日本透析医学会雑誌
Online ISSN : 1883-082X
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37 巻, 7 号
選択された号の論文の19件中1~19を表示しています
  • 久木田 和丘, 金 昌雄
    2004 年 37 巻 7 号 p. 1459
    発行日: 2004/07/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 第48回日本透析医学会シンポジウムより
    海津 嘉蔵, 室谷 典義, 木村 英二, 増子 佳弘, 秋山 和宏, 唐仁原 全, 川西 秀樹, 大平 整爾, 久木田 和丘, 金 昌雄
    2004 年 37 巻 7 号 p. 1460-1461
    発行日: 2004/07/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 第48回日本透析医学会シンポジウムより
    室谷 典義, 海津 嘉蔵, 木村 英二, 増子 佳弘, 秋山 和宏, 唐仁原 全, 川西 秀樹, 大平 整爾, 久木田 和丘, 金 昌雄
    2004 年 37 巻 7 号 p. 1462-1465
    発行日: 2004/07/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 第48回日本透析医学会シンポジウムより
    増子 佳弘, 海津 嘉蔵, 木村 英二, 室谷 典義, 秋山 和宏, 唐仁原 全, 川西 秀樹, 大平 整爾, 久木田 和丘, 金 昌雄
    2004 年 37 巻 7 号 p. 1466-1469
    発行日: 2004/07/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 西川 光重, 水口 潤
    2004 年 37 巻 7 号 p. 1471
    発行日: 2004/07/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 第48回日本透析医学会ワークショップより
    田村 雅人, 仙崎 智一, 塩津 智之, 中村 章一郎, 岸本 大輝, 横田 雅生, 入口 弘英, 松下 和弘, 大田 和道, 湯浅 健司, ...
    2004 年 37 巻 7 号 p. 1472-1474
    発行日: 2004/07/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 第48回日本透析医学会ワークショップより
    兵藤 透, 山本 スミ子, 馬場 志郎
    2004 年 37 巻 7 号 p. 1475-1478
    発行日: 2004/07/28
    公開日: 2010/03/16
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  • 第48回日本透析医学会ワークショップより
    中元 秀友, 陳 建国, 松本 文子, 鈴木 洋通
    2004 年 37 巻 7 号 p. 1479-1481
    発行日: 2004/07/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 第48回日本透析医学会ワークショップより
    高津 成子, 宮崎 雅史, 岡 良成, 丸山 昌伸
    2004 年 37 巻 7 号 p. 1482-1483
    発行日: 2004/07/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 第48回日本透析医学会ワークショップより
    田邉 一成
    2004 年 37 巻 7 号 p. 1484-1485
    発行日: 2004/07/28
    公開日: 2010/03/16
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  • 鈴木 徹, 加藤 香廉, 籏福 文彦, 近田 龍一郎, 藤岡 知昭, 板井 一好, 岡山 明, 後藤 康樹, 後藤 康文, 秋澤 忠男
    2004 年 37 巻 7 号 p. 1487-1492
    発行日: 2004/07/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    生体内微量元素セレン (Se) はグルタチオンペルオキシダーゼ (GSHPX) の構成要素であり, その低下が心血管系の疾患や悪性腫瘍の発生に関与することが知られている. 今回, 透析患者における血清Se濃度およびGSHPX活性を測定し, 健常人と比較するとともに, ニンニク投与によるSe補充の有効性について検討した.
    血液透析患者42名 (男性21名, 女性21名) および健常者42名 (男性21名, 女性21名) を対象どした. ニンニク投与による血清Se濃度の変化については, 血液透析患者を対象に乾燥ニンニク錠を投与し, 血清Se濃度およびGSHPX活性の変動を観察した. 血清Se濃度は誘導結合プラズマ質量分析 (ICP-MS) 法により, GSHPX活性はNADPH共役法により測定した. 透析患者の血清Se濃度は120.17±22.36 (平均値±標準偏差) μg/Lで, 健常者の156.42±13.48μg/Lに比較し有意に低値であった (p<0.01). 透析患者のGSHPX活性は98.9±21.4μmol/min/Lで, 健常者の202.1±30.9μmol/min/Lより有意に低値であった (p<0.01). 血清Se濃度低値 (60.32±6.09μg/L) または高値 (126.28±9.98μg/L) の透析患者各5名に乾燥ニンニク糖衣錠9錠/日を連日8週間内服させたところ, 低値群で血清Se濃度は有意に上昇した (p<0.05) が, 高値群では有意の変動はなかった. GSHPX活性は両群で内服による影響は観察されなかった.
    血液透析患者では健常者と比較し有意に血清Se濃度が低下していた. 乾燥ニンニク錠の投与は透析患者の血清Se濃度を有意に上昇させたことから, 心血管系の疾患あるいは悪性腫瘍発生の危険性を低下させる可能性が期待される.
  • 福本 真也, 小山 英則, 田中 新二, 前野 孝明, 庄司 拓仁, 武本 佳昭, 土田 健司, 加茂 理英, 山根 孝久, 仲谷 達也, ...
    2004 年 37 巻 7 号 p. 1493-1501
    発行日: 2004/07/28
    公開日: 2010/03/16
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    近年, 自家骨髄細胞移植を用いた血管新生療法が重症心筋虚血や重症下肢虚血に対して臨床応用されるようになりその高い治療効果に多くの期待が寄せられている. しかしその臨床報告はまだ少なく, 特に透析患者に対する原著報告は未だない. 今回われわれは透析患者2例を含む末梢動脈疾患6例に対して自家骨髄細胞移植を施行し, その有効性を検討した. 症例はすべてFontaine IV度の末梢動脈疾患の患者で, 経皮的血管拡張術 (PTA) や血行再建手術の適応なく, 保存的治療にて増悪傾向を示した患者である. 自家骨髄単核細胞移植を行った6例中, 5例は著効を示したが1例のみ無効であった. スコア化した治療効果は糖尿病や透析に関係なく, 移植細胞数と有意な相関を示した (r=0.850, p=0.032). 治療が無効であった症例は透析患者であったが, 移植細胞数が極端に少なく, このために治療が無効であったと考えられた. また, 骨髄採取に先だって施行した試験的骨髄穿刺によって得られた骨髄単核細胞中のCD34陽性率は実際の治療で採取された体重1kgあたりの骨髄細胞数と強い相関 (r=0.854, p=0.031) を認めた.
    糖尿病や慢性腎不全では種々の基礎的研究から血管新生が抑制されていることが予測されるが, 今回の検討では十分な移植細胞数が得られればそれらの疾患においても本治療は有効であると考えられた. また, 試験的骨髄穿刺による細胞解析 (CD34陽性率) は採取される骨髄細胞数を予測しうることが示された.
  • 大竹 喜雄, 入江 康文, 佐藤 紀子, 浅井 宏文, 上田 志朗
    2004 年 37 巻 7 号 p. 1503-1508
    発行日: 2004/07/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症患者22名 (高感度副甲状腺ホルモン (HS-PTH) が30-200ng/rnL) を対象に, マキサカルシトール (以下OCT) を添付文書上の用法・用量に従い, 9か月間投与した. 投与期間中のHS-PTHの最小値が21ng/mL以下となった症例を達成群 (10例), ならなかった症例を非達成群 (12例) として, 両群の背景および骨代謝マーカーの推移をretrospectiveに比較検討した. 投与開始時のHS-PTH, I型プロコラーゲンN末端プロペプチド (P1NP) およびI型コラーゲンC末端テロペプチド (1CTP) は, 達成群において有意に低値であった. 投与開始時および3か月後のHS-PTHは, 達成群では39.0±15.2ng/mLより20.7±7.8ng/mL, 非達成群では118.0±46.0ng/mLより90.9±57.6ng/mLへ低下していた. 骨吸収マーカーである1CTPは, 達成群では47.0±26.6ng/mLより3か月後には38.2±15.1ng/mL, 非達成群では123.2±100.8ng/mLより3か月後に99.3±116.9ng/mLへ, さらに9か月後には46.3±19.8ng/mLと有意に低下していた. 骨形成マーカーであるP1NPは, 達成群では投与開始時179.4±155.4ng/mLから3か月後には109.1±62.3ng/mLと有意に低下していた. 非達成群では515.1±461.6ng/mLから3か月後に380.3±368.3ng/mL, 9か月後には117.5±71.0ng/mLと達成群と同レベルにまで有意に低下していた. 血清補正Caは達成群, 非達成群ともに同様の推移を示したが, 血清補正Caが11.5mg/dLを超えた症例は達成群で6例に認められ, うち3例は目標PTHレベルに達成した時期と一致していた.
    以上より, OCTはPTH抑制効果とともに, 骨代謝マーカーの推移から骨代謝回転の改善作用を示すと考えられた. また, 骨代謝の治療マーカーとして新規骨形成マーカーであるP1NPは, 腎不全患者においても有用であることが示唆された.
  • 大久保 建, 山路 安義, 梶原 隆広, 古屋 徹, 中里 優一, 吉沢 守
    2004 年 37 巻 7 号 p. 1509-1514
    発行日: 2004/07/28
    公開日: 2010/03/16
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    症例: 66歳, 男性. 平成5年12月より糖尿病性腎症による慢性腎不全のため維持透析を受けていた. 平成14年3月21日, 夕食後約1時間より左臍周囲痛が出現し, 徐々に増悪したため, 翌22日に当院へ緊急入院となった. 以後, 同様の腹痛にて計5回の入退院を繰り返した. 血液データ上炎症反応を認めず, 腹部CTにて上腸間膜動脈 (SMA) および下腸間膜動脈 (IMA) の壁に石灰化がみられた. 血管造影では腹腔動脈 (CA) およびSMAの描出は良好なるも, IMA領域では, 本幹の狭窄像とその末梢動脈に内腔狭窄と考えられる造影不良領域を認めた. いずれの領域にも血栓形成はみられなかった. また, 胃カメラ, 注腸および大腸鏡では, 異常を認めなかった. 以上の臨床経過と検査所見より食事により誘発された腹部アンギーナと診断した. しかし, 血管造影で, IMA本幹の狭窄に加え, さらにその末梢動脈におけるびまん性の内腔狭窄が強く疑われたことから外科的治療の適応はないと判断された. 退院後は, 関連透析施設にてドライウェイトを甘めにするなどの管理にとどまっている. 主な3本の腹部臓器動脈である, 腹腔動脈, 上・下腸間膜動脈の間には豊富な側副血行路が発達しているため, 腹部アンギーナの出現に関する過去の報告例では, これら3本の主幹動脈のうち2本以上が関与する例が大多数を占めている. 本例は, IMA領域のみの慢性虚血が原因と考えられたまれな1例であった.
  • 石田 和之, 野中 博, 佐藤 弘
    2004 年 37 巻 7 号 p. 1515-1518
    発行日: 2004/07/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    症例は69歳, 女性. 主訴は残尿感, 下腹部違和感. 慢性腎不全のため平成5年から維持血液透析を受けていた. 平成14年5月下旬頃から残尿感・下腹部違和感などの膀胱炎症状を1-2か月に1度の頻度で繰り返していた. 尿路感染では違和感・残尿感が続くが, 無尿のため排尿できず, 非常に強い苦痛を伴っていた. 尿路感染に対し抗菌薬を投与するも効果が不十分なため, 膀胱洗浄を併用しなければならない場合もあった. 繰り返す難治性尿路感染症の治療目的で清心蓮子飲を投与したところ, 抗菌薬の効果が増強し, 最終的には抗菌薬を投与しなくても尿路感染が再発しなくなった. 無尿の患者に清心蓮子飲が有効であったことから, 清心蓮子飲が血行性に抗菌効果を増強させている可能性が示唆された. 本論では清心蓮子飲の作用機序について, 古典の記述と構成生薬の2点から検討した.
  • 木村 雄弘, 市原 淳弘, 滝本 千恵, 高瀬 敦, 井太家 美晶, 小西 孝之助, 林 松彦, 猿田 享男
    2004 年 37 巻 7 号 p. 1519-1525
    発行日: 2004/07/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    症例は51歳女性. 26歳時に糸球体腎炎と診断され, 34歳で血液透析に導入した. 50歳時, 心胸比の急激な拡大と微熱, 多関節痛, 労作時呼吸困難を認め, 両下腿に皮膚の光沢・腫脹を自覚した. 抗核抗体とリウマチ因子は陽性であったが, 抗Scl-70抗体は陰性で, 悪性疾患や感染を認めなかった. 皮膚生検では好酸球浸潤を認めず, 炎症反応の乏しい線維性変化とCD34陽性樹状細胞を認めた. その後, 飲水制限により呼吸困難は消失するも, 皮膚硬化は不変であった. 51歳時, 左前腕シャント部より末梢の発赤・腫脹・熱感皮膚硬化, 関節可動域制限を認め, 入院となった. シャント静脈高血圧を認めたため, 右前腕に新たな内シャントを作成, 左前腕内シャントを閉鎖したところ, 左前腕部の症状は軽減したが, 皮膚硬化は顔面を除き, 両前腕, 大腿部以遠の両下肢, 躯幹に及んでいた. 強皮症, 硬化性粘液水腫, 好酸球性筋膜炎, アミロイドーシスは臨床症状, 皮膚病変の分布, 自己抗体検索より否定的であり, 腎疾患関連皮膚病変の新しい概念であるnephrogenic fibrosing dermopathyと疑われた症例を報告する.
  • 森 秀暁, 望月 吉彦, 飯田 浩司, 山田 靖之, 松下 恭, 井上 有方, 三好 新一郎
    2004 年 37 巻 7 号 p. 1527-1530
    発行日: 2004/07/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    症例は59歳の男性. 1992年IgA腎症による末期腎不全のため血液透析を導入した. 上肢の内シャントトラブルを繰り返し, 1993年右大腿部に大伏在静脈-大腿動脈吻合による内シャント造設術を施行した. 2001年3月, 内シャント周囲に拍動性腫瘤を認め, 拡大傾向と疼痛が出現し当科へ紹介となった. 血管造影検査で, 内シャント静脈の中枢側に発生した仮性動脈瘤と診断し, 2001年4月12日, ステントグラフト内挿術による血管内治療を行った. ステントグラフトによる仮性動脈瘤のエントリーを閉鎖することにより次第に仮性動脈瘤は縮小し, 1か月後より内シャントは使用可能となった. 2002年5月自宅で突然死したが, それまでの期間, シャント事故の発生はなく同部位の内シャントを使用し維持透析を施行することが可能であった.
  • 南里 正之, 龍治 修, 近藤 恒徳, 鬼塚 史朗, 奥田 比佐志, 橋本 恭伸, 鈴木 浩司, 北嶋 将之, 合谷 信行, 中沢 速和, ...
    2004 年 37 巻 7 号 p. 1531-1534
    発行日: 2004/07/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    症例は67歳, 男性. 糖尿病性腎症のため1997年1月, 血液透析導入となった. 同年2月に肉眼的血尿が出現し膀胱憩室内とその周囲に限局した膀胱癌と診断, 膀胱部分切除術を施行した. その後, 膀胱内に再発, 筋層浸潤があったため, 1998年4月, 膀胱全摘術を施行した. 両側尿管は結紮し尿路変更は行わなかった. 1999年3月, MR urographyにて右腎孟再発を認め, 右腎尿管摘出術を施行. 2か月後, 尿道出血より尿道再発を疑い, 尿道摘出術を施行した. 1999年11月, 腹部CTおよびMR urographyにてリンパ節転移, 左腎孟再発を認めたため, 放射線治療を行った. しかしながら癌は進行し, まもなく癌死した. 透析患者における膀胱癌はhigh stageでhigh gradeのことが多く, 膀胱全摘術が必要となるが, 通常, 尿路変更は行わず上部尿路はそのままで経過観察することがある. しかしながら, 本症例のように尿道を含めて全尿路に再発することもあり, 膀胱全摘術後の慎重な経過観察と再発時の迅速な治療が重要であると思われた.
  • 近藤 秀明, 吉田 克法, 吉川 聡, 多武保 光宏, 高尾 雅也, 藤本 清秀, 平尾 佳彦, 吉川 公彦, 大園 誠一郎
    2004 年 37 巻 7 号 p. 1535-1540
    発行日: 2004/07/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    目的: 透析患者のブラッドアクセスは透析継続に必要であるがその一方, 合併症発現因子ともなる. 今回, シャント作製を契機に発症したと思われる重篤なシャント側静脈高血圧症に対し中枢部静脈ステント留置が奏功した3例を経験した.
    症例および経過: 症例1:59歳男性. 多発性嚢胞腎にて1979年より維持透析中であったが, シャントトラブルを繰り返していた. 数年前より左腕全体の著明な浮腫を認め, MR angiographyにて左腕頭静脈狭窄を認めた. 狭窄部にSpiral-Z® stentを留置し著明に改善した. 症例2:66歳男性, lgA腎症にてシャント作製し, 外来観察中であった. シャント作製から半年後に左腕全体の著明な浮腫を認め, MR angiographyにて右鎖骨下静脈狭窄を認めた. 狭窄部にWallstent®を留置し著明に改善した. 症例3:63歳女性, 糖尿病性腎症にて2002年5月より維持透析中であったが, シャントトラブルを繰り返していた. シャント作製から9か月後に右上腕の著明な浮腫を認め, MR angiographyにて右鎖骨下静脈狭窄を認めた. 狭窄部にSMART® stentを留置し著明に改善した.
    結語: 中枢部静脈狭窄によるシャント静脈高血圧症に対してステント留置は非侵襲的治療法として有用である.
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