日本透析医学会雑誌
Online ISSN : 1883-082X
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37 巻, 3 号
選択された号の論文の18件中1~18を表示しています
  • 秋葉 隆, 平方 秀樹
    2004 年 37 巻 3 号 p. 191
    発行日: 2004/03/28
    公開日: 2010/03/16
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  • 第48回日本透析医学会シンポジウムより
    原 誠一郎, 藤元 昭一, 浅田 祐士郎, 江藤 胤尚
    2004 年 37 巻 3 号 p. 192-194
    発行日: 2004/03/28
    公開日: 2010/03/16
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  • 第48回日本透析医学会シンポジウムより
    横山 啓太郎, 吉田 啓, 細谷 龍男
    2004 年 37 巻 3 号 p. 195-196
    発行日: 2004/03/28
    公開日: 2010/03/16
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  • 第48回日本透析医学会シンポジウムより
    小林 修三, 守矢 英和, 大竹 剛靖, 須磨 久善
    2004 年 37 巻 3 号 p. 197-199
    発行日: 2004/03/28
    公開日: 2010/03/16
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  • 伊藤 貞嘉, 宗 正敏
    2004 年 37 巻 3 号 p. 201
    発行日: 2004/03/28
    公開日: 2010/03/16
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  • 第48回日本透析医学会ワークショップより
    庄司 哲雄, 篠原 加代, 石村 栄治, 西沢 良記
    2004 年 37 巻 3 号 p. 202-204
    発行日: 2004/03/28
    公開日: 2010/03/16
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  • 第48回日本透析医学会ワークショップより
    宗像 正徳, 豊田 隆謙, 布川 徹, 吉永 馨, 長崎 明男, 古田 隆史, 遊佐 明
    2004 年 37 巻 3 号 p. 205-207
    発行日: 2004/03/28
    公開日: 2010/03/16
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  • 第48回日本透析医学会ワークショップより
    大谷 晴久, 雑賀 保至, 宗 正敏
    2004 年 37 巻 3 号 p. 208-209
    発行日: 2004/03/28
    公開日: 2010/03/16
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  • 第48回日本透析医学会ワークショップより
    滝澤 要, 寺嶋 正佳, 遠藤 閑夫, 本田 英彦, 目黒 泰一郎
    2004 年 37 巻 3 号 p. 210-211
    発行日: 2004/03/28
    公開日: 2010/03/16
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  • 第48回日本透析医学会ワークショップより
    松村 治, 松田 昭彦, 長谷川 元, 御手洗 哲也
    2004 年 37 巻 3 号 p. 212-214
    発行日: 2004/03/28
    公開日: 2010/03/16
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  • 第48回日本透析医学会ワークショップより
    水附 裕子, 栗原 怜, 岡林 和美, 堀越 由紀子, 内田 明子, 岡本 幸子, 小湊 範子, 松井 みゆき, 鈴木 菜穂子, 坂井 瑠実
    2004 年 37 巻 3 号 p. 215-221
    発行日: 2004/03/28
    公開日: 2010/03/16
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  • 清水 美保, 横山 仁, 古市 賢吾, 小林 元夫, 吉本 敬一, 岩田 恭宜, 清水 和朗, 坂井 宣彦, 和田 隆志, 高桑 浩, 安部 ...
    2004 年 37 巻 3 号 p. 223-229
    発行日: 2004/03/28
    公開日: 2010/03/16
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    維持血液透析症例における二次性副甲状腺機能亢進症に対する22-oxacalcitrlol (OCT) の投与量および骨代謝に与える影響を, intact-PTH (iPTH) で層別して検討した. 対象は金沢大学およびその関連施設の714症例より無作為に抽出したiPTHが150pg/mL以上, 血清補正Caが11mg/dL未満かつCa×P積が70mg2/dL2以下の59例 (男性40例, 女性19例, 年齢57.4±15.4歳) であり, iPTHにより3層 (I:150pg/mL以上300pg/mL未満, II: 300pg/mL以上500pg/mL未満, III:500pg/mL以上) に分類し, 各層それぞれ経口ビタミンD3 0.25μg/日 (IA), OCT 2.5μg (IB, IIA), 5μg (IIB, IIIA), 10μg (IIIB) 週3回の2群に分類した. 治療開始前, 治療開始4, 12週後および最終観察時 (平均19.7±7.8か月) での治療効果および骨形成マーカーの検討を行った. 血清iPTHは437±31pg/mLより最終観察時には256±28pg/mLへと低下した (p<0.001). OCT高用量投与群のiPTH値は治療開始4週後で有意に低下したが, III層では血清Caが有意に上昇した. 治療開始12週後ならびに最終観察時でのiPTHおよび血清Caには各層の2群間に差はなかった. 骨形成マーカーの検討では, 治療前III層のALP, 骨型ALP (BAP) およびオステオカルシン (BGP) はI層に比し高値であり, 治療開始12週後にはBAP, BGPの改善を認め, 最終観察時の平均ALP値は各層とも正常化した. 試験期間中, 血清リン値の変動は認められなかった. 以上より, iPTHによる経口ビタミンD3あるいはOCTを用いた層別治療アルゴリズムは, 急激な血清Ca値の上昇を招くことなくiPTHの低下ならびに骨形成マーカーの改善に有効と考えられた.
  • 廣瀬 伸彦, 高橋 雅彦, 吉本 裕, 利光 由紀, 田中 愛, 尾崎 泰史, 戸浦 じゅん, 御園 陽一, 菅野 有造, 芝本 隆, 桑原 ...
    2004 年 37 巻 3 号 p. 231-238
    発行日: 2004/03/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    【目的】血液透析装置の消毒は主に次亜塩素酸ナトリウムが使用されるが, 消毒排液の環境汚染に対する影響が問題となっている. そこで残留性がなく, 環境汚染に対する影響の少ないオゾンが血液透析装置の消毒剤として期待される. われわれはオゾンが血液透析装置の消毒剤として有用か否かを基礎, 臨床の両面から評価した. 【方法】基礎: オゾンの安定性を電解質と有機物の添加試験から評価した. また, 血液透析装置内でのオゾン濃度の安定性を観察し, 装置プライミングボリュームとオゾン濃度減衰の関係を実験的に評価した. さらに, 透析液清浄化目的で使用される精密濾過膜へのオゾン水暴露試験を行った. 臨床: 個人用透析装置にオゾン水消毒を6週間施行し透析液エンドトキシン濃度, 細菌数を測定した. また, あわせて装置内の水経路各部位を肉眼的に観察した. 消毒行程は, 前水洗30分, オゾン水消毒30分, 後水洗30分とした. 対象に週1回次亜塩素酸ナトリウム消毒と酢酸洗浄を組み合わせた併用消毒を行った. 【結果】基礎: NaCl, アルブミンの添加でオゾン濃度は減衰した. 透析装置内でオゾン濃度は減衰し, 密閉系出口部で最も濃度減衰が大きかった. 精密濾過膜PEPA, PSはオゾン水で破壊された. 臨床: オゾン水消毒6週目に装置内にタンパク付着を認め, それに伴い装置内のオゾン濃度減衰は高値となった. 併用消毒では装置内の各部位に付着物は全く認めず, 装置内でのオゾン濃度減衰はなかった. 透析液中のエンドトキシン濃度, 細菌数は通常の次亜塩素酸ナトリウム消毒時と同程度であった. 【結語】基礎および臨床評価から考えると現状ではオゾン水単体での血液透析装置消毒に限界を感じる. しかし, 他の洗浄剤・消毒剤との組み合わせや洗浄消毒工程の変更, また装置内液流路構造の設計変更などの再検討により解決可能と思われた. したがって, 血液透析装置の消毒剤としてオゾンを用いる有用性は高いと考える.
  • 渋谷 祐子, 松尾 喜代子, 小杉 武史, 五味 朋子
    2004 年 37 巻 3 号 p. 239-242
    発行日: 2004/03/28
    公開日: 2010/03/16
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    Imatinib mesilate (グリベック®) は, フィラデルフィア染色体の遺伝子産物であるBCR-ABLチロシンキナーゼ活性を抑制することで効果を発現する慢性骨髄性白血病の治療薬である. 肝臓で主に代謝され, 67%が糞便中, 13%が尿中に排泄される. 慢性腎不全の患者では腎排泄の低下により薬物動態学的パラメーターの変動や肝薬物代謝酵素系が変化することから, 薬剤投与には注意を要する. 透析患者へのimatinib mesilateの投与や血中濃度の推移, 副作用の出現の報告はない. 今回, 維持透析中の56歳男性の慢性骨髄性白血病患者にimatinib mesilateを常用量投与し, 皮疹, 肝障害の副作用が出現したので, imatinib mesilate血中濃度を測定し, 投与量として400mgの隔日投与が至適であった症例を報告する.
  • 徳山 正徳, 藤森 明, 依藤 正彦, 谷 聡, 寺西 哲也, 松本 祥一, 平田 勇三, 高島 務, 岩崎 徹
    2004 年 37 巻 3 号 p. 243-247
    発行日: 2004/03/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    症例は68歳, 透析治療中の慢性腎不全の男性. 大腸内視鏡検査で直腸癌と診断されたが, 検査後S状結腸穿孔による汎発性腹膜炎を合併した. このため緊急にS状結腸切除術を受け, 二期的に直腸癌の切除手術を受けた. 術後腹腔内膿瘍が生じたが抗生剤治療にて軽快した. 一時状態は落ち着いたが, その後両下肢に紫斑が出現, 関節の腫脹・疼痛および腹痛も伴った. 皮膚生検所見よりanaphylactoid purpura (AP) と診断された. 赤茶色の下血が出現し, ステロイド治療でも下血は止まらず頻回の輸血を必要とした. 胃および大腸内視鏡検査では出血源が確認されず, 小腸からの持続的出血と考えられた. 上腸間膜動脈造影にて明らかな出血の所見は得られなかったが, vasopressinを持続動注することにより完全な止血が得られた. 高齢者のAPは重篤な消化管合併症を伴うことがあるが, vasopressin動注治療は難治性の消化管出血に対して有効な治療法である.
  • 上井 崇智, 曲 友弘, 川口 拓也, 羽鳥 基明, 鈴木 和浩, 山中 英壽
    2004 年 37 巻 3 号 p. 249-252
    発行日: 2004/03/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    症例は41歳の男性. 1997年6月に慢性腎不全にてCAPD導入. その後経過良好であったが, 2002年6月中旬, 排便時腹圧後より右陰嚢浮腫, 陰茎浮腫, 右鼠径部痛が出現した. 腹部超音波検査, 腹部骨盤部造影CTにて腹膜鞘状突起の開存による交通性陰嚢浮腫, 陰茎浮腫と診断し, 外科的治療にて改善した. CAPD導入後の陰嚢腫大は導入時に発症することが多く, 本症例のように導入5年後に発症することは極めてまれである.
  • 山本 貴敏, 澁谷 浩二, 井上 聖士, 西岡 正登, 新光 聡子, 土橋 正樹, 藤田 嘉一
    2004 年 37 巻 3 号 p. 253-256
    発行日: 2004/03/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    症例は74歳男性, 1976年に糖尿病と診断され, 1992年よりインスリン治療を受けていた. 1994年より糖尿病性神経因性膀胱による排尿困難, 反復性尿路感染症をきたし, このため両側尿管狭窄となり1995年, 両側尿管にはステントを, 膀胱内には導尿カテーテルを挿入された. 1997年より糖尿病性腎症による慢性腎不全悪化のため当院にて血液透析に導入され, その後週2-3回外来血液透析療法を行っていた. 反復性尿路感染, 血糖コントロール不良, 血尿などで入退院を繰り返していた. 1998年3月12日, 低血糖発作にて当院入院. 入院後3月31日に尿管ステントの入れ替えを行ったが, その後4月8日採尿バッグおよびランニングチューブが青紫色に変色しているのが発見された. 尿沈渣で多数の白血球を認め, 尿培養でStaphylococcus aureus, Enterococcus faecalisを認め, 紫色尿バッグ症候群 (purple urine bag syndrome: 以下PUBSと略す) と診断した. 抗生物質の経静脈的投与 (ペントシリン: PIPC 1.0g/日) と頻回の膀胱洗浄を行い, 約1週間で採尿バッグおよびランニングチューブの着色は消失した. その後, 頻回の留置カテーテル交換, 膀胱洗浄, 排便コントロールを行うことで再発しなかった. 7月11日, 脳出血で死亡した.
    近年の高齢化社会と高度医療の進歩に伴いこのような現象が増加しているとはいわれているが, われわれの検索しうる限りでは本邦報告例は30数例で血液透析患者での報告は見当たらなかった.
  • 満生 浩司, 藤方 史朗, 江里口 雅裕, 木村 廣志, 原田 篤実, 後東 久嗣
    2004 年 37 巻 3 号 p. 257-261
    発行日: 2004/03/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    症例は44歳の男性. 悪性高血圧症による慢性腎不全のため外来治療中であったが, 2003年には血清クレアチニン (Cr) が10mg/dLを超え, 透析導入間近であった. 同年5月より下痢出現, 6月には発熱もみられるようになった. 同月7日, 呼吸困難が出現, 9日当科に緊急入院した. 両側の著明な肺水腫様浸潤影, 白血球数23,100/mm3, CRP34.72mg/dLと高値, Crは14.45mg/dLで, 著明な低酸素血症 (PO2 49.7mmHg, O215L下), 代謝性アシドーシス (HCO3-6.2mEq/L) と高カリウム血症 (7.9mEq/L) を伴っていた. さらにミオグロビン26,900ng/mLと横紋筋融解症の併発を認めた. 直ちに血液透析を開始し, 2日間で8kg除水したが, 呼吸不全や肺浸潤影に改善はみられなかった. この段階で重症肺炎に伴う成人呼吸窮迫症候群と判断し, ステロイドパルス療法, 持続的血液濾過透析をはじめとした集中治療を開始, 人工呼吸器管理となった. 比較的徐脈, 横紋筋融解症, 下痢の既往よりレジオネラ肺炎を疑い, 抗菌薬としてerythromycinとciprofloxacinも併用した. 第5病日に尿中レジオネラ抗原陽性が判明. rifampicinを追加し抗菌療法を強化した. その後も集中治療を続けるも低酸素血症, 肺浸潤影の改善はみられず, 第8病日永眠された. 後日, 喀痰分離培養よりLegionella pneumophlia (血清型1群) が検出された. 本症例は周囲に集団発生を認めず, 慢性腎不全を基礎とした散発性の日和見感染と考えられた. レジオネラ肺炎は頻度は少ないものの早期に適切な治療がなされなければ致命率が高く, 腎不全は発症の危険因子の-つとされることから, 慢性腎不全患者での肺炎では常に鑑別すべき重要な疾患と考えられる.
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