心電図
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3 巻, 6 号
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  • 水野 康
    1983 年 3 巻 6 号 p. 687-688
    発行日: 1983/11/01
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 平岡 昌和
    1983 年 3 巻 6 号 p. 689-697
    発行日: 1983/11/01
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • ―特に血行動態的有用性について―
    河村 剛史, 横山 正義, 和田 寿郎, 柴田 仁太郎
    1983 年 3 巻 6 号 p. 699-704
    発行日: 1983/11/01
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    生理的ペーシングといわれているP波同期型心室ペーシング, 心房心室順次ペーシングは心房の補助ポンプ作用は得られるが, 心室は非協調性収縮である。今回, より生理的ペーシングとして心室の協調性収縮を心表面興奮伝播様式からとらえ, 正常の興奮伝播様式と類似のパターンを右室―左室同時ペーシングにて作成し, 左房ペーシング, 右室および左室ペーシングと血行動態面から比較検討した。心室ペーシソグは心房収縮の影響を一定にするために心房心室順次ペーシング方式を用いた。
    心室ペーシングはどのペーシング様式とも左房ペーシングと比較して, 左房圧, 左室拡張末期圧は同じであったが, 動脈圧, 心拍出量は有意に減少した。この中で右室ペーシソグが特に心拍出量の減少が著明であったが, 右室一左室ペーシングは, 左室ペーシングと右室ペーシソグの中間にあり, 特に有利な点は見出せなかった。
  • 石坂 恭一, 鈴木 与志和, 寺田 肇, 桝村 義典, 林 秀晴, 神川 正, 小林 明, 平山 治雄, 藤原 千冬, 西嶋 憲治, 山崎 ...
    1983 年 3 巻 6 号 p. 705-710
    発行日: 1983/11/01
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    ホルター心電図法による抗不整脈薬の効果判定の基準を作成する目的で, 1日1, 000個以上の心室性期外収縮を有し, 抗不整脈薬の投与をうけていない患者30名を対象として, 1~4週間間隔で記録した24時間心電図における心室性期外収縮数の日差変動を解析し, その減少率の有意性について検討した。 (1) 対象患者の24時間における期外収縮数は, 1, 656~50, 440 (平均14, 146) であった。 (2) 回帰分析法による1回目と2回目の記録における期外収縮数の相関は, y=1.076x-0.364で表わされ, 相関係数はr=0.942であった。 (3) さらに区間推定法により求めた自然減少率は63% (95%信頼限界) および70% (99%信頼限界) であった。以上の成績から, ホルター心電図法において抗不整脈薬の効果判定をする場合には, 1日1, 000個以上の心室性期外収縮を有する患者を対象とし, 投与前後各1回ずつの24時間心電図記録にて63%以上の期外収縮数の減少が必要であると考える。
  • 上田 慶二, 鎌田 千鶴子, 坂井 誠, 大川 真一郎, 宮川 明彦, 杉浦 昌也, 村上 元孝
    1983 年 3 巻 6 号 p. 711-717
    発行日: 1983/11/01
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    60歳以上の洞不全症候群56例を対象とし, 主として内科的治療群34例を中心にその症状, 心電図所見.予後を検討し, ペースメーカー植込み基準の再評価を試みた。
    典型的症状を呈する例の最大洞停止時間の平均値は非典型的症状例に比し有意な延長を示したが, 個々の例については症状との不一致もみられ, 老年者の症状の判定には慎重を要することが示唆された。
    内科的治療群のうち後刻ペースメーカー治療を必要とした例は6例 (17.6%) , 心臓死を呈した例は5例あり, 内科的治療法の限界が示唆された。最大洞停止時間と予後との関連よりみると, 洞停止時間が3秒以上の例ではペースメーカーの適応があり, 2秒以上3秒未満の例についてもペースメーカーの相対的適応として慎重な経過観察が必要であると考えられる。
  • 河合 直樹, 岡田 充弘, 都田 裕之, 近藤 照夫, 横田 充弘, 山内 一信, 外畑 巌, 都築 実紀, 野田 省二
    1983 年 3 巻 6 号 p. 719-728
    発行日: 1983/11/01
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    各種心疾患 (陳旧性心筋梗塞, 心筋症および右脚ブロック以外の心室伝導異常を除く) 患者52名を対象として, 心臓X線CTにより評価した心室中隔方向とFrankベクトル心電図初期QRSベクトル方位角との相関を検討した。心室中隔はX線CT上, 右室容量負荷群 (平均心室中隔角度14.4°) および右室圧負荷群 (同41.1°) では正常群 (同50.4°) , 左室容量負荷群 (同53.2°) に比し横隔膜面よりみて有意に時計回転した。初期12msecQRSベクトル方位角は右室容量負荷群 (平均80.5°) , 右室圧負荷群 (同81.7°) , 左室圧負荷群 (同81.3°) では正常群 (同113.8°) , 左室容量負荷群 (同113.7°) よりも有意に小であった。心室中隔角度は初期12msecQRSベクトル方位角と最も高度な相関を示し, 相関係数は容量負荷群および正常群ではγ=0.70 (P<0.001) , 圧負荷群および正常群ではγ=0.52 (P<0.01) であった。心室中隔の方向は, 特に非圧負荷例においては初期QRSベクトル方位角の主要な決定因子の一つと推定された。
  • ―特に心房細動の診断率を中心として―
    山上 徹, 倉田 里恵子, 野村 裕, 戸山 靖一
    1983 年 3 巻 6 号 p. 729-733
    発行日: 1983/11/01
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    1981年5月から同年12月の間に日本電気製NEC-HEART3200システムにより記録した不整脈1, 448件を対象として心房細動の診断率につき検討した。
    心房細動の診断率は67%, 的中率は94.5%であった。偽陰性例91例では92%の症例でf波の認識がされなかった。
    そこで, f波の有無にかかわらず, R・R間隔の不規則性のみによる心房細動の診断論理を適応した所, 診断率は77.7%と向上したが, 的中率は82.5%と低下した。
    以上の成績から, 心房細動の診断精度の向上には, RR間隔の不規則性のみでは限界があり, f波認識のプログラムの改良が必要であると思われた。
  • 川久保 清, 川原 貴, 大城 雅也, 野崎 彰, 真島 三郎, 村尾 覚, 村山 正博
    1983 年 3 巻 6 号 p. 735-742
    発行日: 1983/11/01
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    虚血性心疾患90例〔狭心症 (AP) 46例, 陳旧性心筋梗塞症 (OMI) 44例〕に体表面36誘導法による運動負荷試験: を行い, その所見と同時に記録した12誘導変法各誘導のST偏位と比較し, 運動負荷試験の際の最適誘導法について検討を行った。ST下降のみを示した48例 (AP 31例, OMI 17例) にては, ST下降はV5誘導で47例 (98%) 検出可能であった。ST上昇例42例 (AP15例, OMI27例) のST上昇の検出にはV5誘導の価値は少なく, 右側胸部誘導およびその上方の誘導や、VL誘導, あるいは下方誘導や背面の誘導に注目する必要があった。ST上昇に同時に伴うST下降30例 (AP 15例, OMI 15例) の検出にも同様の誘導に注目する必要があった。虚血性心疾患の運動負荷心電図誘導法はST偏位の方向別に検討する事が大切で, それにより陳旧性心筋梗塞症の偽陰性を減じ, またST上昇に伴うST下降の意義の解明に資する可能性が示唆された。
  • ―特に姿勢傾斜依存性について―
    渋谷 敏幸, 木村 道夫, 森川 政嗣, 村田 実, 相沢 義房, 和泉 徹, 小沢 武文, 柴田 昭
    1983 年 3 巻 6 号 p. 743-748
    発行日: 1983/11/01
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    徐脈依存性を呈した薬物抵抗性心室性不整脈の1例を報告した。患者は16歳の男性で12歳時より心室性不整脈を指摘され, 種々の抗不整脈薬の投与にもかかわらずこの不整脈は完全に抑制されなかった。今回頻発する心室性期外収縮と心室頻拍の治療のため入院した。
    この不整脈は種々のvagal maneuverには影響されなかった。また背臥位および水平面より15度傾斜位の姿勢で出現し, 30度以上の傾斜位の姿勢をとると心拍数の増加に従い完全に消失するという心拍数および姿勢依存性がみられた。atropine 1 mgの静注により心拍数増加とともに不整脈は消失した。しかしこの抑制効果は心拍数がコントロール値にもどった時でも持続していた。またtreadmill運動負荷テスト中完全に抑制された。24時間Holter心電図の分析では心拍数が減少している睡眠中およびベッド上臥位に一致して不整脈の頻発がみられた。高位右房ペーシングではレート80, 90回/分時overdrive suppression効果により, この不整脈は抑制され, レート110回/分時房室結節はWenckebach周期に達したためoverdrive suppression効果得られず抑制されなかった。
    以上のごとくこの症例の心室性不整脈は徐脈依存性を呈した。そしてその発生機序には迷走神経緊張の関与が示唆された。
  • 1983 年 3 巻 6 号 p. 753-771
    発行日: 1983/11/01
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 1983 年 3 巻 6 号 p. 770
    発行日: 1983年
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 第15回テーマ: 小児心電図の自動診断
    1983 年 3 巻 6 号 p. 774-777
    発行日: 1983/11/01
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 第16回テーマ: 心筋虚血の診断とコンピュータの利用
    1983 年 3 巻 6 号 p. 778-789
    発行日: 1983/11/01
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
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