心電図
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20 巻, 4 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 石島 正之
    2000 年 20 巻 4 号 p. 283-284
    発行日: 2000/07/25
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 南家 俊彦, 中沢 潔, 新井 まり子, 龍 祥之助, 桜井 庸晴, 佐藤 忠一, 三宅 良彦, 村山 正博, 川田 浩, 玉村 一樹, 金 ...
    2000 年 20 巻 4 号 p. 285-292
    発行日: 2000/07/25
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    【目的】著者らは, ボルター心電図における誘導数制限の解決法としてフランクXYZ誘導から12誘導心電図の合成法を開発し, 心筋虚血の診断に応用した.本研究では, 活動時の筋電図混入, 臥床時の電極違和感の原因となるフランクY誘導を用いずに, XZ誘導からV1~V6の単極胸部誘導心電図 (St-PECG) に相当する合成心電図 (Syn-PECG) の記録法を開発した.【方法】健常者, 前壁梗塞, 完全左・右脚ブロックを対象として, V1誘導のP波形態, V1~V6誘導のQRS波電位に対するR波電位, T波電位の比率をSt-PECGとSyn-PECGで比較した.【結果】 (1) P波形態は高率 (86%) に一致した. (2) R波電位/QRS波電位およびT波電位/QRS波電位は健常者, 前壁梗塞・脚ブロツクでも良好な近似, 相関を示した, 【結語】本法で得られたSyn-PECGは, 健常者のみでなく前壁梗塞・脚ブロックのSt-PECGとも近似した.本法を2チャネル式ディジタルホルター心電計に応用することにより, 誘導数制限の解決法になると考えられた.
  • 小松 隆, 中村 紳, 斎藤 栄太, 熊谷 浩司, 小林 孝男, 木村 正雄, 大和田 真玄, 奥村 謙
    2000 年 20 巻 4 号 p. 293-298
    発行日: 2000/07/25
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    孤立性発作性心房細動61例 (男性48例, 女性13例, 平均年齢64±11歳) を対象に, 薬物的除細動効果からみた洞調律時・頻拍時心房性ナトリウム利尿ペプチド (HANP) ならびにカテコールアミン (CA) の臨床的意義を検討した.シベンゾリン70mgの静脈内投与後30分以内に洞調律に復帰した場合を停止効果ありとし, 除細動成功群 (A群, n=24) , 不成功群 (B群, n=37) における末梢静脈血中HANP, CAを測定した.A群ならびにB群の洞調律時HANP値は29.0±20.5pg/ml, 43.8±21.4pg/mlであり, A群で有意に低値であった (p<0.05) .一方, A群ならびにB群の頻拍時HANP値は137.6±78.1pg/ml, 89.4±56.8pg/mlであり, A群で有意に高値であった (p<0.01) .しかし, A群ならびにB群での洞調律時・頻拍時のCA値に有意差を認めなかった.薬物的除細動効果を認める症例は心房筋の内因性循環ペプチド分泌能がより温存されていることが示唆された.
  • 高松 剛, 嶋田 佳文, 多々見 良三, 石瀬 昌三
    2000 年 20 巻 4 号 p. 299-303
    発行日: 2000/07/25
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    安定期の冠攣縮性狭心症のQT時間とQT dispersion (QTd) の検討を行った.症例は冠攣縮性狭心症疑いにて冠動脈造影検査と選択的エルゴノビン冠内投与による冠攣縮誘発試験を行った例のうち, 冠動脈に有意狭窄がなく治療歴4年以上の41例を選択した.月1回, 3カ月間記録した心電図からRR間隔で補正した最大QTc時間, QTc dispersion (QTcd) の3カ月間の記録での最大値と最小値を求めた, QTc時間とQTcdを冠攣縮群対非冠攣縮群と各群内の心事故群対非心事故群で検討した.QTc時間は有意差を認めなかったがQTcdは最大値 (73±42 vs 52±20msec) , 最小値 (47±28 vs 33±12msec) ともに冠攣縮群が延長していた (p<0.05) , 心事故は冠攣縮群にのみ7例 (加療前4例, 加療後3例) あり, 加療後の心事故群のみQTcd最大値に延長を認めた (p<0.05) .
    以上より冠攣縮性狭心症は安定期でもQTdの延長例が存在し, 心事故の発生しやすい状態が持続していると考えられる.
  • 初見 智恵, 住吉 正孝, 宮野 祥子, 峰田 自章, 中里 馨, 安田 正之, 中里 祐二, 桜井 秀彦, 中田 八洲郎, 山口 洋
    2000 年 20 巻 4 号 p. 304-311
    発行日: 2000/07/25
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    失神発作時にST上昇を伴った頸動脈洞症候群の2例を経験した.症例1は73歳男性, 頸部伸展時に洞徐脈から接合部調律となり, 血圧低下が出現, その後心電図上II, III, aVFでST上昇を認めた.硫酸アトロピンおよびジソピラミド静注で発作は改善し, DDDペースメーカーとジソピラミドの内服で失神発作は予防されていたが, 胸部大動脈瘤を合併しており, 1カ月後に突然死した.症例2は83歳男性で, DDDペースメーカー植え込み後に失神が再発, 排尿後の失神発作時に心電図モニター上ペーシング調律に伴いー過性のST上昇を認めた.冠動脈造影で軽度の硬化性病変と冠攣縮傾向を認め, ジルチアゼム投与を開始したが血圧低下のため, エフエドリンを併用した.以後, 内服は自己中断したが, 11カ月間失神発作は出現していない, 頸動脈洞症候群では迷走神経反射に伴いST上昇が誘発されることがあり, 冠攣縮による可能性が示唆された.
  • 奥村 謙, 小野寺 洋幸, 岩佐 篤
    2000 年 20 巻 4 号 p. 312-321
    発行日: 2000/07/25
    公開日: 2010/09/09
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  • 渡部 良夫, 桑原 大二
    2000 年 20 巻 4 号 p. 322-328
    発行日: 2000/07/25
    公開日: 2010/09/09
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