日本透析医学会雑誌
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33 巻 , 3 号
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  • Sarah S. Prichard
    2000 年 33 巻 3 号 p. 159-164
    発行日: 2000/03/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 斎藤 明, 酒井 清孝
    2000 年 33 巻 3 号 p. 165
    発行日: 2000/03/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 峰島 三千男, 鈴木 聡, 佐藤 雄一, 阿岸 鉄三
    2000 年 33 巻 3 号 p. 167-169
    発行日: 2000/03/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 平澤 博之, 織田 成人, 志賀 英敏, 松田 兼一
    2000 年 33 巻 3 号 p. 171-173
    発行日: 2000/03/28
    公開日: 2010/03/16
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  • 角田 隆俊, 藤田 裕司, 斎藤 明
    2000 年 33 巻 3 号 p. 175-179
    発行日: 2000/03/28
    公開日: 2010/03/16
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  • 石川 勲
    2000 年 33 巻 3 号 p. 181-188
    発行日: 2000/03/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    著者らは先の8回のアンケート調査に引き続き, 1998年2月に過去2年間に診断された透析患者の腎細胞癌 (腎癌) についてアンケート調査を実施し, その結果を解析した. 今回は新たに, 腎癌のスクリーニングについても設問を加えた. アンケートは全国の透析センターを中心に2,796通送付され, 2,009通 (71.9%) の回答が得られた. その結果1,364の透析施設 (67.9%) で透析患者の腎癌に対するスクリーニングが行われ, うち956施設 (47.6%) では定期スクリーニングが行われていた. その回数は年1回が78.9%, 年2回以上が18.3%であった. スクリーニングの方法は超音波検査が42%, CTスキャンが23%, 超音波検査とCTスキャンの併用も21%で行われていた. 今回のアンケート調査で新たに透析患者の腎癌が353例集計され, うち男性は285例, 女性は68例と男性で4.2倍多かった. 腎癌症例の平均年齢は55.1±11.3歳 (平均±標準偏差), 平均透析期間は131.5±87.9か月であった. また診断の手がかりはこれまでと同様にスクリーニングによるものがほとんどで (88.4%), 症状出現によるものは27例 (7.6%) にすぎなかった. 多嚢胞化萎縮腎の合併は報告のあった345例中293例 (84.9%) にみられた. 頻度, 転移を含めた予後, 組織型は前回のアンケート結果とほぼ同じであった. 以上より, わが国では定期スクリーニングが広く行われていることが今回判明し, 透析患者の腎癌について現況が明らかとなった. 特に注目される点は, 透析患者の腎癌は54%が透析10年以上の長期透析例でみられたことである.
  • 雨宮 守正, 大友 貴史, 伊藤 千春, 高橋 秀明, 池田 裕美, 黒巣 恵美, 藤郷 秀樹, 船山 いずみ, 井上 真, 柳場 悟, 草 ...
    2000 年 33 巻 3 号 p. 189-194
    発行日: 2000/03/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    目的: 近年透析人口増加に伴い, 高齢者の透析導入が増加している. そこで高齢者透析導入の特徴を把握するため, 当院における導入患者を比較検討した.
    対照と方法: 1989年から1998年までの間に, 血液透析に導入した719人を若年群 (65歳未満; 517名) と高齢群 (65歳以上; 202名) に分け, 導入時の臨床所見を比較した.
    結果: 1989年に19%であった高齢群の透析導入は, 1998年には41%に増加した. 若年群に比較し高齢群の特徴として以下の3点が挙げられた. (1) 慢性糸球体腎炎 (CGN) による導入が少なく, 腎硬化症による導入が多い. (2) 心胸比が大きく, 体液過剰を呈する率が高い. (3) クレアチニンが低く, 消化器症状を呈する率が低い. また1989, 90年に導入した145人と比較し, 1997, 98年の170人において, 高齢群で腎硬化症の割合が有意に減少し, 糖尿病性腎症 (DN) の増加がみられた. 若年群ではDNの割合が有意に増加しCGNが有意に減少した. 疾患の特徴としては若年群の中でDNはCGNに比べ心胸比, リン, 重炭酸イオンが有意に高く, 平均血圧, 尿毒窒素, クレアチニンが有意に低いという特徴があった. しかし高齢群でのDNの特徴はクレアチニンが低いことのみであった.
    考察: 近年高齢者の透析導入が増加し, その内訳にDNによる導入の増加が伴っていた. しかし, 若年群にみられたCGNとDNの違いは高齢になると薄らいでしまった. 高齢者の透析導入には高齢者そのものの特徴を理解し対処することが望ましいと考えられた.
  • 山根 慎滋, 織田 成人, 石井 祐行, 山本 喜昭, 藤井 隆之, 関 直人, 税所 宏光, 佐藤 忠俊, 田畑 陽一郎
    2000 年 33 巻 3 号 p. 195-201
    発行日: 2000/03/28
    公開日: 2010/03/16
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    非イオン性造影剤iomeprolのhigh performance membrane (HPM) dialyzerを用いた血液透析による除去をin vitroおよび臨床例で検討した. In vitro (QB200ml/min, QD500ml/min, 4h) での透析による除去率はメルトラフラックス150 (MF150: CDA): 99.9%, KF20C (EVAL): 99.7%, BK1.6F (PMMA): 99.2%と各dialyzer間で差は認められなかったが, 透析膜への吸着率ではMF150: 16.7%, KF15C: 35.7%, BK1.6F: 49.4%とBK1.6Fで高い吸着率を示した. 臨床例での除去率はメルトラフラックス110 (MF110: CDA): 81.8%, 73.7%, MF150: 89.4%, KF20C: 84.5%, BK1.6F: 80.5%, 77.3%, FB210U (CTA): 84.8%, FB210U (HDF施行): 89.9%といずれのdialyzerにおいても効率良く除去された. Iomeprolは問題となる副作用もなく透析により効率良く除去されるため腎機能の廃絶した慢性透析患者にも安全に使用できると思われた.
  • 加藤 謙吉, 山本 昌広, 加藤 とみ子, 三井 俊郎, 草野 英二, 浅野 泰
    2000 年 33 巻 3 号 p. 203-208
    発行日: 2000/03/28
    公開日: 2010/03/16
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    65歳, 女性, 慢性腎不全 (原疾患不明). 急性上気道炎後, 心筋炎, 心膜炎を発症し, うっ血性心不全 (CHF) を合併した. 血液透析 (HD) 後半に血圧低下をくり返したため, 心嚢水改善を目的にhigh performance membrane (HPM) を用いた少量置換液による後希釈法血液透析濾過 (HDF) を施行した. この間, 一過性の赤血球増加を認め心嚢水が減少したのでHDFを中止した. しかし, CHFをくり返し, 赤血球増加症 (ヘマトクリット値 (Ht) 60.1%) を呈した. その際の血中エリスロポエチン (Epo) 値は, 32.6mU/ml, 循環赤血球量は32.2ml/kgであった. HDFの再開後, 赤血球増加症の進行は抑制された. 本症例では, 多発性の腎嚢胞を認め, 本症とともにCHFをくり返したことが二次性赤血球増加症を惹起した可能性が示唆され, HPM使用による少量置換液HDFによって何らかの造血因子が除去されたことが赤血球増加症の進展抑制に関与したものと考えられた.
  • 石井 健夫, 渡辺 修一, 岩永 伸也, 佐藤 順一, 小倉 誠, 木村 靖夫, 小林 正之, 細谷 龍男
    2000 年 33 巻 3 号 p. 209-217
    発行日: 2000/03/28
    公開日: 2010/03/16
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    我々は維持透析の経過中に脊髄硬膜外血腫を合併した一例を報告する. 症例は63歳男性で, 糖尿病性腎症にて週3回の血液透析を施行していた. 10日ほど前より肩こり, 後頸部痛が出現しており狭心症の疑いにて入院となった. 入院後後頸部の激痛を訴え, 急速に四肢麻痺が出現した. 知覚はC4以下で全知覚消失となった. このためMRIを施行したところ頸髄硬膜外にC2-C6にかけてT1 low intensity, T2 iso~high intensityのmassを認め頸髄の硬膜外血腫と診断し完全四肢麻痺出現後30時間で血腫除去および椎弓形成手術を施行した. 術後上肢に神経症状の改善をみたが, それ以上の改善は認めず死亡した. 透析患者の脊髄硬膜外血腫は稀であり, また脳血管障害の予後は良くないが, 症状の改善が見込まれるのであれば診断がつき次第できるだけ早く手術を施行すべきであると思われた.
  • 二宮 利治, 柏木 稔, 東 治道, 福原 正代, 福田 恭一, 平方 恵理子, 金井 英俊, 服部 文忠, 平方 秀樹, 藤島 正敏
    2000 年 33 巻 3 号 p. 219-224
    発行日: 2000/03/28
    公開日: 2010/03/16
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    症例は67歳男性, 右利き. 痛風腎により末期腎不全に至り, 1988年12月より血液透析に導入した. 1995年1月, 呼称障害を主訴に入院した. 神経心理学的評価では自発語は流暢で聴覚的理解と復唱は良好であったが, 呼称障害および読み書きの障害が認められ, 健忘失語の状態であった. 呼称障害は徐々に進行し, 同年8月再入院した. 入院時は, 自発語は流暢であったが, 語想起障害が著明で聴覚的理解および呼称も著明に障害されていた. 復唱は4文節まで可能であった. 読み書きは, 漢字, 仮名ともに障害されていた. 以上から, 超皮質性感覚性失語と考えられ, 軽度の知能低下を伴っていた. 画像診断では, 頭部CTおよびMRIで左シルビウス溝を中心とする左側頭・前頭葉の限局性萎縮が著明で, 頭部PETでは側頭葉から前頭葉の脳血流, 脳酸素代謝率の低下を認めた. 脳血管造影では明らかな閉塞や狭窄は認めなかった. 一般に多発性脳梗塞やAlzheimer病の痴呆症の部分症状として失語症を呈することがある. 本症例では痴呆を伴わず言語中枢の限局性大脳萎縮による失語症と診断した. 限局性大脳萎縮の原因としては, 緩徐進行性失語症 (slowly progressive aphasia) や側頭葉型Pick病などの脳変性疾患が考えられた. 血液透析療法の関与については今後の検討が必要である.
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