土木学会論文集E1(舗装工学)
Online ISSN : 2185-6559
ISSN-L : 2185-6559
67 巻 , 2 号
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和文論文
  • 白川 龍生, 多田 旭男, 岡崎 文保
    2011 年 67 巻 2 号 p. 65-74
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/07/20
    ジャーナル フリー
     カーボンナノチューブに代表されるナノカーボン素材は,非常に小さく軽量でありながら,熱的特性,力学特性,電気的・光学的特性で卓越した性能を有する.本研究ではナノカーボンの特徴をアスファルトに付加し新機能を発現させる目的で,アスファルト乳剤をバインダーとする複合材料(ナノカーボン入りのアスファルト乳剤)の開発を行った.結果,ノニオン系及びアニオン系乳剤についてはそのまま添加可能であり,カチオン系乳剤についてはナノカーボン内の残存触媒を酸で溶解する工程を追加することで添加可能であることがわかった.新機能の例として針入度及びマイクロ波吸収能の実験結果を示し,添加量が同量であれば,既存カーボンブラックに比べ高性能であることがわかった.
  • 小林 潔司, 江口 利幸, 大井 明, 青木 一也, 貝戸 清之
    2011 年 67 巻 2 号 p. 75-90
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/08/19
    ジャーナル フリー
     本研究は,不確実な劣化過程を有する道路舗装の最適調査・補修政策を決定する方法論を提案する.道路舗装の劣化過程には多大な不確実性が存在するが,路面性状調査により調査時点における舗装の劣化状態を確定的に把握できる.道路管理者は,路面性状調査を実施することにより,調査時点において舗装の補修を実施すべきか否かに関して,より正確な情報に基づいて意思決定を行うことができる.本研究では,路面性状調査の経済便益をリアルオプション価値として評価するとともに,期待ライフサイクル費用を最小にするような最適調査間隔と補修政策を同時に決定する最適調査・補修モデルを提案する.適用事例では,高速道路の路面性状調査を対象として,本研究で提案するモデルの有効性を実証的に検証する.
  • 森 悠, 藤原 栄吾, 貝戸 清之, 小林 潔司, 橋本 拓己
    2011 年 67 巻 2 号 p. 91-110
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/20
    ジャーナル フリー
     舗装の劣化は,路面の劣化過程と舗装全体の耐荷力の低下(以下,舗装構造の劣化と呼ぶ)が複合する複雑な現象である.さらに,耐荷力の低下は,路面の劣化速度に影響を及ぼす.道路舗装マネジメントにおいては,舗装構造の劣化状態を総合的に判断し,望ましい補修方針を決定することが重要な課題である.本研究では,1)路面性状調査結果に基づいた路面の劣化速度の相対評価による重点管理区間の抽出,2)重点管理区間を対象としたFWD(Falling Weight Deflectometer)調査による耐荷力の診断という2つのプロセスによって,対象とする道路区間における舗装補修方針を検討するための方法論を提案する.さらに,国道9号線を対象として,本研究で提案した方法論の有効性を実証的に検証する.
  • 竹内 康, 毛 世華, 岡澤 宏, 小梁川 雅, 西澤 辰男, 堀内 智司
    2011 年 67 巻 2 号 p. 111-119
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/11/18
    ジャーナル フリー
     本研究では,(独)土木研究所の舗装走行実験場に施工した実大コンクリート舗装試験区,実大路盤試験区での路床,路盤の支持力調査結果および既往の研究事例に基づき,路盤厚設計曲線の信頼性に関する検討を行った.その結果,クラッシャラン,粒度調整砕石の設計曲線の信頼度はそれぞれ80%,70%であること,セメント安定処理路盤の設計曲線は路盤厚によって信頼度が異なっていることがわかった.また,これらの結果に基づき,本研究では信頼度に応じた各路盤材料の設計曲線を提案した.
  • 矢野 隆夫, 西山 哲, 中島 伸一郎, 森石 一志, 大西 有三
    2011 年 67 巻 2 号 p. 120-130
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/12/20
    ジャーナル フリー
     透水性舗装の貯留・浸透特性を飽和―不飽和浸透解析や気液二相流解析等で評価する場合,舗装を構成する各材料の不飽和浸透特性を精緻に把握しておくことが必要である.そこで透水性舗装の材料としてポーラスアスファルト混合物,路盤材および数種の路床材に対して,水分保持特性試験および飽和―不飽和透水試験を実施し,解析における不飽和パラメータの取得を行った.ポーラスアスファルト混合物に対する試験結果については既に報告しており,本論文では路盤材および路床材の結果について報告する.試験結果を既存のモデル式でフィッティングしたところ,水分保持特性は Van Genuchten 式の適用性が良い事を,路盤材の不飽和透水特性は主に Irmay 型の式で,路床材は Van Genuchten 式でよく表現できることを明らかにした.
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