日本透析医学会雑誌
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36 巻 , 4 号
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  • 久野 勉, 川西 秀樹
    2003 年 36 巻 4 号 p. 241
    発行日: 2003/04/28
    公開日: 2010/03/16
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  • 川西 秀樹
    2003 年 36 巻 4 号 p. 242-244
    発行日: 2003/04/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 甲田 豊
    2003 年 36 巻 4 号 p. 245-246
    発行日: 2003/04/28
    公開日: 2010/03/16
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  • 政金 生人
    2003 年 36 巻 4 号 p. 247-248
    発行日: 2003/04/28
    公開日: 2010/03/16
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  • 友 雅司
    2003 年 36 巻 4 号 p. 249-250
    発行日: 2003/04/28
    公開日: 2010/03/16
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  • 山本 千恵美, 久保田 正幸
    2003 年 36 巻 4 号 p. 251-257
    発行日: 2003/04/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    入院設備のない当院のような透析サテライト医院では, 複雑な合併症を有する維持透析患者の対処法に苦慮することがしばしばある. そこで院内のいくつかのPCを無線LANカード, エアーステーション, 外部平面アンテナで繋いで, イントラネットを構築し, 維持透析患者の医療情報の一元化と共有化を図り透析療法に供しようと企図した. それに先立って医師, 看護師, 栄養士が各々の視点で意見を出し合い, システムに使用する当院独自のソフトを開発した. システム導入から2年が経過した現在, 当院で生じたさまざまな問題点, イントラネットの持つ利点, 欠点について考察を加えたので報告する. システム導入により今まで以上に的確な患者情報の把握と看護業務の作業効率の向上が可能となったことは確かである. 一方システムの維持にあたっては, 当初私たちが予想した以上にPC操作とデータ入力にはさまざまな困難が生じた. しかしスタッフカンファレンスをネットカンファレンスに変換することが, 従来の 「受身」 のチーム医療から 「積極的」 なチーム医療の分岐点になったのではないかと思われる. そして何よりこのシステムを維持していくことが, 結果として看護師のスキルアップを促し, 「考える看護医療」 につながっていけばいいがと期待される. 今回のシステム導入が, 各個人が各々の立場から 「参加する透析チーム医療」 に転換させる一変換点になればいいと考えている.
  • 渡辺 幸康, 矢野 新太郎, 清水 幸博, 小野 久米夫
    2003 年 36 巻 4 号 p. 259-265
    発行日: 2003/04/28
    公開日: 2010/03/16
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    血液透析患者の心筋トロポニンT (cTnT) の臨床的意義について検討した. 血液透析患者 (HD群): 45例, 非血液透析患者 (non HD群): 45例において, 心エコー検査を行い, 各種左室の計測と心機能を評価し, 左室心筋重量係数 (LVMI) の算出および日本コーリン社製フォルムPWV/ABIを用いて, 上腕・足首脈波伝播速度 (ba PWV) を測定した. また, 頸動脈エコーから頸動脈内膜中膜複合体 (IMT) を測定した. 患者の病歴, 合併症の有無, 一般検査所見とともに, cTnT濃度を測定し, 左室肥大, 心機能および動脈硬化との関係を検討した.
    HD群ではnon HD群にくらべて, 有意にcTnTが高く (p<0.0001), さらに虚血性心疾患 (IHD) 合併者では非合併者にくらべて, 有意にcTnTが高かった. HD群のcTnTは, LVMI・LVDd・LVEDVと有意に正の相関を示し, 左室肥大が著しくなるほど, 有意にcTnTは高値を示し, 特に, 遠心性肥大において, その程度が顕著であった. つまり, HD群のcTnTは心機能が低下するほど高値を示した. また, HD群においてcTnTはba PWV・IMTと有意の正の相関を示し, ABIとは有意の負の相関を示した.
    このように透析患者では, 心筋からのトロポニンTの微量放出が持続しており, 動脈硬化の程度が著しく, 常に心筋に負荷がかかっており, 心筋の虚血や心筋障害に陥りやすいと考えられた. また, トロポニンT濃度は, HD患者の心筋障害の重症度をあらわしていると考えられた.
  • 根石 純子, 岡上 準, 山本 多恵, 平松 範行, 石井 義孝, 成清 卓二, 野島 美久
    2003 年 36 巻 4 号 p. 267-271
    発行日: 2003/04/28
    公開日: 2010/03/16
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    ヒトにおけるアセトアミノフェンの中毒量は5gとされており, 重症の肝障害を引き起こす. 正常の代謝経路であるグルクロン酸抱合および硫酸抱合の許容範囲を超えた場合, N-アセチル-p-キノネミンが生成され, 細胞内の蛋白や核酸と結合し, 小葉中心性肝細胞壊死, 腎尿細管細胞壊死, DICをきたす. 5g以下であっても肝障害を引き起こすこともあり, アレルギー性の機序の関連も考えられている. 今回われわれが経験した2症例と, 1995年以降の国内報告例をまとめ, 報告する.
    【症例1】 24歳女性. 自殺目的で市販の感冒薬を内服. アセトアミノフェン含有量29.7g, 血中濃度は入院時 (推定8時間後) 91.8μg/mLであった. 血液吸着療法施行. また, 肝不全, 腎不全, 脳浮腫を起こし, 血漿交換, 血液透析施行したが, 死亡した. 【症例2】 34歳女性. 夫婦喧嘩で激昂し, 市販の感冒薬を内服し, すぐに来院. アセトアミノフェン含有量6g, 入院時血中濃度は69.4μg/mLであった. 血液吸着療法施行. とくに臓器障害をきたすことなく退院することができた.
    【結論】 上記2例において, 血液吸着療法施行後は,血中アセトアミノフェン濃度が著明に低下した. アセトアミノフエン中毒に対し, 血液吸着療法が効果的であると考えられた.
  • 伊與田 雅之, 林 文宏, 黒木 亜紀, 柴田 孝則, 北澤 孝三, 杉崎 徹三, 酒井 紀
    2003 年 36 巻 4 号 p. 273-277
    発行日: 2003/04/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    症例は80歳の男性で, 2001年7月23日に高血圧性腎硬化症による末期腎不全のため入院し, 第2病日に血液透析を導入した. 入院時より原因不明の発熱と炎症反応高値が持続し, 抗生物質を投与したが, 改善傾向は認めなかった. 第14病日の胸部X-Pにて透析導入前に認めなかった細粒状陰影が両肺野散在性に出現し, 喀痰検査にて開放性結核の診断を得た. 粟粒結核と診断し抗結核療法を開始, 第29病日に結核専門病院に転院した. 経過は良好であったが, 約2か月後に突然死した. 透析患者の結核, 特に粟粒結核の罹患率, 死亡率は一般結核患者と比較すると明らかに高いことが知られている. 透析患者は免疫能が低下しており, 結核が疑われた場合には時期を逸せず早期より抗結核療法を開始するべきである.
  • 冨永 雅博, 梅根 良彦, 山元 秀文, 山崎 聡士, 田中 史子, 林 誠, 藤瀬 直樹, 福島 建一
    2003 年 36 巻 4 号 p. 279-283
    発行日: 2003/04/28
    公開日: 2010/03/16
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    症例は60歳, 男性. 糖尿病性腎症による慢性腎不全のため平成9年11月より腹膜透析 (CAPD) にて管理中, 接触汚染による腹膜炎を繰り返し, 導入後わずか3年半で6回の細菌性腹膜炎を発症し, その度に抗生剤の投与で治癒していた. 平成13年6月23日, 腹痛, 排液混濁を認め, 同日7度目のCAPD腹膜炎と診断し, 加療を目的に入院した. 排液よりTrichosporon beigelii (T. beigelii) が分離培養され, fluconazoleの全身投与を行ったが, 効果を認めず, 発熱, 腹痛, 炎症所見が持続し, 第18病日, CAPDカテーテルを抜去し血液透析へ変更した. 薬剤感受性試験の結果よりmiconazoleへ変更, また, 腹部エコー, CTscanにて横隔膜下に限局した感染腹水を認めドレナージを施行した. 腹膜炎は軽快治癒したが, CAPDカテーテルの抜去およびドレナージが最も有効であったと考えられた.
    T. beigeliiによるCAPD腹膜炎は, 本邦では小児例で1例報告されるのみで極めてまれである. 本症例は, 頻回の細菌性腹膜炎を繰り返し, またその度に抗生剤の投与を行っていたことが, 発症の誘因と考えられた.
  • 平野 智哉, 吉岡 克宣, 寺本 賀恵, 森川 貴, 岡田 範之, 小西 啓夫, 今西 政仁, 木岡 清英, 田中 史朗, 藤井 暁
    2003 年 36 巻 4 号 p. 285-288
    発行日: 2003/04/28
    公開日: 2010/03/16
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    症例は43歳男性. 20歳よりアルコール依存があり, 32歳より糖尿病にて通院中であった. 平成13年4月下旬より食欲不振, 嘔気があり5月より黄疸が出現したため5月8日入院となった. 入院時著明な黄疸 (総ビリルビン値17.9mg/dL), 肝腫大とAST優位の肝酵素の上昇があり, 禁酒, 補液にて経過観察をしたが黄疸の進行, 著明な白血球数増加 (31,840/mm3), 腹水が出現し, 重症型アルコール性肝炎と診断した. 炎症性サイトカインの除去を目的に血漿交換を6回施行するとともに, サイトカイン産生抑制目的で副腎皮質ホルモンの投与も行ったところ白血球数は低下し, 黄疸, 腹水も減少し全身状態の改善が得られた. 肝炎回復後の肝生検では肝細胞の脂肪沈着と線維の増生を認め, 重症型アルコール性肝炎の回復期の所見であった. 重症型アルコール性肝炎は極めて予後不良の疾患であり, 予後改善のためには, 早期より血漿交換, 副腎皮質ホルモン投与を含めたサイトカインネットワークの改善を目指した治療を行うことが重要と考えられた.
  • 亀山 久子, 足立 陽子, 西尾 晃, 中村 充男, 武田 和夫, 中川 雅夫
    2003 年 36 巻 4 号 p. 289-291
    発行日: 2003/04/28
    公開日: 2010/03/16
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    症例は55歳, 女性. 直腸癌両側腎転移にて腎摘出後血液透析導入となり, 多発性肺転移に対し5-fluorouracil (5-FU) 24時間持続静注を施行, その血中動態について正常腎機能患者と比較し検討した. 5-FU 1,000mgを週1回24時間持続静注を施行し, 投与開始から24時間後の透析開始前まで血中濃度を測定した. ほぼ対照と同様の血中動態を示し, 最高血中濃度は0.42μg/mLに達したが対照の約1.3倍にとどまり副作用は認めなかった. 5-FUは80%が肝代謝であり, 半減期も短く, また時間依存性に作用する薬剤であることから, 持続静注は透析患者においても有効かつ安全な投与法であると考えられる.
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