計算機統計学
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最新号
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原著論文
総合報告
  • 大河内 菜月, 山本 義郎
    2025 年38 巻2 号 p. 93-104
    発行日: 2025年
    公開日: 2026/04/08
    ジャーナル フリー
      本稿では, ECサイトの購買データをもとに, 商品の売上金額の推移を観察することで, 売上推移に特徴のある商品を発見する手法を提案する. 管理図をモデルに, 過去の購入データから売上の推定範囲を求め, 現在もしくは任意の期間の売上が範囲を上回った場合を「売上増加」, 下回った場合を「売上減少」と判別し, それぞれの回数や発生時期から売上増減に特徴のある商品を発見する. この手法の実践としてアプリケーションを作成し, 売上増減に特徴のある商品の発見と, 売上推移の特徴について視覚的に把握を行う. 実用例で提案手法によって売上が増加傾向にある商品や, 特徴的な売上推移をしている商品が発見できることを実用例により示す.
  • 合崎 英男, 中谷 朋昭, 佐藤 和夫
    2025 年38 巻2 号 p. 105-136
    発行日: 2025年
    公開日: 2026/04/08
    ジャーナル フリー
      表明選好法は, 仮想状況を設定した質問を通じて, 代替案やそれを構成する特徴に対する人々の選好を測定する社会調査法の一種である. ミクロ経済学の理論に基づいて解釈できることから, 幅広い実務・研究分野で活用されている. しかし, 表明選好法を応用するときには, 複数のソフトウエアを活用しなければならない状況があり, 初心者にとっては一つの障壁となっていた. 筆者らは, Rを表明選好法の習得・活用のためのプラットフォームとするため, 表明選好法の代表的分析手法である仮想評価, 離散選択実験, およびBest-Worst Scaling向けパッケージを開発した. 本稿では, 表明選好法の各手法の概要を述べるとともに, 開発したパッケージの役割と特徴を説明した上で, その活用状況について明らかにする.
  • 山川 純次
    2025 年38 巻2 号 p. 137-149
    発行日: 2025年
    公開日: 2026/04/08
    ジャーナル フリー
      空間統計解析手法の一つであるクリギング法を実装したRパッケージgstatを使用し, 衛星リモートセンシングにより観測されたフィンランド湾 (GoF) 表層のクロロフィル (chl-a) 濃度データについて, 雲で隠蔽された領域の濃度予測とGoF全域に対するchl-a濃度分布のモデリングを行った. 解析に必要となる地理情報データの準備にはGISソフトウェアであるQGISを使用した. chl-a濃度分布のモデリングに観測データのみを用いる通常クリギング法に対して共変量としてGoFの海底地形や観測点の海岸線からの距離などを用いる普遍クリギング法は観測値に含まれるドリフトや系統的な変化を考慮した濃度予測が行えるため, より分散の小さいchl-a濃度分布のモデリングが可能であると考えられた.
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