ダム工学
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19 巻, 1 号
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論文
  • —渡良瀬貯水池における現地実験および他ダムへの適用について—
    佐藤 宏明, 天野 正秋
    2009 年 19 巻 1 号 p. 5-16
    発行日: 2009/03/15
    公開日: 2009/07/02
    ジャーナル フリー
    日本の多くの貯水池等の水源では,長い間フォルミディウム等由来の2-MIBによるカビ臭被害を受けてきた。渡良瀬貯水池では,1990年の管理開始以来のこの問題を解決するため,10年前に早春の間水位を下げて貯水池を干し上げた。その結果,カビ臭は概ね抑制されることが確認された。さらに,干し上げによる貯水池への効果として,好気性保持や底泥からのリン溶出抑制が考えられることから,現地実験や室内実験を実施し,渡良瀬貯水池における水位低下・干し上げによる効果および他ダムへの適用について考察した。
  • 櫻井 寿之, 箱石 憲昭, 柏井 条介
    2009 年 19 巻 1 号 p. 17-28
    発行日: 2009/03/15
    公開日: 2009/07/02
    ジャーナル フリー
    近年,水需要の停滞等により常時に貯水しない流水型ダム(治水専用ダム)の計画が増加しつつあり,堆砂対策や環境保全における利点から注目されている。しかしながら,流水型ダムの放流設備では流木による閉塞が懸念されている。そこで本稿では,以前に筆者らが提案した流木対策スクリーンについて,流木密度等をより実際に近い条件とした場合の閉塞状況とそれによる放流能力への影響の検討および構造設計における必要強度設定方法に関する検討の結果を報告し,流木対策スクリーンの水理設計手法を提案する。
報告
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