心電図
Online ISSN : 1884-2437
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Editorial
症例
  • 信定 さおり, 橘 元見, 西井 伸洋, 細川 智巳, 須浪 夏姫, 亀井 成美, 青木 佐知子, 越智 真金, 川下 隆二, 森田 宏, ...
    37 巻 (2017) 4 号 p. 243-254
    公開日: 2018/04/16
    ジャーナル フリー

    2016年2月から,本邦において完全皮下植込み型除細動器(S-ICD)が使用可能となり,経静脈的に挿入されるICDリードに起因する合併症の軽減が期待される.S-ICDを植込むには,メーカー既定のスクリーニングとして事前に体表面心電図を記録し,T波のオーバーセンシングが予測しうる症例を除外する必要がある.今回,単回のスクリーニング用心電図では植込み適合と判断されたが,別日は不適合となったBrugada症候群を経験した.その症例において,スクリーニング用の心電図記録方法で,トレッドミル運動負荷心電図と12誘導ホルター心電図を実施し検討を行った.波形は頻回に変化し,評価適合と不適合を繰り返していたため,本症例においてはS-ICDは適応外と判断された.Brugada症候群は,自律神経などさまざまな影響で心電図波形が変化するため,今回のように単回のスクリーニングのみでは正確に把握できない可能性があり,運動負荷や12誘導ホルター心電図の有用性が示唆された.

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実臨床におけるデバイス関連の諸問題―ICDとペースメーカを中心に
心臓病の遠隔モニタリングシステム
これだけは知っておきたい!
忘れえぬ心電図
私の本棚
臨床心電図解析の実際―どこをどうみるか―
学会レポート
第25回頻拍症カンファランス「急性虚血と心室細動」より
  • 小川 聡
    37 巻 (2017) 4 号 p. 295-306
    公開日: 2018/04/16
    ジャーナル フリー

    心筋梗塞例での致死性不整脈として,持続性心室頻拍と心室細動が知られているが,その病態生理は異なる.虚血急性期においては,虚血再灌流時の細動発生率が特に高い.虚血時に細胞間質に蓄積されたK+イオンや代謝産物が,再灌流により一気にwashoutされ,電気的に不活性化されていた虚血心筋に,数秒以内に不均一かつ遅延した電気的興奮が回復してくるのと一致して細動が発生する.先行する虚血時間と細動発生率には関連性があり,30分をピークに低下する.その理由は,30分以後,心筋が不可逆的な障害を受け,再灌流時の回復が見られないことによる.一方,解剖学的に梗塞巣が完成する亜急性期(7日目モデル)には,心室頻拍が広範囲梗塞巣での残存心筋内のいわゆるordered reentryであるのに対して,心室細動の発症にはそうした解剖学的基質を要さず,一過性虚血や交感神経緊張に伴う,局所的不応期不均一性によるrandom reentryであることが示された.梗塞部残存心筋の不応期が延長しているなかで,特に梗塞辺縁部での一過性虚血やdenervation supersensitivity領域での交感神経緊張亢進による著明な不応期短縮が細動の誘因となることが示された.

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  • 坂田 泰彦
    37 巻 (2017) 4 号 p. 307-313
    公開日: 2018/04/16
    ジャーナル フリー

    器質的心疾患を有する,左室駆出率35%以下の有症候性慢性心不全症例における心臓突然死1次予防のための植込み型除細動器(ICD)の適応について,我が国のガイドラインでは非持続性心室頻拍の既往をクラスI適応の基準として取り入れるなど,欧米のガイドラインとの差別化を図っている.しかしながら,これまでその妥当性の検証はなされていなかった.今回,第2次東北慢性心不全登録(CHART-2)研究のデータを基に,我が国の虚血性心筋症,拡張型心筋症症例における突然死1次予防の実態と,我が国のガイドラインに基づくICD植込み基準の妥当性を検証した.

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  • 夛田 浩
    37 巻 (2017) 4 号 p. 314-319
    公開日: 2018/04/16
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    急性心筋梗塞(AMI)発症超急性期(発症48時間以内)に心室細動(VF)を認めた症例では,認めない症例に比べて,AMI発症前あるいは発症直後の12誘導心電図にてJ波を認める頻度が高い.AMI後の慢性期(14日以降)にVF/突然死のイベントを認めた症例でも認めない症例に比べて,AMI後の退院時の12誘導心電図にてJ波を認める頻度が高い.J波の性状に関して,AMI発症超急性期におけるVF(+)例ではVF(-)例に比べて,またAMI慢性期にVF/突然死のイベントを認めた症例では認めなかった症例に比べて,有意に下壁誘導にJ波を認める,0.2mV以上の高振幅J波を認める,ノッチ状のJ波を認める,さらに水平/下降型のST部分を認める症例が多い.このように,J波はAMI超急性期のVF発症,あるいは退院後の慢性期のVF発症/突然死のイベントの独立した予測因子である.J波の性状を詳細に検討することも,AMI時のVF発症/突然死の予測に重要である.

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