心電図
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3 巻, 4 号
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  • 森 博愛
    1983 年 3 巻 4 号 p. 457-458
    発行日: 1983/07/31
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • ―心電図逆方向問題について―
    山下 安雄
    1983 年 3 巻 4 号 p. 459-469
    発行日: 1983/07/31
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 佐藤 博紀, 益海 信一朗, 橋本 通, 兼坂 茂, 加藤 敏平, 春見 建一
    1983 年 3 巻 4 号 p. 471-481
    発行日: 1983/07/31
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    Master2階段試験: および仰位自転車エルゴメータと負荷T4シソチグラムの結果を比較した。
    Master2階段運動負荷の陽性をST接合部0.5mm降下でとると, 負荷T4シソチグラムを基礎とした際のsensitivity, specificity, predictiv evalueは, 冠動脈造影法のそれと近似していた。自転車エルゴメータによる運動負荷試験と負荷Teシンチグラムではspeciticityがやや劣るが, ほぼ同様の結果であった。運動負荷心電図偽陽性例には, 神経循環無力症, 高血圧, 更年期障害の症例が, 半数以上を占め, 運動負荷心電図判定の際に示唆を与える結果を得た。
  • 平野 裕司, 沢登 徹, 平岡 昌和
    1983 年 3 巻 4 号 p. 483-491
    発行日: 1983/07/31
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    多数個所よりの同時記録が容易に行われる膜電位の光学的検出法を用い, 蛙心房リング状標本において興奮旋回性頻拍の発生様式を検討した。この実験データをもとにVan Capelle & Durrerの“興奮性素子”を用いてコンピュータシミュレーションモデルを作成した。このモデルは100個の“素子”をリング状に連結したもので, 不応期・伝導速度など種々の電気生理学的性質を自由に設定することができる。
    蛙心房の実験では期外刺激法により興奮旋回波を作成しえたが, この (1) 不応期にdisparityのみられること, (2) 期外刺激はdisparityのある部位に与えることが旋回波発現に重要であった。シミュレーションでは基本刺激とは別の部位に期外刺激を与えることにより, リングの各部位で活動電位持続時間が同一であっても興奮旋回を発生させることができた。この際, 期外刺激を与える位置とタイミソグの間には一定の条件があり, それらは先行する興奮の伝導方向とその回復過程によって決定されることが示された。
  • 樋口 隆久, 井上 博之, 高橋 学, 寿満 裕司, 中屋 豊, 仁木 敏晴, 森 博愛
    1983 年 3 巻 4 号 p. 493-501
    発行日: 1983/07/31
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    心外膜面単極誘導心電図T波の極性と心内膜側および心外膜側の再分極持続時間との関係を実験的に検討した
    雑種成犬7頭を経静脈麻酔下に開胸し, 左室心外膜面単極誘導心電図および吸引電極法による左室心内・外膜側心筋の活動電位を同時記録した。また, 心外膜面を加温あるいは冷却することにより心外膜側心筋の活動電位持続時間を変化させ, T波の極性と心内・外膜側心筋の再分極持続時間の差について検討した。
    isoelectricなT波を示すためには, 心外膜側心筋の活動電位持続時間が心内膜側のそれよりも20~40msec以上短縮することが必要であり, 通常みられる波高の陽性T波を示すためには, 従来の報告よりもさらに大きい心内・外膜側心筋活動電位の持続時間差が必要であると考えられた。
  • 牧野 毅, 岡田 了三
    1983 年 3 巻 4 号 p. 503-508
    発行日: 1983/07/31
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    脳血管障害, ことに脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血 (以下SAHと略す) の際に各種の心電図変化がみられることが知られているが1~5) , その発生機序については未だ定説がない。本研究は, SAHの心電図T波の変化に着目し, その種類と臨床検査データ, 脳動脈瘤の部位や予後との関係および剖検心の病理組織学的検索を行い, その発生機序を考察することを目的とする。
  • ―初回梗塞例と再梗塞例の比較を中心に―
    杉浦 哲朗, 岩坂 壽二, 斧山 英毅, 吉岡 広, 小糸 仁史, 酒井 章, 稲田 満夫, David H Spodick, Athen ...
    1983 年 3 巻 4 号 p. 509-513
    発行日: 1983/07/31
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    急性心筋梗塞発症2~3週間後の心室性期外収縮 (PVC) を評価するため24時間ホルター心電図, 心プールシンチグラフィー, そして運動負荷試験を行った。初回梗塞患者 (第1群) 92例と再梗塞患者 (第2群) 24例を比較すると, 運動負荷試験の陽性率, 心プール平衡時法により得られる駆出分画, 局所壁運動異常の程度 (Normal, Hypokinesis, Akinesis, Dyskinesis) の分布には両群に差はなかった。局所壁運動異常を示す部位を1ヵ所以下と2ヵ所以上に分けると, 第2群で2ヵ所以上の局所壁運動異常を示す頻度が高かった (p<0.05) 。24時間ホルター心電図により得られるPVCを比較すると, 第1群で18%の患者にcomplex arrhythmia (Lown class IV-V) , 第2群では46%に認め, 再梗塞群は初回梗塞群に比してcomplex arrhythmiaをきたす頻度が高かった (p<0.01) 。また24時間中の総PVC数も再梗塞群で有意に多く認めた (p<0.005) 。しかし, 梗塞の既往が個々の症例におけるPVCの重症度を予測しうるかにつき検討するため, 他の5因子 (年齢, 駆出分画, 局所壁運動異常の程度, 部位数, 運動負荷試験の成績) とともに多変量解析を行ったところ, PVCの重症度と梗塞の既往は偏相関係数が0.11ときわめて低く, しかもこれら6因子の寄与率が16%と非常に小さかった。従って, PVCの重症度と非観血的に得られたこれら諸因子とは, ほとんど関連のないことがわかった。
    急性心筋梗塞発症後, 入院後期におこる心室性期外収縮 (PVC) は, 退院後の予後に対する重要因子である。さらに, 再梗塞患者では初回梗塞患者に比べ, より重篤なPVCをきたすことが指摘されている。
    本研究では, 急性心筋梗塞入院後期のPVCの成因を評価するため, 24時間ホルター心電図, 心プールシンチグラフィー, そして運動負荷試験の3種の検査をほぼ同時期に行い, 初回梗塞患者と再梗塞患者の比較を中心に, PVCと他の諸因子との関連を検討した。
  • 塩見 利明, 小林 正, 鈴木 聡, 山本 茂, 渡辺 務
    1983 年 3 巻 4 号 p. 515-523
    発行日: 1983/07/31
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    陰性U波 (NU) の成因, R波高増減の意義ならびにそれらの関連性を考察するため, 安静時心電図にNUが既存する患者を対象に, nitroglycerin (NTG) を舌下投与し, 心負荷を軽減した場合のNUやR波高の変化を調べた結果, NTG投与5分後にR波減高を伴う一過性NU消失を47例中20例 (43%) に観察した。
    NTG投与後のNU減高, 消失ならびにR波の減高する理由としては, NTGの冠循環改善作用のほかに, 本剤の有する末梢血管拡張作用による前・後負荷の低下, ことに左室拡張末期径 (LVDd) の有意な減少から推測されるごとく, 心腔内容量の減少が大きく関与しているものと思われた。
  • 小田 栄司, 常木 剛, 石黒 義裕, 中川 昭英, 村田 実, 渋谷 敏幸, 相沢 義房, 荒井 裕, 小沢 武文, 柴田 昭
    1983 年 3 巻 4 号 p. 525-531
    発行日: 1983/07/31
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    失神発作のため入院した69歳の女性に電気生理学的検査を施行した。長時間連続心電図記録では発作性心房細動, 心房性期外収縮, 洞房ブロック, 3秒以内の洞停止を認めた。検査時, 洞調律AA間隔は960-1030msecであり, sinus node recovery timeは3720msecで, secondary pauseは認めず, sinoatrial conduction time (Strauss法) は89 msecであった。PA時間は50msec, AH時間は70msec, HV時間は40msecであった。130-170bpmの心房頻回刺激でヒス東内2: 1ブロックを生じ, AA間隔700msecの基本刺激の後に期外刺激を入れた時に, HH間隔500-485msecでヒス東内伝導遅延を認め, ヒス束の有効不応期は460msecであった。本例は, 臨床経過で房室ブロックは記録されていないが, 上記の検査所見からヒス東内伝導障害を伴った洞不全症候群の1例と考えられる。
  • 河村 剛史
    1983 年 3 巻 4 号 p. 533-534
    発行日: 1983/07/31
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 1983 年 3 巻 4 号 p. 539-552
    発行日: 1983/07/31
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 1983 年 3 巻 4 号 p. 553-560
    発行日: 1983/07/31
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 1983 年 3 巻 4 号 p. 561-585
    発行日: 1983/07/31
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 1983 年 3 巻 4 号 p. 588
    発行日: 1983年
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
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