Googleフォームを活用し、授業ごとに生徒の振り返りを収集する実践はこれまで数多く報告されている。特に、江添(2024)は自己調整学習支援ツールを用いた学習行動分析を、また木村(2022)はフォームを活用した自己調整スキルの育成を試みており、いずれも有用な成果を示している。しかし、これらの実践は短期間・限定的な対象にとどまっており、「すべての授業で、すべての生徒から、1学期間にわたり継続的に振り返りを収集・分析し、さらに各生徒に個別に還元する」という大規模な取り組みについては、ほとんど報告されていない。
本研究では、2024年度第1学期(4月~6月)において、筆者が担当する全学年・全クラスの数学授業すべてにおいて、毎時間、生徒から振り返りを収集し、それをGASおよび生成AIを用いて分析・分類・還元する実践を行った。その結果、生徒の反応の変化、内省の深化、情報の可視化など、教育的意義のある知見が得られた。本発表では、この実践の具体的な手法と成果、および今後の課題について報告する。
抄録全体を表示