土木学会論文集F4(建設マネジメント)
Online ISSN : 2185-6605
ISSN-L : 2185-6605
71 巻 , 3 号
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和文論文
  • 神田 政幸, 野中 隆博, 須賀 基晃, 横山 知昭, 小林 裕介, 杉本 一朗, 舘山 勝, 龍岡 文夫
    2015 年 71 巻 3 号 p. 125-141
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/09/20
    ジャーナル フリー
     鋼鉄道橋梁は供用後60年以上経過した橋梁数が現存橋梁数の半数を超え,補修・補強・取替え等の措置を必要とする橋梁数も増加する状況にある.代替の新設橋梁の架替えは,工期が長く費用が膨大となるため,既設の鋼鉄道橋梁の延命・耐震化策の確立が急務である.
     このような背景から著者らは,既設鋼橋梁の構造一体化による合理的な補強工法を提案している.本論文では,鋼桁・橋台・背面盛土の一体化の手法の詳細及びその特徴を述べ,実大試験橋梁を構築し,鋼桁・橋台の隅角部補強による一体化,地山補強材による橋台・背面盛土の一体化に関する施工試験を詳述する.加えて,短時間での施工を必要とする鋼桁・橋台の隅角部補強に関して,隅角部コンクリートに与える列車振動の影響評価及び施工方法を示し,最後に経済性及び工期を取りまとめる.
  • 宮﨑 文平, 加藤 寛之, 小濱 健吾, 貝戸 清之, 風戸 崇之, 田中 克則
    2015 年 71 巻 3 号 p. 142-161
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/10/20
    ジャーナル フリー
     舗装の補修に関しては,舗装工学の知見を基盤として,その施策が計画,実行され,現場管理者の長年の経験やノウハウを反映する形で継続的に改善がなされる.そのため,舗装補修施策の妥当性を科学的に検証することは困難である.路面性状測定車の開発などにより,高速道路では膨大な量の路面性状値が蓄積されつつある.本研究では,膨大な調査データを用いて路面の供用性曲線と期待寿命を統計学的に推定するとともに,実績値との比較を通して舗装補修施策を評価するための方法論を提案する.具体的には 1)高機能舗装化が進む路面管理のための評価指標,2)路面性状調査間隔,3)補修サイクルの妥当性に関して,NEXCO西日本関西支社管内全域を対象として,路面の期待寿命と実績寿命との比較を中心に考察を加える.
  • 平川 恵士, 水谷 大二郎, 小濱 健吾, 貝戸 清之
    2015 年 71 巻 3 号 p. 162-181
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/10/20
    ジャーナル フリー
     本研究では,照明ランプ,安定器,照明器具の3種類の部品で構成されるトンネル照明設備の点検・更新施策について議論する.照明ランプと安定器の劣化過程をワイブル劣化ハザードモデル,照明器具の劣化過程をマルコフ劣化ハザードモデルにより求め,その劣化予測結果を用いて点検・更新過程をマルコフ連鎖モデルで表現する.政策変数として,照明ランプの非定常な点検・更新間隔の流列,照明器具の補修施策,安定器と照明設備の一括更新間隔を設定する.その際,点検間隔の非定常性に起因し,点検・更新施策の候補数は膨大となるが,遺伝的アルゴリズムを用いた方法論を提案し,所与のリスク管理水準の下でライフサイクル費用を最小化する最適点検・更新施策を決定する.最後に,実在の高速道路トンネルを対象に方法論の有用性を検証する.
  • 美濃 智広, 森川 英典
    2015 年 71 巻 3 号 p. 182-189
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/10/20
    ジャーナル フリー
     道路橋梁の合理的な保全管理・運用を行うことが求められている中で,大きな課題となっているのは地方自治体における維持管理組織体制の構築である.本論文では,道路橋梁の維持管理を実践する上での課題を,地方自治体の運用組織体制の視点から,ここでは橋梁長寿命化修繕計画に関するアドバイザーとして得た知見をもとに,特に府県の組織体制と市町村の組織体制を比較する視点から整理する.そして,合理的な維持管理体制の実践事例を示し,その成功要因を取り上げる.本報告は,今後全国の自治体での橋梁維持管理体制の再編成に対し,有用な知見を提供するものである.
和文報告
  • 宮本 文穂, 浅野 寛元, 江本 久雄, 勝島 龍郎
    2015 年 71 巻 3 号 p. 105-124
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/09/20
    ジャーナル フリー
     著者らが開発してきた「橋梁維持管理支援システム(J-BMS)」のうちRC橋梁を対象としたJ-BMS RC版は,点検データを蓄積するJ-BMS DB’09,橋梁の性能評価をするRC-BREXおよび維持管理計画立案支援を行うMPOSという3つのサブシステムを有している.さらに,RC-BREXは,定性的なRC-BREX’99と定量的なRC-BREX’2000の2種類を有している.既存のJ-BMS RC版はJ-BMS PC版1)と同様に各サブシステムの連携が取られていなかったので,各サブシステムを一つのシステムとして統合化を図った.本研究では,橋梁の架け替えに伴い撤去される橋梁を用いて詳細な点検を行い,そのデータをサブシステムのひとつである「橋梁劣化診断エキスパートシステム」(RC-BREX’2000)に入力し,その診断結果から本システムの有用性を検証した.
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