実験すべき課題を問題として学生に提示し,学生が実験を行って解答を求める問題解決方式で実験授業を行ってきた。課題をどう解決すべきかを考え,実験を行い,結果を検討させ,報告させている。問題解決方式の実験授業では支援環境を充実させることが大切である。人対人の対面環境では互いに時間的,空間的にかなり拘束される。この拘束を超越するために,データバンクを設置する。情報を引き出す手段さえあれば,何時でも,何処からでも,データバンクを利用できる。実現の技術的手段として,情報提供にWWW (World Wide Web),質疑応答にネットニュースや電子メールがある。本論では,WWWを利用した学習支援の考え方や内容について報告する。
抄録全体を表示