臨床神経生理学
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43 巻 , 2 号
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原著
  • 山本 吉則, 嘉戸 直樹, 鈴木 俊明
    2015 年 43 巻 2 号 p. 65-69
    発行日: 2015/04/01
    公開日: 2016/04/26
    ジャーナル フリー
    非周期的な手指反復運動が短潜時体性感覚誘発電位に及ぼす影響を検討した。対象は健常成人11名とした。刺激部位は右正中神経とした。運動課題は聴覚音を合図に実施する右示指中手指節関節の伸展と屈曲の反復運動とした。課題1は1,000 ms間隔の聴覚音を周期的に呈示した。課題2は750 ms, 1,000 ms, 1,250 ms間隔の聴覚音をランダムに呈示した。N20, P25振幅は安静時と比べて課題2で有意に低下した。非周期的な運動では, 3b野と3b野より上位レベルにgatingが生じた可能性が考えられた。
  • 松本 卓也, 桐本 光, 宮口 翔太, 大西 秀明, 田巻 弘之
    2015 年 43 巻 2 号 p. 70-78
    発行日: 2015/04/01
    公開日: 2016/04/26
    ジャーナル フリー
    本研究では手指運動課題が持つ目的の明確性の違いが同側一次運動野 (M1) 内の短潜時および長潜時皮質内抑制 (SICI, LICI) に及ぼす影響について検討した。10名の右利き健常被験者が右示指で机上でのタッピング, 机上に投影されたレーザーキーボードへの実単語または疑似単語の入力を行った。安静時および運動課題時に運動肢と同側M1への単発および2連発経頭蓋磁気刺激 (TMS) を行い, 左第一背側骨間筋より運動誘発電位 (MEP) を記録した。2連発TMSの刺激間隔は3 ms, 100 msとし, SICI, LICIをそれぞれ評価した。安静時, 疑似単語入力課題と比較し, 実単語入力課題遂行時にLICIが有意に減弱した。単発TMSによるMEP振幅およびSICIは条件間の差が認められなかった。本結果は, 実在する単語を想起し入力する目的の明確性が高い動作時には, 運動肢と同側M1におけるLICIの機能は減弱することが示唆された。
その他
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