Loop-Mediated Isothermal Amplification法(LAMP法)を用いた
Dehalococcoides属細菌の定量検出法を開発し,実汚染地下水のバイオスティミュレーションにおいて
Dehalococcoides属細菌の推移を調査した.開発したLAMP法は1×10
3copies/μL以上の濃度で対象遺伝子を定量可能であり,既往のReal-time PCR法の定量結果との相関が確認された.また,バイオスティミュレーションにおいて物理化学的指標に加えてLAMP法による分析を行い,栄養剤到達,嫌気環境創出,分解菌増加に連動してVOCs分解が進行する様子の一端を捉えることができた.本研究の結果から,LAMP法による分解菌モニタリングが原位置浄化の施工管理に有用であることが示された.
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