土木学会論文集H(教育)
Online ISSN : 1884-7781
69 巻 , 1 号
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和文論文
  • 田中 岳
    2013 年 69 巻 1 号 p. 1-8
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/02/20
    ジャーナル フリー
     これまでに著者は,学習者が水理学に否定的な感覚を抱く要因を指摘してきた.その要因の解消・軽減を踏まえた効果的な教育実践手法の確立を目的として,本論文では,幾つかの目標を設定したうえで学習内容を構成し,それを演習授業のなかで実践した.そのうえで,アンケートに基づいてその教育的な効果を検討した.その結果,全回答者のおよそ2割が,エネルギー保存則と運動量保存則を理解し,これらを応用した諸問題の解決能力を向上させたと判断された.また,グループ課題での学び合いが,学習意欲の継続と知識の深まりを促し,設定された目標の達成が確認された.さらに,十分な回答数ではないものの,学習者の質問・感想を公開し,それらに回答することでも,学習意欲の維持につながることが認められた.
  • 栁沼 葉子, 市川 健太, 岩倉 成志, 野中 康弘
    2013 年 69 巻 1 号 p. 9-20
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/06/20
    ジャーナル フリー
     2004年度に日本橋常盤小学校5年生を対象に実施した50コマに及ぶまちづくり学習の授業効果について,その児童が高校2年生になった時点での授業効果の持続性を分析するための追跡調査を実施した.調査対象者は,授業を受講した児童と保護者,小学校教員,さらに当時授業を受けていない上級生とし,まちづくりに対する関心の比較を試みた.
     この結果,受講した児童の半数以上が現在もまちづくりに関する関心を有していること,大学生や地域住民などの外部協力者が授業効果を有効に高めること,1つの題材の授業を連続的に長期間実施することが有効であることが明らかになった.
  • 二宮 利江, 門間 正挙, 石川 雄章, 星 一郎, 鈴木 雄吾, 木村 信隆, 竹谷 昇二
    2013 年 69 巻 1 号 p. 21-30
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/10/18
    ジャーナル フリー
     教育システム設計手法(ISD: Instructional System Design)を用いて構造物の変状判定スキルアップのための教育プログラムを開発した.最初に構造物の変状レベルを判定する熟練技術者の主観的理論を心理学の行動分析と人間科学のグラウンデッド・セオリーを組み合わせた手法で可視化し,次に学習理論に基づくISDの手法で構造物変状判定スキルアッププログラムを開発し,日常業務で変状判定を行う技術者を対象に研修を実施した.最後に受講者と研修運営者による評価を分析し,変状判定スキルアッププログラムを改訂した結果,研修運営者による内容の評価が約2割向上し,実用化の段階に入った.
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