土木学会論文集H(教育)
Online ISSN : 1884-7781
68 巻 , 1 号
選択された号の論文の3件中1~3を表示しています
招待論文
  • 道奥 康治
    2012 年 68 巻 1 号 p. 1-10
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/02/20
    ジャーナル フリー
     地域から全球に及ぶ規模で社会と自然が変容を続け,土木体系とこれを支える技術教育・人材育成に大幅な変革・改質が求められている.技術界を取り巻く国内外の情勢を分析し,持続的な人材育成と技術革新を果たすための課題を整理する.先進国を中心に進む社会経済活動の縮退,気候変動にともなう自然災害の巨大化・激甚化,技術者人材の経年的減少,アジア諸国の台頭を背景に渇望される日本の国際戦略,高等教育の質保証運動と技術者の資質向上,工事・業務の量的減少と質的拡散,プロジェクト主体の多様化,技術基準の国際化など,情勢変化の嵐が土木技術界を襲っている.史実に学ぶまでもなく,人類と文明を支える基盤はインフラの整備・管理である.土木技術の根幹をなす人材を確保するために必要な教育・人材育成の戦略転換を考える.
和文論文
  • 大髙 皇, 唐木 清志
    2012 年 68 巻 1 号 p. 11-22
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/07/20
    ジャーナル フリー
     学校教育は,モビリティ・マネジメント(MM)を実践する場として効果的であるとされている.しかし,その拡充のためには,目標・内容・方法の構造化が必要である.そこで,本研究ではカリキュラム「モビリティ」と呼ばれるカリキュラムを作成し,学校教育におけるMMに取り組んでいるニーダーザクセン州に着目した.そして,カリキュラム「モビリティ」におけるMMを目標・内容・方法の観点で分析し,その特質を描出した.その結果,目標が個人的MMに限定されていないこと,内容として「社会参画」への対応と「物流・資源・消費」の導入がなされていること,そして,方法として現状分析から行動変容を提案・共有する方法が用いられていることが明らかとなった.
和文報告
  • 谷口 守, 山口 裕敏, 土居 千紘
    2012 年 68 巻 1 号 p. 23-27
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/12/20
    ジャーナル フリー
     2011年に発生した東日本大震災により,市民レベルでの他地域援助の重要性が認知されるようになった.本研究では,どのような人が他地域援助を行っているのかを,東日本大震災を対象とし,学生時代に学んだ教科の選好という教育面に限定し調査することにより,その特徴を捉え,他地域援助実態と教科ごとの関係性を明らかにした.分析の結果,地理や政治経済を選好する者で被災地の近隣居住者は現地ボランティア活動を行う割合が高く,遠隔居住者も援助性向が高い事が示された.また,好きな教科がない者は他地域援助を行わない傾向にあるなど,各教科の好みによって他地域援助実態に差があることが明らかとなった.また比較的他地域援助を行う傾向にある,社会科教科を選好する者の割合が相対的に少なく,社会科教科への関心を持たせる必要性が示唆された.
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