臨床化学

Na⁺/Ca²⁺交換体と循環器疾患

岩本隆宏, 喜多紗斗美, 桂木猛

2004 年 33 巻 3-4 号 p. 105-112
発行日: 2004/12/31
公開日: 2012/11/27

DOIhttps://doi.org/10.14921/jscc1971b.33.3-4_105

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イオンチャネルと不整脈

山田充彦, 倉智嘉久

2004 年 33 巻 3-4 号 p. 113-118
発行日: 2004/12/31
公開日: 2012/11/27

DOIhttps://doi.org/10.14921/jscc1971b.33.3-4_113

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Na⁺, K⁺- ATPase and cardiovascular disease

小宮山豊, 吉賀正亨, 高橋伯夫

2004 年 33 巻 3-4 号 p. 119-125
発行日: 2004/12/31
公開日: 2012/11/27

DOIhttps://doi.org/10.14921/jscc1971b.33.3-4_119

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クロライドイオンチャネルと循環器疾患

蘇原映誠, 佐々木成

2004 年 33 巻 3-4 号 p. 126-132
発行日: 2004/12/31
公開日: 2012/11/27

DOIhttps://doi.org/10.14921/jscc1971b.33.3-4_126

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受容体LGRのリガンドの発見と機能

中林幸士

2004 年 33 巻 3-4 号 p. 134-140
発行日: 2004/12/31
公開日: 2012/11/27

DOIhttps://doi.org/10.14921/jscc1971b.33.3-4_134

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リラキシンの卵胞成熟作用

城田京子, 立石カヨ子

2004 年 33 巻 3-4 号 p. 141-145
発行日: 2004/12/31
公開日: 2012/11/27

DOIhttps://doi.org/10.14921/jscc1971b.33.3-4_141

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卵巣におけるゴナドトロピンレセプターの発現調節

大森由紀, 中村和人, 峯岸敬

2004 年 33 巻 3-4 号 p. 146-153
発行日: 2004/12/31
公開日: 2012/11/27

DOIhttps://doi.org/10.14921/jscc1971b.33.3-4_146

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遺伝子欠損マウスが語る生殖関連GPCRの生体機能解析

最も“古い”ホルモン,オキシトシンとその受容体, そして最も新しいorphan受容体LGR4の生体に於ける機能について

西森克彦, 加藤成樹, 川又理樹, 高柳友紀

2004 年 33 巻 3-4 号 p. 154-162
発行日: 2004/12/31
公開日: 2012/11/27

DOIhttps://doi.org/10.14921/jscc1971b.33.3-4_154

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シグナル伝達系異常と疾患

北島勲

2004 年 33 巻 3-4 号 p. 163-176
発行日: 2004/12/31
公開日: 2012/11/27

DOIhttps://doi.org/10.14921/jscc1971b.33.3-4_163

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細胞外情報をリガンドから受け取る仕組みの例としてチロシンキナーゼの役割、受容体からのシグナルを細胞質に伝える仕組みとしてのGTP結合タンパク質の役割、細胞増殖・分化・アポトーシスに重要な役目を果たすMAPキナーゼカスケードを例示し, シグナル伝達系の全体像を概説した。つぎにこれらシグナル伝達系異常と疾患の関連について触れた。さらに、細胞内で網の目のように複雑に連携するシグナル伝達を最終的に統合し、細胞応答への橋渡しの役割を担う転写調節機構の重要性を強調した。転写制御異常と疾患の関連について、われわれは、NF-κBと炎症、とくに全身性炎症性症候群発症におけるNF-κB過剰発現の関与と、癌細胞におけるNF-κB恒常的発現は抗アポトーシスの重要な分子機構であることを明らかにしたのでこれら研究を中心に紹介した。

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前立腺癌とアンドロゲンの代謝分析

東達也, 三田村邦子, 島田和武

2004 年 33 巻 3-4 号 p. 177-182
発行日: 2004/12/31
公開日: 2012/11/27

DOIhttps://doi.org/10.14921/jscc1971b.33.3-4_177

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新しいラテックス法によるマトリックスメタロプロテイナーゼー3 (MMP-3) 測定試薬の有用性評価

北川文彦, 伊折友恵, 加藤典子, 吉川園江, 伊藤直美, 藤田孝, 石川隆志, 田中郁子, 大島久二

2004 年 33 巻 3-4 号 p. 183-186
発行日: 2004/12/31
公開日: 2012/11/27

DOIhttps://doi.org/10.14921/jscc1971b.33.3-4_183

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近年、Matrix Metalloproteinase-3 (MMP-3) は、関節リウマチ (Rheumatoid Arthritis:RA) 診断においてリウマチ因子 (RF) よりも診断感度および特異度が高いことが報告されている。今回、汎用分析装置にて測定可能な、ラテックスを用いたMMP-3測定法が開発されたので、我々は、ラテックス法によるMMP-3測定試薬の基礎的検討および従来から用いられているELISA法によるMMP-3測定法との相関性を評価した。基礎検討では、測定精度・直線性・実効検出感度において良好な結果が得られ、妨害物質の影響も認められなかった。また従来から用いられているELISA法とも良好な相関関係を認めた。ラテックス法による汎用分析装置用MMP-3測定試薬は、簡便・迅速かつ精度の高い測定が可能となり、その実用性は高いと考えられた。

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血中BNP測定値に及ぼす検体保存条件の影響

藪内博史, 三谷典映, 北垣内佳予子, 島岡光美, 建島澄子, 増谷喬之, 岡本康幸

2004 年 33 巻 3-4 号 p. 187-191
発行日: 2004/12/31
公開日: 2012/11/27

DOIhttps://doi.org/10.14921/jscc1971b.33.3-4_187

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脳性ナトリウム利尿ペプチドbrain natriuretic peptide (BNP) は, 血液検体保存中に分解されることが知られている。最適な検体保存方法を探るため, 種々の検体保存条件がBNP値に及ぼす影響について検討した。BNPの分解を最も抑制したのはEDTA+アプロチニン入り血漿で, 6時間後でほぼ90%以上の残存率を示した。EDTAだけでは, この効果は減弱した。血清中では急速なBNP値の低下がみられたが, EDTAとアプロチニンを加えた場合では, 冷蔵保存で良好な残存率を示した。“プロテアーゼ阻害剤カクテル”は, ほぼEDTA+アプロチニンの場合と同程度の効果を示した。カクテルの成分では, ロイペプチンが最も良好なBNP残存率を示した。これらの結果より, BNP測定のための検体を数時間凍結せずに保存する場合は検体へのアプロチニンの添加と冷蔵保存が必要であると考えられた。

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高脂血症を伴う2型糖尿病患者におけるplatelet-activating factor acetylhydrolase (PAF-AH) 活性の高値の解析

宍野宏治, 越智正昭, 村瀬光春, 大澤春彦, 牧野英一

2004 年 33 巻 3-4 号 p. 192-199
発行日: 2004/12/31
公開日: 2012/11/27

DOIhttps://doi.org/10.14921/jscc1971b.33.3-4_192

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PAF-AH (platelet-activating factor acetylhydrolase) はアレルギー、炎症および動脈硬化疾患において防御的な役割を担うものと考えられている。今回、2型糖尿病患者における血清PAF- AHの測定意義について調べた。本法の参考基準値は男性では223-683lU/L、女性では183- 597lU/Lであった。女性よりも男性の方がやや高値を示した。男性の2型糖尿病患者および総 2型糖尿病患者の血清PAF-AH活性値は男性の参考基準値および総計の参考基準値 (男女) とは差を認めなかったが、女性の2型糖尿患者では女性の参考基準値設定群よりもやや高値を示した。高脂血症および多型性LDL血症を伴う2型糖尿患者では男女ともに参考基準値よりも有意に高値を示した。したがって、血中PAF-AH活性値の測定は高脂血症や多型性LDL血症を伴う2型糖尿病患者における病態の進展を推定するのに有用と考えられた。

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