ICT技術を用いた学習環境では、生まれながらにしてICT技術に囲まれて育ったデジタルネイティブ(以下:DN)は、後発的にICT技術に接した世代(デジタルイミグランツ、以下“DI”)とは異なる学習形態を持つはずである。本研究の最終目標は、DNの特長を生かし、DNの長所を伸ばす学習環境をデザインし、実践することを目的とする。
まずはDNの特長を示すために、そもそもDNに関する特徴を探る活動から始まり、分析から実践、評価に至る一連のサイクルを実績として提供することで、今後のDNに適した学習環境デザインを誘発する契機となることをねらう。
まずは第一段階として、DNの特長をみるため、大学生を含めたワークショップを行うことを決め、そのデータを分析し考察し、今後の研究の方向性と課題を検討するまでの流れをまとめた。
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