは精神疾患遺伝モデルとして,変異型DISC1トランスジェニックマウスを作成した。本マウスは胎生期あるいは思春期の環境ストレスにより表現型は悪化を示した。一方,大脳基底核神経回路を解析し,主要の2つの線条体回路である直接路と間接路の神経伝達が認知学習において異なる役割を担っていることを示してきた。このことは,精神疾患の認知障害が神経回路異常からなることを示唆している。精神疾患モデルの神経回路機能を解析することで,神経回路の視点から精神疾患病態の解明が期待される。
  • 久保 健一郎
    2017 年 28 巻 3 号 p. 135-139
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/04/10
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    統合失調症や自閉スペクトラム症をはじめ,種々の精神・神経疾患が神経発達障害としての側面を持つ以上,その病態の解明のためには,神経発生・発達に関する理解は欠かせないと考えられる。本稿では,筆者らが取り組んできた,発生過程における脳の神経細胞の移動に注目した,精神・神経疾患の病態理解への取り組みについて紹介する。本稿で触れたテーマ以外にも,神経発生・発達には,まだ未解明のフロンティアが大きく広がっている。そして,神経発生・発達に関して得られた基礎的理解の進展を,精神・神経疾患研究に還元する,生物学的精神医学の領域において払われる努力があってはじめて,病的過程の理解が進むことが予想される。
  • 高田 篤
    2017 年 28 巻 3 号 p. 140-143
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/04/10
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    これまでの精神神経医学の歴史において,「Disorder」─似たような症状と社会機能の障害によって定義され必ずしも病因は明らかでない疾患単位─の一部が,「Disease」─既知の病因に基づく疾患単位─として時に再定義されてきた。こういった発見は,組織学,脳画像,生化学検査等の技術革新によってもたらされたものであるが,昨今のゲノム解析技術の進歩により,ゲノム研究によるDisorderからのDiseaseの単離が加速されつつある。例えば,操作的診断基準で自閉スペクトラム症,統合失調症と診断される集団一万人のうち,約0.1-1%の症例は,それぞれCHD8,SETD1Aといった遺伝子の機能を失わせるようなゲノム配列変異が原因となることが明らかになっている。こういった発見を加速させるための戦略,得られたゲノム所見の適切な解釈などを含めて概観したい。
  • 岡田 直大
    2017 年 28 巻 3 号 p. 144-145
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/04/10
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