土木学会論文集E1(舗装工学)
Online ISSN : 2185-6559
ISSN-L : 2185-6559
71 巻 , 2 号
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和文論文
  • 西澤 辰男, 風戸 崇之, 本松 資朗, 竹津 ひとみ
    2015 年 71 巻 2 号 p. 36-46
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/07/20
    ジャーナル フリー
     本研究では,連続鉄筋コンクリート舗装(CRCP)のコンクリート打設後1ヶ月程度の横ひび割れの発生形態を予測するために,3次元有限要素法(3DFEM)に基づいた構造モデルを開発した.構造モデルにおいては,コンクリート打設後の硬化に伴う物性の時間的な変化を考慮するために増分法を採用し,鉄筋とコンクリートの間の力学的な相互作用を表現するばね付着モデルを開発した.CRCPの試験舗装による観測結果を用いてモデルの検証を行った.この構造モデルを用いて,ひび割れ発生形態に及ぼすアスファルト中間層の影響について調べた.その結果,アスファルト中間層を用いた場合,ひび割れ間隔はほぼ同じで,ひび割れ幅は狭くなることが分かった.さらに,1本の横ひび割れの両側に狭い間隔で発生する2次ひび割れの可能性を示唆した.
  • 阿部 忠, 川井 豊, 山下 雄史, 一瀬 八洋
    2015 年 71 巻 2 号 p. 47-62
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/07/20
    ジャーナル フリー
     本研究では,鋼床版に発生する疲労き裂を抑制するためのSFRC舗装材の提案および接着剤塗布型SFRC舗装におけるひずみ・たわみの低減効果について検証した.その結果,普通セメントに低収縮型早強性混和材を配合したSFRCは36時間で本材料の要求性能である圧縮強度30 N/mm2を確保するとともに,接着剤塗布後の界面の付着強度も2.59 N/mm2であり,鋼床版の舗装材として有効な材料である結果が得られた.また,鋼床版の舗装材として,普通セメントに低収縮型早強性混和材を配合したSFRC材を用いた接着剤塗布型SFRC舗装は,輪荷重走行疲労試験を行った結果,デッキプレートおよびUリブのひずみ・たわみの増加が大幅に抑制された.よって,鋼床版にSFRC舗装することで耐疲労性が向上する結果となった.
  • 小林 潔司, 貝戸 清之, 大井 明, Nguyen Dinh THAO, 北浦 直樹
    2015 年 71 巻 2 号 p. 63-80
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/08/20
    ジャーナル フリー
     舗装の劣化過程は路面の劣化過程と舗装耐荷力の低下過程で構成される複合的過程である.路面の劣化と耐荷力の低下は,互いに双方の劣化過程に影響を及ぼす.本研究では,このような舗装の劣化過程を複合的マルコフ劣化モデルを用いて表現する.路面性状調査により路面の健全度が観測される.一方で耐荷力の低下はFWD調査等により観察可能である.現実の道路維持・修繕業務において,これら2種類の点検業務が同期されているわけではなく,2種類の点検情報が同時に獲得できないという問題が発生する.本研究ではこのようなシステム的なデータ欠損を考慮した複合的隠れマルコフ劣化モデルを推計する方法を提案する.さらに,NEXCOが管理する高速道路を対象とした適用事例を通して,提案した方法論の有用性について考察する.
  • 藤本 明宏, 山田 慎也, 田中 俊輔, 高橋 尚人, 武市 靖
    2015 年 71 巻 2 号 p. 81-96
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/09/20
    ジャーナル フリー
     本研究では,通過車両による凍結防止剤の飛散を考慮した凍結防止剤事後散布後の路面すべり抵抗値推定法(HFN簡易推定法)を構築した.HFN簡易推定法の構築のために,通過車両による凍結防止剤の飛散を計算する数値解析モデルを構築し,数値シミュレーションを通じて凍結防止剤の散布量に対する通過車両による飛散量の比を定量的に評価した.また,野外走行試験からHFNと平均氷膜厚の関係を明らかにした.さらに,野外走行試験との比較からHFN簡易推定法の妥当性を検証した.
     本研究により,通過車両を考慮して凍結防止剤事後散布後のHFNの推定が可能になった.
  • 小野田 元, 早野 公敏
    2015 年 71 巻 2 号 p. 97-107
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/12/20
    ジャーナル フリー
     近年,台風やゲリラ豪雨により,鉄道軌道が被災する事例が生じている.そのなかには鉄道バラスト道床が流失する事例も含まれており,バラスト流失に対する精度の高い予測と効率的な対策が求められている.そこで本研究では氾濫流による鉄道バラスト道床流失を念頭に,SPH (Smoothed Particle Hydrodynamics)法を用いたバラスト道床法面崩壊のシミュレーションを行った.シミュレーションでは,模型実験により観察されたバラスト道床の浸透特性や道床法面の進行的破壊を考慮した.具体的にはForchheimer則を導入しバラスト道床の浸透特性を表現した.また,限界間隙内流速によるバラスト抜け出しの判定をSPHシミュレーションに導入し,バラストの抜け出しから法面崩壊までのプロセスの再現を試みた.
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