本研究は,気候変動による土砂災害リスクの広域的な変化を分析することを目的とした.d4PDFの20kmメッシュ降雨データとRBFN(Radial Basis Function Network)を用い,過去および将来(全球地表気温4℃上昇条件)における中国地方の災害リスクを比較した.その結果,地域ごとに異なる傾向が確認され,顕著な地域差が明らかとなった.また,豪雨の頻度や影響範囲が将来に向けて増大する傾向も認められ,従来の警戒避難基準雨量の適時見直しや広域調整・自治体間連携の強化が必要であることが示唆された.