土木学会論文集F4(建設マネジメント)
Online ISSN : 2185-6605
ISSN-L : 2185-6605
72 巻 , 1 号
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和文論文
  • 平川 恵士, 小濱 健吾, 早矢仕 廉太郎, 貝戸 清之
    2016 年 72 巻 1 号 p. 1-18
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/02/20
    ジャーナル フリー
     本研究では,トンネル全体を対象とする空間的な照度低下リスクを,照明ランプの 1)不点,2)光束減衰を考慮したシミュレーションによって評価する方法論を提案する.前者に関しては,個別の照明ランプの不点発生過程を不点発生確率が時間とともに増大するワイブル劣化ハザードモデルを用いて表現する.さらに,照明ランプの光束減衰過程を空間的照度分布モデルに組み込んで定式化する.その上で,モンテカルロシミュレーションによるトンネル内の視認性に関わるリスクシミュレーションモデルを提案する.これにより連続不点による局所的な照度低下の評価に加え,トンネル全体の視認性に関わるリスク評価が可能となる.最後に,実際のトンネル照明を対象とした点検データを用いた実証分析により,提案手法の有効性を実証的に検証する.
  • 川西 寛, 丸山 收, 三木 千壽
    2016 年 72 巻 1 号 p. 19-30
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/03/20
    ジャーナル フリー
     本研究は,点検結果の評価方法が異なるため,これまで比較できなかった都道府県の橋梁点検データを同一の視点で解釈可能なデータに基準化すると共に,基準化したデータの分析により都道府県が行っている修繕対策優先度の決定要因を明らかにすることを目的とする.はじめに各県の部材別損傷種類別点検データを共通の基準で解釈するため,各県のデータを3段階の評価区分へと集約する手法を構築した.次に,これらの同一基準化された橋梁点検データを都道府県単独又は地区内の複数県のデータを組み合わせてロジスティック回帰分析し,対策優先度の決定に寄与している地域別,橋種別の橋梁諸元又は健全度判定要因を明確にした.さらに,「道路橋定期点検要領」と分析結果の比較により点検結果の保存と蓄積を規定されたデータ項目の課題を明らかにした.
  • 髙馬 太一, 杉山 友康, 布川 修, 西垣 誠, 西山 哲, 大島 義信
    2016 年 72 巻 1 号 p. 31-46
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/04/20
    ジャーナル フリー
     鉄道沿線斜面の落石対策を効率的に実施するためには,落石が鉄道の列車運行に与える影響をリスクとして定量的に評価し,この結果を利用して対策の優先順位や対策方法を決定することが望ましい.本研究では,過去の落石災害データの分析結果に基づいて鉄道への被害の実態を考慮した落石発生個数期待値を算出し,この結果を用いたリスク評価優先路線の抽出手法を提案した.次に,抽出されたリスク評価優先路線において鉄道で実施している岩塊の危険度判定等をもとに鉄道に具体的に生じる被害発生確率を算出し,この結果と被害が生じた場合の損失とから岩塊同士を相対的に比較するためのリスク算出手法を提案した.さらに,リスク算出結果を用いた落石対策の意思決定手法を計算事例により示した.
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