日本透析医学会雑誌
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28 巻 , 7 号
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  • 山崎 親雄, 秋葉 隆
    1995 年 28 巻 7 号 p. 1015-1017
    発行日: 1995/07/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 内藤 秀宗
    1995 年 28 巻 7 号 p. 1019-1023
    発行日: 1995/07/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 関田 憲一
    1995 年 28 巻 7 号 p. 1025-1029
    発行日: 1995/07/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    兵庫県透析医会では阪神・淡路大震災による県下の透析施設の被害状況をアンケート調査した. 施設の被害は半壊4件を含め64施設 (62.7%) にのぼり, 設備の被害もRO装置39.2%, 透析液供給装置20.6%, 患者監視装置12.7%の施設で起こった. 水道の被害は50施設で起こり断水期間は平均12.8±11.0日で最長37日に及んだ. 給水は43施設で受けたが, 行政からは充分な給水は受けられず, 自力で水を確保した施設が15施設あった. 情報伝達に関して震災直後, 電話が使用不能と答えたのは18.6%, 公衆電話は使用不能が11.8%, 携帯電話の使用不能は31.4%と最も高かった. スタッフの不足した施設は36施設あり, そのうちスタッフの応援を受けたのが26施設で, 残り10施設では応援がなかった. 今回の経験をもとに今後の大規模災害時の情報伝達システムと透析医療支援体制の確立が必要である.
  • 椿原 美治, 赤垣 裕介
    1995 年 28 巻 7 号 p. 1031-1036
    発行日: 1995/07/28
    公開日: 2010/03/16
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  • 小中 節子
    1995 年 28 巻 7 号 p. 1037-1040
    発行日: 1995/07/28
    公開日: 2010/03/16
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  • 山上 征二
    1995 年 28 巻 7 号 p. 1041-1046
    発行日: 1995/07/28
    公開日: 2010/03/16
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  • 浅野 泰
    1995 年 28 巻 7 号 p. 1047-1049
    発行日: 1995/07/28
    公開日: 2010/03/16
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  • 柴田 昌雄, 堀内 幸子
    1995 年 28 巻 7 号 p. 1051-1054
    発行日: 1995/07/28
    公開日: 2010/03/16
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  • 鈴木 祥史, 北村 文則, 山田 正和, 小泉 博史
    1995 年 28 巻 7 号 p. 1055-1062
    発行日: 1995/07/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    重曹粉末用ポリエチレン袋に添加されている粘着防止剤, エルカ酸アミドおよびオレイン酸アミド (両アミド) が透析液中へ混入していることが判明した. その混入経路と両アミドの人体への影響を調査, 検討した.
    両アミドの混入を知り得る契機となったのは, 重曹自動溶解装置の使用開始より3か月程度経過した時点で, 貯留槽電導度計の表示が経時的に低下し始めたことによる. 装置内の点検で貯留槽系の各部位に油状物質の沈着を認めた. 貯留槽電導度計表示低下の原因は, 油状物質の電極への沈着によるものであった. 沈着物質は赤外線吸収分析によりエルカ酸アミドと同定された. さらに, ポリエチレン袋と重曹粉末を, 各々エチルアルコールで抽出し, 得られた物質をガスクロマトグラフィー-マススペクトロメトリーで分析した結果, 両抽出物ともエルカ酸アミドとオレイン酸アミドの混合物と同定された.
    保存中に, ポリエチレン袋より重曹粉末中へ両アミドが分散移行し, 重曹粉末溶解時に透析液中へ混入していると思われる. 両アミドの重曹粉末中への移行量は0.4ppmと測定された. エルカ酸アミドとオレイン酸アミドの分子量は各々338および281 daltonで, 透析施行中に透析膜を介して血液中への移行の可能性も考えられた. 現在のところ, 両アミドの人体への安全性や毒性については十分に調査されていないが, 今後, 両アミドの血液中移行量の調査と人体への長期的影響の検討が必要と思われた. 両アミドはポリエチレン袋より重曹粉末中へ分散移行し, 透析液中へ混入したが, 他の透析資材についても, 同様の混入現象を考慮した安全性の検討が必要と思われた.
  • 金澤 良枝, 小倉 誠, 岡田 知也, 高橋 創, 韓 明基, 中尾 俊之
    1995 年 28 巻 7 号 p. 1063-1067
    発行日: 1995/07/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    糖尿病性腎不全透析患者に定量的味覚調査を行い塩分味覚障害を明らかにした. さらに定期的食事指導下における, 塩分, 水分管理状況を明らかにし, 塩分味覚障害との関連性および血糖コントロールとの関連性について検討した.
    対象は, 糖尿病性腎不全による透析患者26名 (血液透析: DM-HD 21名, CAPD: DM-CAPD 5名) 平均年齢54.3±8.4歳である. 対象者に全口腔法による味覚調査を行い, 非糖尿病透析患者および健常者を対照とし比較した. また対象者のうち18名で塩分および水分摂取量調査を行った.
    糖尿病透析患者の味覚感知濃度は22.8±13.2mmol/l, 塩分認知濃度は33.7±10.8mmol/lで対照群に比べ有意 (p<0.001) に悪かった. 塩分認知濃度と1日の塩分摂取量および水分摂取量とは, 相関関係を認めなかった. DM-HD, DM-CAPDの1日水分摂取量は塩分摂取量と相関関係 (p<0.001) を認めた. しかし, HbAlcとは相関関係を認めずDM-HDの透析前血糖値とも相関関係を認めなかった.
    以上より, 糖尿病透析患者では塩分味覚が非糖尿病透析患者より有意に悪かったが, 味覚障害が必ずしも塩分摂取量の過剰に結びつくとは限らないと考えられた. 糖尿病透析患者の水分摂取量は塩分摂取量の多少により規定され血糖コントロールの影響は少ないことが示唆された. 本症患者の塩分, 水分管理において味覚障害の程度を把握することは, 食事指導上の意義が大きいと考えられた.
  • 高橋 則尋, 小路 哲生, 広畑 衛, 石津 勉, 三木 茂裕, 小野 茂男, 海部 泰夫, 湯浅 繁一, 松尾 裕英
    1995 年 28 巻 7 号 p. 1069-1074
    発行日: 1995/07/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    炭酸カルシウム服用中の安定期維持透析患者において, 炭酸カルシウムのリン吸着作用に対するヒスタミンH2受容体遮断剤 (H2ブロッカー) の影響を検討した.
    炭酸カルシウム服用中にH2ブロッカーを投与された維持透析患者16例を対象とし, H2ブロッカー投与前後で血清カルシウム・リン値およびアルカリフォスファターゼ (ALP), 副甲状腺ホルモン (PTH), 動脈血液ガスを測定した. さらに, 経過観察中にH2ブロッカーを中止し得た7症例については, H2ブロッカー中止後の血清カルシウム・リン値の変動についても検討を行った. また, H2ブロッカーのみ投与され, 炭酸カルシウムを投与されていない維持透析患者を対照群とし, 血清カルシウム・リン値の変動を比較検討した.
    試験群では, H2ブロッカー服用後も血清カルシウム値には有意な変動を認めなかったが, 血清リン値は, H2ブロッカー服用前4.8±1.2mg/dlに比し, 服用4週後5.6±1.1mg/dl (p<0.05), 8週後5.9±0.8mg/dl (p<0.005) と有意な上昇を認めた. また, この血清リン値の上昇はH2ブロッカー服用の中止により中止前に比べ有意に改善した (6.6±0.8mg/dlvs 5.7±1.1mg/dl, p<0.05). 一方, 対照群においては, H2ブロッカー服用前後において血清カルシウム・リン値に有意な変動を認めなかった. また, 試験群のALP, PTH, 動脈血ガスにも有意な変動を認めなかった.
    以上の成績から炭酸カルシウムのリン吸着作用はH2ブロッカーの併用により有意な影響を受け, 炭酸カルシウム服用中の維持透析患者にH2ブロッカーを投与する際には血清リン値の変動に十分注意する必要があると思われた.
  • 柳沢 良三, 粕谷 豊, 長瀬 泰, 佐藤 孝子, 福田 祐幹
    1995 年 28 巻 7 号 p. 1075-1080
    発行日: 1995/07/28
    公開日: 2010/03/16
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    標準型とタバチェール型の内シャントを慢性腎不全患者各々10名について作成し, 内シャント作成前後の血流動態をBモードカラードップラー複合法を用いて比較検討した. 1. 手術時の橈骨動脈の外径の平均はタバチェール型は標準型より有意に細いが, 吻合直後の橈側皮静脈外径の比較では差はなかった. 2. タバチェール型は標準型に比べて橈骨動脈の血流量は少ないが, 尺骨動脈血流量は多く, 上腕動脈と橈側皮静脈血流量では差はなかった. 3. シャント血流量を橈骨および尺骨動脈血流量の対術前値増加量の和とした場合, タバチェール型では尺骨動脈血流量の対術前値増加量とそのシャント血流量における比率は標準型より有意に多かった. すなわち, タバチェール型は標準型と比べて橈骨動脈からシャントに流量する血流は少ないが, 逆に尺骨動脈からシャントに流入する血流が多く, 結果としてシャント血流量に差を認めなかった.
  • 桜井 寛, 宇須井 恵子, 田島 珠美, 関 文子, 井上 明子, 高木 範子, 西沢 睦, 桜田 京子, 関 敦子, 竹沢 真吾
    1995 年 28 巻 7 号 p. 1081-1085
    発行日: 1995/07/28
    公開日: 2010/03/16
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    ツムラ漢方製剤エキス顆粒 (医療用) の各方剤についてK含量を測定し, その全貌を明らかにし, 1包中のK含量は4.7-50.2mg (1g当1.88-16.52mg) の範囲にあることを確認した.
    128方剤のうち10mg未満のKを含むものは10品目, 10mg以上20mg未満のものは43品目, 20mg以上30mg未満のものは49品目, あわせて92品目 (71%) が10mg以上30mg未満の範囲にある. 30mg以上35mg未満のものは17品目, 35mg以上40mg未満のものは6品目, 40mg以上のものは大防風湯, 清上防風湯, 荊芥蓮翹湯の3品目となっている.
    1包中10mg未満のKを含有する方剤の場合は, 1日3回服用するとしてそのK量はせいぜい30mgであり, 米飯一杯のK量39mgと比較して特に問題とする量ではなかろう. 10mg以上30mg未満のKを含む方剤は1日の食餌により体内に入るK量に比べれば, それほど問題とするほどの量ではないが, 食事由来のKに漢方製剤由来のKが上積みされることを考慮して血漿K値を参照しながら使ってゆくべきであろう. 30mg以上のKを含有する26方剤については, さらに一層の注意が必要である.
    なお方剤中のK含量と, 方剤中に含まれる乾燥エキス量との間には正の相関が認められた.
  • 金子 卓司, 佐藤 滋, 佐々木 英夫, 大森 聡, 杉村 淳, 藤澤 宏光, 阿部 俊和, 工藤 卓次, 清野 耕治, 藤岡 知昭, 久保 ...
    1995 年 28 巻 7 号 p. 1087-1093
    発行日: 1995/07/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    CAPD施行中の患者において急性上腸間膜動脈虚血による回腸壊死の1例を経験した. 症例73歳, 男性. 1989年12月よりCAPD導入. 1993年4月5日, 食欲不振, 透析液排液の沈渣検鏡でWBC 15-20/400×1視野 (1 HPF), CAPDカテーテル出口部からの膿汁の流出を認め, 腹痛の訴えはなかったが急性細菌性腹膜炎の疑いで入院した. 透析液バッグ内に抗生剤を注入しCAPDを行ったが, 25日間の入院中, 排液の沈渣検鏡でWBCは20/1HPFを上限として常に存在した. 白血球数は10,000/mm3前後を維持していたが, CRPは陰性であり, 腹痛や発熱を一度も認めなかった. 4月29日退院, その翌日の夜より腹痛が出現し徐々に増強したため, 5月3日当院救急外来を受診, 急性細菌性腹膜炎再燃の疑いで再入院した. 体重は退院時の52.0kgから45.0kgと極度に減少し, 血圧106/60, 体温36.0°C, 腹部全体に圧痛を認めたが, 筋性防御は認められなかった. CAPDカテーテル出口部からの膿汁の流出を認め, 白血球数22,300/mm3, CRP 23.1mg/dl, 赤血球沈降速度1時間値79mm, 2時間値118mm, CAPD排液の沈渣検鏡でWBCは10-15/1HPFと退院時と同じであった. 急性細菌性腹膜炎の再燃として透析液バッグ内に抗生剤を注入しCAPDを続行したが, 再入院8日後の5月11日の排液に糞便が混入したため, 消化管穿孔の診断にて緊急開腹術を施行した. 回腸末端より約4cm口側から10cmにわたる回腸の壊死を認め, 壊死回腸を切除, 回腸盲腸吻合術ならびにCAPDカテーテル抜去術を施行したが, 術後14日目に死亡した. カテーテル抜去時, トンネル感染の所見はなかった. 急性の臨床経過および病理組織学所見に加え, 心房細動があり循環血液量の低下による低血圧状態にあったことから, 上腸間膜動脈虚血による回腸壊死と考えられた.
  • 満生 浩司, 原田 篤実, 武田 一人, 鶴屋 和彦, 杉浦 啓介, 住元 一夫
    1995 年 28 巻 7 号 p. 1095-1099
    発行日: 1995/07/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    症例は49歳男性. 平成3年8月より慢性糸球体腎炎よりの末期腎不全にて血液透析療法を開始した. 平成5年9月より左側腹部周辺の間欠的な疼痛を自覚するようになったが, 腹部超音波, 胃内視鏡, 心電図にて異常はみられなかった. 11月17日の夜間透析中より疼痛が増強, 翌18日早朝より, 疼痛とともに気分不良, 腹満感が出現し, 緊急入院となった. 血圧68/-mmHg, Ht 19.6% (前日のHt 26.1%) と低下し, 出血性ショックの状態であった. 緊急腹部CTにて脾臓内血腫と周辺への腹腔内出血を認め, 脾破裂と診断, ただちに脾臓摘出術を行った. 開腹時約2,000mlの血性腹水を認め, 脾臓は著明に腫大し, 脾門側に被膜の亀裂から突出した血腫がみられた. 術後経過は良好で, 現在外来維持透析を続けている. 病理組織学上, 血腫と二次性の梗塞像を認めるのみで, 原因となる基礎病変はみられず, 自然脾破裂と考えられた. 慢性血液透析患者での自然脾破裂の報告は過去に1例のみで, 極めて稀であるが, 早期に適切な治療を行えば予後良好であることや, 透析で使用される抗凝固剤の関与が示唆される点から, 透析患者の急性腹症の鑑別診断のひとつとして念頭におく必要があるものと思われた.
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