熱測定
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29 巻, 1 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 猿山 靖夫
    2002 年 29 巻 1 号 p. 2-4
    発行日: 2002/01/15
    公開日: 2009/09/07
    ジャーナル フリー
    The title is composed of two subjects that frequently appear in the discussion about the periodic heating method. The former part of the title means the minimum knowledge required to use the periodic heating method. Meaning of the latter part is clear but it should be noted that for development in future advantage of the periodic heating method has to be understood correctly by many researchers. The advantage will be explained by suitable authors in the following papers. In this short paper a few things considered to belong to the periodic heating method minimum are described.
  • 八尾 晴彦
    2002 年 29 巻 1 号 p. 5-10
    発行日: 2002/01/15
    公開日: 2009/09/07
    ジャーナル フリー
    ACカロリメトリーは微量な試料の熱容量を高精度で測定できる方法である。他方,ACカロリメトリーで潜熱を測定することは難しい。それらの長所と短所についてその現状を概説し,将来の発展の可能性について述べた。
  • 吉田 篤正
    2002 年 29 巻 1 号 p. 11-15
    発行日: 2002/01/15
    公開日: 2009/09/07
    ジャーナル フリー
    非接触測定法である光音響法の特徴,測定原理,測定装置,測定例について,筆者が関与している固体材料の熱物性値測定に関する研究を中心に解説を進めた。光音響法で関係する光,熱および音の関わり合いを概説した。変調された入射光に対する光音響信号(音波)の位相遅れが,RG(Rosencwaig and Gersho)理論により試料の熱物性値などの関数として導出されることが説明された。入射光の変調周波数を変化させて測定された位相遅れの結果から,基盤の熱物性値が未知の場合にも,試料の熱拡散率が得られることを示した。入射光の変調周波数と試料の厚さ方向の情報の関係,試料の入射光に対する透過性の差異による取り扱いの留意点についても若干の説明を行った。
  • 熱容量スペクトロスコピーと誘電率測定との同時測定
    川路 均, 東條 壮男, 阿竹 徹
    2002 年 29 巻 1 号 p. 16-20
    発行日: 2002/01/15
    公開日: 2009/09/07
    ジャーナル フリー
    3ω法は金属薄膜をヒーターおよび温度センサーとして共用することにより,広い周波数領域にわたって熱測定を可能にする方法である。この方法では10kHz程度までの測定が比較的容易に行えるため,熱容量の周波数依存性を測定する熱容量スペクトロスコピーに適用されている。また測定周波数を高くすることで金属薄膜に接した試料表面付近の情報を選択的に得ることが可能となるので,薄膜試料の熱物性測定にも使われている。本報告では,液体のガラス転移の研究に誘電率測定と熱容量スペクトロスコピーの同時測定法として応用した事例について紹介する。この同時測定により,双極子モーメントの誘電緩和現象とエンタルピー緩和現象との相関が議論できることを示す。
  • 戸田 昭彦
    2002 年 29 巻 1 号 p. 21-26
    発行日: 2002/01/15
    公開日: 2009/09/07
    ジャーナル フリー
    周期的変調法のひとつである温度変調DSC(T-M DSC)について解説する。この手法は,簡便な測定法であるDSC本来の特徴により,熱容量やその緩和現象の研究に多用されている。また,T-M DSCでは,周期的変調に対する熱流の応答のみならず,定速昇温(降温)に対する応答も同時に得られるので,周期的変調に敏感な過程と鈍感な過程の分離や,1次転移・化学反応のキネティクスの研究にも有効な測定手段である。
  • 液体試料の熱物性測定への応用
    森川 淳子, 山本 暁, 陳 寧娟, 橋本 寿正
    2002 年 29 巻 1 号 p. 27-32
    発行日: 2002/01/15
    公開日: 2009/09/07
    ジャーナル フリー
    温度波熱分析法は,薄膜の表面でジュール熱を発生させ,全方位に拡散していく波のうち,試料の厚み方向に伝搬する成分のみに着目し,温度波の位相遅れを観測する方法であり,これは,振幅変化など温度の絶対値測定は,接触抵抗など,測定上の外乱に強く影響を受けるが,位相はほとんど影響を受けない点に注目した方法である。
    本報告では,この方法を液体試料に適用し,物性値既知の石英ガラスをバッキング物質として,あるいは液体試料に投入するプローブとして使用し,試料と周囲の物質を入れ替えて測定する方法を検討した。特にプローブ法は,与えた通電量と試料内を伝搬後観測される温度波の振幅との関係から,液体の熱伝導率を比較的安定に計測する方法を提案するものである。
  • Christoph Schick, Yasuo Saruyama
    2002 年 29 巻 1 号 p. 33-37
    発行日: 2002/01/15
    公開日: 2009/09/07
    ジャーナル フリー
    Several e-mails were exchanged between Prof. Schick and I (YS) about our views of the periodic heating method. Prof. Schick has been working on the periodic heating method extensively and organized Lähnwitzseminar known as the leading conference in this field. I believe that the most suitable person gave contribution to this special issue. I hope that the readers will enjoy this discussion and I thank for the recent surprising development of the communication technology that enabled this discussion.
  • 2002 年 29 巻 1 号 p. 38
    発行日: 2002/01/15
    公開日: 2009/09/07
    ジャーナル フリー
  • 今石 有紀子, 山根 常幸, 石切山 一彦
    2002 年 29 巻 1 号 p. 39-40
    発行日: 2002/01/15
    公開日: 2009/09/07
    ジャーナル フリー
  • 油谷 克英
    2002 年 29 巻 1 号 p. 47
    発行日: 2002/01/15
    公開日: 2009/09/07
    ジャーナル フリー
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