土木学会論文集E1(舗装工学)
Online ISSN : 2185-6559
ISSN-L : 2185-6559
73 巻, 1 号
選択された号の論文の2件中1~2を表示しています
和文論文
  • 河村 直哉, 坪川 将丈, 加藤 絵万
    2017 年 73 巻 1 号 p. 1-11
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/04/20
    ジャーナル フリー
     FWD(Falling Weight Deflectometer)で得られるコンクリート舗装の応答から,コンクリート版下の空洞を検出する方法を提案することを目的として,空洞を有する空港および港湾施設のコンクリート舗装においてFWD調査を実施し,コンクリート版下の空洞が舗装の応答に及ぼす影響を分析した.その結果に基づき,空洞を検出する指標として,正規化たわみ(載荷板中心と載荷板中心から離れた点の最大たわみの比)とたわみ時間差(載荷板中心と載荷板中心から離れた点のたわみが最大となる時間差)の2指標を提案する.これらの指標を複合的に用いる空洞検出方法は,版中央部,目地部,隅角近傍部および隅角部に適用できると考えられる.
  • 丸山 記美雄, 三浦 豪, 木村 孝司
    2017 年 73 巻 1 号 p. 12-25
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/05/20
    ジャーナル フリー
     本研究の目的は,路面に存在する雪氷が走行車両の走行抵抗や燃費に影響を及ぼすことを明らかにし,さらに雪氷による影響度合いを定量的に算定する手法を構築しようとするものである.そのために,試験用の周回路に様々な雪氷路面を設けて大型車の走行実験を繰返し実施した.実験により得られたデータを解析した結果,路面に雪氷がある場合には大型車の走行抵抗が増加して燃費も低下することや,燃費の低下割合は雪氷の密度や雪氷路面の凹凸に影響されることなどの知見が得られた.さらに,燃費や走行抵抗は,走行速度,路面平坦性指標 IRI,雪密度を考慮した数値の関数として表現することが可能で,雪氷の存在によって燃費や走行抵抗がどのような影響を受けるか定量的に算定する手法を提示した.
feedback
Top