日本臨床免疫学会会誌
Online ISSN : 1349-7413
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23 巻, 3 号
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  • 原 寿郎, 佐々木 由佳, 野村 明彦, 高田 英俊
    2000 年 23 巻 3 号 p. 173-180
    発行日: 2000/06/30
    公開日: 2009/02/13
    ジャーナル フリー
  • 稲田 進一
    2000 年 23 巻 3 号 p. 181-191
    発行日: 2000/06/30
    公開日: 2009/02/13
    ジャーナル フリー
  • 金月 勇, 黒坂 大太郎, 橋本 信也, 田嶼 尚子
    2000 年 23 巻 3 号 p. 192-199
    発行日: 2000/06/30
    公開日: 2009/02/13
    ジャーナル フリー
    症例は46歳女性. 1994年12月頃より多関節炎が出現し非ステロイド系消炎鎮痛剤が投与されていた. 1995年2月頃より発熱が出現し,近医へ入院となった.しかし,入院後突然,全身性の痙攣が出現し,意識障害も出へ現したため当院へ入院となった.入院時身体所見では意識レベルはIII-300/Japan Coma Scale, また,著明な顔面浮腫を認めた.検査成績では抗核抗体陽性,抗DNA抗体陽性,抗Sm抗体陽性および蛋白尿を認めた.画像所見では胸部レントゲン写真にて胸水,心嚢水,さらに胸部CTにて縦隔リンパ節の腫大が認められた.以上からアメリカリウマチ学会の分類基準によりSLEと診断した.また,著明な顔面浮腫の原因としては縦隔リンパ節の腫大による上大静脈症候群によるものと考えられた.治療としてデキサメタゾン8mg/日の投与を開始したところ,縦隔リンパ節の腫大と顔面浮腫は著明に改善し,また,意識障害も改善した.
  • 井戸川 雅史, 高橋 裕樹, 相馬 智彦, 三原 真美, 水越 常徳, 村上 理絵子, 菅谷 寿晃, 牧口 祐介, 今井 浩三
    2000 年 23 巻 3 号 p. 200-208
    発行日: 2000/06/30
    公開日: 2009/02/13
    ジャーナル フリー
    症例は43歳男性,主訴は左踵部痛,発熱.平成5年より左足関節腫脹,自発痛出現.平成9年1月発熱と左踵部潰瘍が出現したため某内科に入院,高血糖を認め糖尿病性潰瘍として治療を受けた.血糖の改善後も皮膚潰瘍の拡大と疼痛増強を認め同年3月某整形外科に入院.抗生剤投与も効果なく,各種細菌培養も陰性であり,精査加療のため当院整形外科に転院.著しい炎症反応を認めたが,潰瘍部の細菌培養は陰性であった. MRIでは足根骨にT1強調で散在するlow intensity area, 骨シンチグラムでも足根骨に集積亢進を認め骨髄炎が疑われた.皮膚潰瘍部の生検では,真皮に炎症細胞浸潤を強く認めた.炎症反応と疼痛の持続から下腿切断が考えられていたが,非感染性であり生検所見からも自己免疫機序の関与を疑いプレドニゾロンを投与したところ,潰瘍縮小消失を認めた.本症例は壊疽性膿皮症に近いと考えられたが骨髄炎の説明は難しく,今後同様の症例蓄積が待たれる.
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