本文は二次元問題としての凝集力ある土の支持力を著者の方法に Caquot の理論を組合せて求めたもので, 凝集力無き場合の支持力圖表さへ作製して置けば之を利用して凝集力ある場合の支持力をも見出し得る事を示したものである。

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前囘に引續き、射流の流體抵抗に對する Froude 數の影響に就て論じ, 特に抵抗係數が Froude 數の或る値 (>1) に對して最大値を示し, それより大きい Froude 數に對しては抵抗係數が減少して行く事に就ては, 之を流れの亂れ方の大小に關係あるものと考へて亂れに關する測定の結果を用ひて論じた。

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開脚多角形ラーメン構造は各種の土木建築の構造物に使用せられてゐるが, 之が解法としては從來は主として假想働の原理又は最小働の原理を用ひてゐたのである。
茲には撓角法による平易な取扱ひ方を示し且之により, 極あて簡潔にして規則正しい彈性方程式表を誘導作成したもので, この表によりこの種ラーメンを機械的に且無雜作に解決しうるやうにしたものである。
本法は變斷面部材よりなる場合のみならずアーチの如き曲線部材を有する場合にも之を多角形と見做してその儘適用出來るものである。

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砂粒子を篩分けする場合, その能率が種々の因子によつて支配されるが, 其の中特に填充量, 砂粒子の大いさ, 振動數, 砂の有する濕度及不通過粒子の影響について, 又之等の相互の關係について實驗的な考察をなし, 砂粒子の篩分け作業中及びその結果の判定に際し特に注意すべき事項について結論し, 更に篩中の砂の運動について統計的な考察を行つて, 篩分けを行ふ事によつて砂の運動状態の一面を窺知し得るだらうと言ふ著者の推論を加へたものである。

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砂礫地盤上に設けられた低堰堤の下を流れる地下水流の問題の中で, 未だ解かれてゐない幾つかの問題を複素ポテンシァル理論によつ解き, 底面への揚壓力分布の比較, 檢討を試みたものである。
尚本論文は濱田徳一君が東京帝國大學第一工學部在學中に卒業論文として纒めたものゝ中から, 筆者が要點を拔萃したものである。從つて第2章以下の數學的取扱ひ及び數値計算は總て濱田君によるのである。

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